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  • 2024-11-26

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  • 2012-10-13

アトルガンM「天狗の慧眼」踊ソロ



アトルガンミッション「天狗の慧眼」と、アビセア手伝いと
ミッションのネタバレ回避はこちら


=== Area: Bastok Mines ===



アトルガンミッションを始める前に、17日目のチョコボちゃん
フィジカルを先行して育てる事にしたので、育成計画を街を散歩に変更
というのも尾羽ふさふさにしようと思うと、単純にメンタル優先で育ててたらくちばし変化のみになってしまうはずなので
常にフィジカルが上になるように、かといってメンタル面の育成もちょこちょこやっていきます
部位変化が起きるまでは調整が面倒そうですが、仕方ない

で、アトルガンミッションです


=== Area: Aht Urhgan Whitegate ===

Naja Salaheem : そろそろ
 顔を出すと思ってたよ。
 Roard。
Naja Salaheem : で、どうなんだい
 例のプロジェクトの首尾は?
Naja Salaheem : ……あんた、
 まさかとは思うけど……
Naja Salaheem : 我が社の
 大事なプロジェクトを
 忘れたってんじゃないだろうネェ?




その大事なプロジェクトというのは、もちろん「腹黒のドゥザフ」捕縛計画
賞金アトルガン金貨2000枚が掛かっている、サラヒム・センチネルとしては絶対に逃がす訳にはいかない賞金首だが、最近ナジャ社長はこの賞金首についてある事に気が付いたのだという
それは…

Naja Salaheem : あたいは、
 ある特徴に気が付いてね……。
Naja Salaheem : 海から近いところ、
 しかも上陸に便利なところに
 それが集中してたのさ。
Naja Salaheem : そこで、
 あたいはひらめいたんだ。
 腹黒のドゥザフの正体は、ひょっとしたら
 巷で噂の……
Naja Salaheem : 漆黒のルザフ
 じゃないかってねっ!


Naja Salaheem : …………。
Abquhbah : (……早く。
 Roardさん、
 ここは拍手するところですよ……。)



Naja Salaheem : ふんっ、まぁいいさ。
Naja Salaheem : あたいだって、
 この推理に絶対の自信があるって
 わけじゃあないんだ……。
Naja Salaheem : もしも……もしもだよ?
 我が社の全兵力をつぎこんだあげく、
 間違ってたら……って思うとネェ。
Naja Salaheem : 我が社の経営状態を
 Roardに
 ざっくり知らせておやり。
Abquhbah : はい……
 この情報を集めるため、
 各地に傭兵を派遣したり
 キキルンから情報を買ったりで……
Abquhbah : 経費が、
 かな~りかさんでいます!


アブクーバの話によると、2度も遠征する余裕はないという
空振りする訳にはいかない以上、ナジャ社長の推理通り腹黒のドゥザフが漆黒のルザフであったなら…
それを確かめるためにまずは、一度ブラックコフィン号に乗り込んだ事がある冒険者に様子を見に行って欲しいとの事だった

冒険者はまず渡し賃で必要になるイフラマド金貨を取りに、再びカダーバにある墓地へ向かった…



=== Area: Arrapago Reef ===

Mnejing : ……ずっと、
 ……寝たままだな……。
Nashmeira : でも……前みたいに、
 うなされなくなったみたい。
Ovjang : めいかいノものデモ
 ゆめヲ、みルノカ?
Nashmeira : ……わからない。
Nashmeira : けど、この人もきっと
 夢にまで見てしまう、つらい経験を
 たくさんしてきたんじゃないかしら。




ブラックコフィン号の中では、アフマウ達がルザフを介抱していた
そこにルザフの部下サラブワーンが入ってくる

Salabwahn : 提督のお加減は?
Nashmeira : 今は
 落ち着いてるわ……。
Salabwahn : 君らのおかげだ。感謝する。
Ovjang : ウム。
Salabwahn : (……クソッ、
 審判の日も近いというのに……。)
Ovjang : ドウカ、シタノカ?
Salabwahn : いや、なんでもない。
 ご容態に変化があったら知らせてくれ。
Mnejing : ……心得た。
Salabwahn : 私は甲板にいる。
Luzaf : ……ウウッ……。
Nashmeira : ルザフ!?
Luzaf : ……審判の……日……
 ……行か……ねば……。




しばらくして…部屋には目覚めたルザフとインプのフリットだけがいた



Flit : ……ルザフさん。
 あいつを、どうするおつもりなんです?
Luzaf : …………。
Flit : あのお方もお待ちかねです。
 早いところ始末して、ハザルムに行き
 叙任式を執り行いましょうよ。



Ovjang : ヨウ、るざふ!
 まタセタナ!!
Flit : やれやれ、もう
 お掃除に飽きちゃったんですか?
 さすが、育ちのよい方は違いますねぇ。
Aphmau : 失礼しちゃう。
 ちゃ~んと甲板を
 ピッカピカにしてきたんだから!
Ovjang : あふまうハ、
 みテタダケダケド、ナー。
Aphmau : んもうっ! アヴゼンったら!!
 しーっ!
Flit : う~ん、
 それなら、次はですね~。
Luzaf : 待て、フリット!
Luzaf : 俺は、この者らと話がある。
 少しの間、お前が外してくれないか?


そして入れ替わりになるように、今度はアフマウ達が部屋に残る



Aphmau : あの……
 ……具合は、どうなの?
Luzaf : ああ、もう大丈夫だ。
Luzaf : 一睡もせずに、
 看てくれていたそうだな。
Luzaf : 感謝する。
Aphmau : ……うん。
Aphmau : ……あっ、でも
 あの……マウのこと……。
Luzaf : ああ……
 アトルガンの聖皇、ということか?
Aphmau : ……ええ。
Luzaf : 以前の俺なら、
 もう、君を斬っているだろう。
Aphmau : !!
Luzaf : 案ずるな。
Luzaf : 君を斬り、小さな復讐を
 果たしたところで俺の心は浮かばれない……。


そしてルザフは、自分の生い立ちや国が滅んだ時の事、ブラックコフィン号が沈み自分が死んだ時のことを話す
ルザフが国外に留学している間にイフラマドは滅ぼされ、戻ってからはコルセアを結成し戦ったが、ある日皇国軍が用いた策略ラミアによって船は一夜にして沈んだ

Aphmau : ルザフ、
 あなた死んだって、ほんとなら……
 その……やっぱり亡霊なの?
Luzaf : 亡霊か……
 ふっ、そうかもしれない。
Aphmau : でも、
 あなたはちゃんと生きてるようにみえる。
 触ることだってできる……。
Luzaf : 今の状態を
 生きている、と呼べるかどうか……。
Aphmau : どういうこと?
Luzaf : 今も、
 俺は冥界の虜囚だからな。


ルザフが冥界から蘇って来られた理由
それは冥路の騎士オーディンが関係していた
ブラックコフィン号が沈んだ時、死の間際にルザフはオーディンに祈ったのだという

Luzaf : 一太刀でいい……
 皇国に復讐するチャンスがほしい、と。
Luzaf : そのとき、
 俺の前にオーディンが現れたのだ。
Aphmau : ……!



Luzaf : 神は言った……
 「審判の日、近づきし時
 我は汝が望みをかなえよう……。」
Luzaf : 「ただし、
 復讐を果たした後は、我が騎士となりて
 宿敵アレキサンダーを討て。」と。

Aphmau : アレキサンダー……
Aphmau : 皇国が危機に陥ったとき、
 鉄巨人に宿って復活すると伝えられる
 秘せられた救世主の名だわ。
Luzaf : 知っている。
 だからこそ、俺は契約をのんだ。
 皇国への復讐。ただ、それだけのために……。
Luzaf : 次に目覚めたとき
 俺は、沈んだはずのブラックコフィン号の
 甲板で寝ていた……。
Luzaf : まるで
 長い夢を見ていたかのように。
 だが、そこは……。
Aphmau : 現代……
 200年後の世界だった……そうなのね?
Luzaf : ……ああ。


そして200年後の現代に蘇ったルザフは、復讐の計画のために蛮族を手を組み、鉄巨人奪取の為アヴゼン達の誘拐を企てた
しかしそうしているうちに…

Luzaf : だが、俺は気づいた。
 いや、気づかされたというべきか……。
Luzaf : 俺が憎んでいたのは
 王国を滅ぼした聖皇と……
Luzaf : 奴が治めていた……
 俺が生きていた時代の皇国だ。



Luzaf : 復讐すべき相手は
 今の皇国にはいないし、
 ましてアフマウ、君じゃない。

Luzaf : ざまぁないだろう?
 これまで、復讐のことだけを
 考えていたのに、俺は
 針路を見失ってしまったわけだ……。
Mnejing : ……情けないな……。
Luzaf : なに!?
Aphmau : あなたには
 まだ、イフラマド王国の再興という
 夢があるはずじゃない!
Luzaf : しかし……。


アフマウは話す
皇都アルザビには、今でも当時の王国を懐かしむイフラマド系の人間たちがいる事
そのために今でも彼らは戦い続けているのだと

Aphmau : ルザフが、
 その人々が幸せに暮らせる道を
 探しだせばいいのよ。
Luzaf : ……そうか……。
 今でも、イフラマドの民は……。
Luzaf : ……だが、それは
 再びアトルガン皇国と戦火を交える
 血塗られた道だろう?
Ovjang : オイ、ていとく。
 イヤ、るざふおうじヨ。
 オまえハ、だれトはなシテイルノダ?
Luzaf : !
Aphmau : わらわに、
 任せるがよい!



Luzaf : ふっ。
Luzaf : ははは。
 そうだった、俺もコルセアだ。
 君の大きな賭けにのってみよう。
Aphmau : うん! そうこなくちゃ!
 だったら、早速そのオーディンとの契約を
 取りやめないと……。
Luzaf : ……ああ。
 そのためにも、オーディンに謁見せねばな。

Flit : やれやれ。
 勝手な話は、そこまでに
 してもらいましょうか。ルザフさん?



Luzaf : フリット……。
Flit : 復讐をあきらめるのは
 あなたの勝手ですよ。
Flit : でも、こちらは
 部下共々復活させてさしあげましたし
 ブラックコフィン号だって浮かべてあげた……
Flit : もう、
 契約は履行済みなんですよ?
Flit : あなたは、ハザルムに行き
 新たな冥路の騎士への叙任……
Flit : つまり、
 オーディンの化身となるしか
 道は残されていないんです。
Flit : でないと、
 どうなるかわかってますね?
 あなたも、あなたの手下も……。


ハザルム試験場…そこはかつてアトルガン皇国の錬金術師達が、合成獣などの生体実験を行っていた場所
フリットが言うには、そこの実験が一線を越えたのかオーディンのいる冥界への入り口を開けてしまったのだという
そしてルザフは、フリットの言うとおりハザルムに向かうと言い出すが…

Luzaf : ……わかった。
 ハザルムに行こう。
Flit : ええ、ええ、そうでしょう!
 ハザルムに行きましょう。
 それしか選択肢はありませんからねえ~。
Ovjang : るざふヨ、ほんきカ?
Luzaf : 俺は、ハザルムで
 オーディンに謁見し、契約を破棄する。
Flit : ええ、ええ。
 契約を破棄しましょう……
Flit : って、えええええ!?
 ななな、なに考えてるんですか!?
 ルザフさん!
Aphmau : ルザフ、いいの?
Luzaf : ああ。
 人には各々逃れがたい宿命がある。
 だが、その宿命を変えるのもまた人だ。
Luzaf : 俺は、それを君に教えられた。

Luzaf : アフマウ。
 君は皇国を……
Luzaf : そして、皇国の民の
 窮状を救う術を探しているんだろう?
Luzaf : そのために、
 今では自分の国アトルガンの……
 いや、世界の真の姿を知りたいと願っている。
Aphmau : ええ……でも。
Luzaf : アフマウ、
 いや、ナシュメラ……。
Aphmau : !?
Luzaf : だったら、君も来ればいい。
 ハザルムへ!
Luzaf : そして、
 自分の目で真実を見極めるんだ。
Aphmau : ……う、うん。



Flit : (くすくすくす……。)
Flit : (世の中には、
 知らない方が幸せなことだって
 あるんですけどねぇ……。)




すると部屋へサラブワーンが入ってくる

Salabwahn : 提督。
Luzaf : ……どうした?
Salabwahn : また、ネズミが
 艦内に入りこんだようです……。


ブラックコフィン号の甲板に侵入したのは冒険者だった

Aphmau : ……待って!
Salabwahn : なんだ?
Aphmau : その人は
 マウ専属の傭兵なの。
 お願いよ、手をださないで!




自分が冒険者を呼んだのだと言うアフマウ
それを見ていたフリットはある事を思いつき…

Flit : コホン!
 ちょうどいいじゃないですか? ルザフ提督。
Flit : 王国再興には
 先立つモノも必要です。
Flit : ほら、提督が
 皇国から奪還し、タラッカ入江に
 隠してあるイフラマドの財宝……
Flit : その隠し場所付近を
 近頃、不滅隊が嗅ぎまわっているとか……。
Luzaf : なに?
Luzaf : だが、あれには
 強力な隠蔽の魔法をかけてあるのだろう?
Luzaf : この世に2つ、
 お前と俺しか持っていない
 冥衆の護符がなければ、
 だれにも気づかれないはずだ。


しかし不滅隊に万が一破られてしまうとも限らない、ここは冒険者に財宝の警備を任せるのはどうかと提案するフリット

Aphmau : いやよ、
 Roardは
 マウといっしょに……。
Flit : そうですか。
 仕方ありませんねえ。
Flit : 失礼とは思いますが、
 この傭兵さんが船に残るというなら
 掟に従い、怪しいところがないか
 徹底的に調べるしかありませんけれど……
Flit : ねぇ、サラブワーン副長?
Aphmau : そ、そうだわ。
 Roardは、
 たしか、ええっと……
Aphmau : (とりあえず、
 ここは話をマウにあわせて!)
Aphmau : そう!
 皇国軍の信頼も厚いの……
Aphmau : だから、
 確かに財宝の護衛にぴったりよ♪

Luzaf : わかった。
 そういうことなら
 こいつを信じ、任せるとしよう。
Luzaf : Roard、
 こいつを受け取れ。
Luzaf : いいか、俺たちが
 迎えに行くまで持ち場を離れず
 心して財宝を守っていてくれ。
Luzaf : だが、財宝よりも
 大事なことが起きたと思った場合……
 命を捨てる覚悟で俺の下に戻ってこい。


徹底的に調べるというフリットの言葉を聞き、仕方なく冒険者を警備に行かせる事に賛同するアフマウ
財宝を隠している場所へ向かうための、ルザフが持っていた冥衆の護符を受け取り冒険者はタラッカ入江へ



=== Area: Talacca Cove ===



そして、目も眩むような沢山の財宝が眠る洞窟にやってきた冒険者
しかしそこに待ち構えていたのは…



ヤグードの僧ゲッショーだった


Gessho : ……山猫の傭兵が
 やってくると聞いてござったが……
Gessho : よもや、
 其がRoard殿とは……
 残念至極でござる。



Gessho : 同じ余所者同士、
 Roard殿には
 初めて会うた時より、
 じっこんにしていただき申した。
Gessho : 拙者、
 心より感謝してござる。
Gessho : されど今、敵味方として
 この辺境の地にて相見えるは
 天命というほかござるまい……。
Gessho : いや、言葉が過ぎ申した……。
 もはや、是非もなし。



Gessho : 月照、参る!!!




BF「天狗の慧眼」、ゲッショー戦です
ゲッショーと戦う事になってしまう展開については、残念ながら数日前にあべるさんからネタバレを頂きました本当にry
自分のジョブは踊/忍です

ヘイサンでガンガンいこうぜのノリで戦いますが、蝉がはがされるはがされる
ゲッショーは結構命中が高いです
闇連携を一発ぶっ込んだところで、ゲッショーが分身



分身は時間経過で消えるので、それまでは逃げ回ります
よりによってここでゲッショーが状態異常の忍術を唱えたので、仕方なく毒麻痺スロウは甘んじて食らいまして
遁術も少々食らい、こちらの体力が黄色に

分身が消えてからは殴り再開
逃走直前の闇連携でTPを使い切っていたのですぐにはケアルワルツが使えませんでしたが、ノーフットライズとプレストステップでムーブ5Rフラを使ってワルツV、そして次の瞬間

Gesshoは、微塵がくれを実行。
→Roardに、1000ダメージ。


再びこちらの体力は半分以下に
ワルツ分のTPぐらい殴って溜めようと思ったが、即回復したのは正解だったようd



今までのBF戦はソロで楽勝でしたが、さすがにゲッショーは歯ごたえがありました
分身の攻撃をまともに食らう必要はないんだけど、麻痺で蝉が張れなくなって体力が黄色になったところに微塵、という事故死も考えられると思います
最後は扇の舞い使って守りに入りながらとどめを刺し、撃破



Gessho : 不覚……。
Gessho : ……流石は
 Roard殿。
Gessho : されど、この月照。
 故あって敗れるわけには参らぬ。
 ……い、いま一度、尋常……に……。


刀を落とし、その場に膝をつくゲッショー



Gessho : うぅ……。
 拙者の完敗で……ござる……。
Gessho : されど、
 Roard殿の如き
 達人に敗れたのでござる……。
 冥土にて何の恥じ入ることやある。

Gessho : ……されば
 Roard殿、
 最後の頼みがござる。



Gessho : 介錯を
 お願いでき申すか。


そんな事より聞きたい事があると冒険者は問うが、「敗者から言う事など何もない」というゲッショー
そこでゲッショーの前に立ち、一度は剣を抜いた冒険者だったが…


剣を収めた冒険者に、ゲッショーは顔を上げる



Gessho : ふふふ。
 やはりRoard殿は、
 お強いが甘いのう。故もわからず
 拙者を斬れんのでござろう?
Gessho : いや、そこが
 貴殿の魅力でもござるが……。

Gessho : 致し方なし。
 しからば拙者の譲れぬ理由、
 聞かせてしんぜよう。
Gessho : ふふふ……
 驚きめさるなよ。実は拙者……

Gessho : 東のさる国の間者に候ふ。




Gessho : …………。
Gessho : ……驚かれぬのか?


冒険者は、別に…と首を横に振る



Gessho : いや、此は恥ずかしや。
 とうの昔に看破されておったとは……。
Gessho : 拙者、
 忍びとして立つ瀬がござらん。


そしてゲッショーは、自分が東の国を出てきた経緯について語り出す

Gessho : さて、今をさる
 一年と数ヶ月前がこと。
Gessho : 拙者は帝直々の命を賜り
 東の島を出立し申した。
Gessho : 目的は、膠着した戦線を打破する
 秘策を皇国軍が準備中との報の真偽を
 確かめ、真ならば其を阻止せんがため。
Gessho : また、敵の敵は味方……
 当地で皇国より蛮族として恐れらるる土豪や
 野伏せり共と盟を結ばんがためでござった。


しかし皇国の策略について、魔笛や人形が鍵である事以上の情報はつかめず
蛮族たちも粗暴な者達ばかりで、信用出来る相手は多くなかったという
そしてその蛮族達が皇都に侵入し、アルザビの民達を苦しめている様子を見て…



Gessho : 其のような時でござった。
Gessho : かつて干戈を交えし
 物の怪の頭目、るざふ殿と
 再び、見ゆる機会がめぐって参ったのは。
Gessho : 腹を割って語りおうてみれば
 るざふ殿は礼節を弁えた立派な御仁。
 貴殿同様、信を置ける者でござった。


そしてゲッショーとルザフは手を組んだのだという
その時ルザフは東の国への資金援助も申し出てくれたというのだが…

Gessho : されど
 其も今は夢でござる……。
Gessho : ふりつと殿との約定を守れず、
 いふらまどの御宝は今、こうして皇国に
 摂取されんとしているのでござるから……
Gessho : ……いやいや、
 Roard殿を
 怨んでいるわけではござらぬぞ。
Gessho : 御主も、
 愛する御国のため、守りたき者のため
 死力を尽くしたに過ぎんのでござろう?


ゲッショーもまた、フリットに言われて財宝を守りに来ていたというのだ
てっきり冒険者が皇国から送られてきたものだと思っていたゲッショーは、双方の話の食い違いに首をかしげる

Gessho : さてもさても、
 其は妙な話にござるな。
Gessho : 一方では
 拙者に財宝を取りに行かせ、
 他方ではRoard殿に
 財宝を護らせんとするとは……。
Gessho : されど、るざふ殿の
 内に秘めたる情熱……。拙者が見るに
 決して演技ではござらぬ。
Gessho : となれば
 此度の件、御家来のふりつと殿の
 独断ではござるまいか……。
Gessho : さりとて合点がゆかぬは
 御主を、るざふ殿から遠ざけたばかりか
 拙者に殺させんとまでした、その動機よ……。
Gessho : おお、そうでござる!!



Gessho : はざるむ試験場とやらに
 るざふ殿が向こうたのは、実は
 ふりつと殿の思う壺なのではござるまいか?
Gessho : そして、
 御主を遠ざけ、あわよくば葬らんとしたは
 あふまう殿を護る者がおっては
 邪魔であるからに相違あるまい。
Gessho : Roard殿!
 蛇の道は蛇と申す。
 拙者も闇に生きし忍びの身ゆえ
 此の予測には自信がござる。

Gessho : 急がねば、御主が主君
 あふまう殿の御命、危ういと見た。
Gessho : 拙者、天地神明に誓うて
 この財宝には手をつけぬ所存。
 よって……



Gessho : 一刻も早う、はざるむへ!
 あふまう殿が元へ馳せ参じられよ!




彼らはフリットに嵌められてしまったのだ
冒険者は急いで、ルザフとアフマウ達が向かったというハザルム試験場へ向かう


=== Area: Hazhalm Testing Grounds ===



Nashmeira : ……不思議だわ。
 この炎、燃え盛っているのに
 こんなに静かだなんて……。
Luzaf : ……その炎は
 ウルグームのものとは違う。
Luzaf : こうして、
 こちらの世界の光を受けねば
 見ることすら叶わない……。
Luzaf : それが
 冥界の火というものだ。




そして冥路の騎士、オーディンを呼び出すルザフ
その冥界の門からは強い風が吹き出し…

Mnejing : ……こ、これは……?
Nashmeira : んっ……風が!!
Nashmeira : キャァァアアアアァッ!




強烈なアストラル風によって、アフマウ達は吹き飛ばされてしまれ気絶してしまう
それを見たルザフはすぐにアフマウに駆け寄ろうとするが

Luzaf : アフマウ!
Luzaf : だいじょうぶか!?
Flit : 待ってください!
Flit : そんなことより、
 オーディン様のお怒りを買わぬよう
 お出迎えに集中すべきでは? 従騎士さん。
Luzaf : ……貴様ッ!
 こうなることを知っていたな!?


そして遂に冥路の騎士オーディンが現れる
仕方なくオーディンの前に出て、ひざまずくルザフ

Odin : ……余を
 呼んだのは……汝なりや?
Luzaf : ……御意。
Odin : ……存念を申すがよい。
Luzaf : 光を遮り、
 時を作り賜うた……オーディンよ!
Luzaf : 私に残された時を
 教えていただきたい。



Odin : ……汝は怒りを晴らせしか?
Luzaf : ……怒り?
 怒りとはなんだ?
Flit : ……まったく、もう!
 しっかりしてください。
Flit : 皇国への復讐のことですよ!
Luzaf : ……いいえ。
Luzaf : 俺の怒りは……
 私の怒りは……もう消えました。
Odin : ……汝は怒りを晴らせしか?
Luzaf : ?



Luzaf : ……ですが、
 我が神オーディンよ。
Luzaf : 私は、復讐よりも
 成すべき大切なことを見いだしました。
Luzaf : それは、
 イフラマドの末裔たちです。
Luzaf : 彼らが誇りをもって
 暮らせるよう、私は残された命を
 王国の再建に捧げたい……
Luzaf : 今では
 そう願うようになったのです。
Luzaf : ですから、私に時を……
 今しばらくの自由を私に!
Flit : やれやれ。ずいぶんとまた、
 都合のよいお願いですねぇ。
Odin : ……汝は怒りを晴らせしか?
Luzaf : ……?
 ……どういうことだ?


オーディンの様子がおかしい
まるでルザフの声など聞こえていないとでも言うように、同じ言葉を繰り返す

Flit : くすくすくすっ……
Flit : だから、言ったでしょう?
Flit : あなたの願いは
 もう叶えられた後。
 契約は履行済みなんですよ。
Luzaf : ……。
Flit : あのオーディン様の化身は、
 ルザフさんが騎士になる用意が
 できたか否か、それ以外を裁定されることは
 決してありません。
Luzaf : 化身……だと?
 では、契約の破棄は……。
Flit : 不可能です。


だが、騎士に叙任されればしばらくの間は自由でいられると言うフリット
では契約を果たすためにはどうすればいいのか、ルザフが聞くと

Flit : 簡単なことです。
Flit : もう1度、
 思い出せばいいんですよ。
Flit : 皇国の卑怯な策略によって
 虫ケラのように死んでいった、
 あなたの部下たちの悲惨な末路を……。
Flit : ルザフさんは、
 昨日のことのように覚えているはずですよ。
Flit : その怒りをぶつけるのです……



Flit : あの者に!





しばらくして…ルザフはアフマウに銃を向けていた
ルザフが乗り気になったと思い喜ぶフリット
しかしルザフの目には、冥界の炎の向こう側に身を潜める冒険者の姿が映っていた



Luzaf : ……フリット。
 確認したいことがある……。
Luzaf : アフマウの傭兵、
 Roardといったか。
 あいつが、財宝の警備についたことは確かか?
Flit : なんです、突然?
 こんな大事なときに、も~、
 案外がめついんですねぇ。
Flit : ええ、確かですよ。
 魔方儀に冥衆の護符の反応が
 ありましたから。ルザフさんにも
 お見せしたじゃありませんか。

Luzaf : 冥衆の護符は
 この世に2つ。あいつに預けた俺の分と、
 今、お前の持っている分。
 絶対に間違いないな?
Flit : ええ、ええ。
 そういう、提督のご指示でしたでしょ。
 「命令には絶対服従!」が
 コルセアの掟ですからねぇ。
Luzaf : ならば、
 お前の分を見せてみろ。
Flit : あ、えと……
 そうだ! そうですよ!
 今はそれどころじゃないはずでしょう?


お前の冥衆の護符を見せろと言われて何故か答えられないフリット
ルザフは冒険者に、「財宝より大事なことが起きたと思った場合、命を捨てる覚悟で戻ってこい」と言った
その冒険者が今こちらにいるという事は…

Flit : ほら~、
 魔方儀をご覧くださいよ。
 タラッカに反応があります、だいじょうぶ。
 やつは元気に財宝を守ってますよ~。
Luzaf : そうか。
 それを聞いて、安心した……。




アフマウから銃口を反らし、ルザフは振り向く

Luzaf : これで、
 心置きなく処分できる。



Luzaf : 貴様をなっ!
Flit : はいっ!?
Flit : る、ルザフさん、
 そのっ、間違って……


撃たれ、地面に落ちるフリット
ルザフは再びオーディンの方に向き直る



Luzaf : ……我が神、オーディンよ。
 いま一度、問う……!
Luzaf : 俺の言葉は、
 貴方に届いているだろうか!?
Odin Prime : ……汝は怒りを晴らせしか?
Luzaf : 俺の言葉は
 届いていない……か……。
Nashmeira : ルザフ……。



Luzaf : Roardよ。
Luzaf : 俺は、
 けりをつけねばならん。
 ……アフマウを頼む。

Luzaf : そいつは、俺の……
 いや、イフラマドの希望だ。




そう言うと、ルザフはオーディンの前で剣を抜く

Nashmeira : ……な、なにを!?
Luzaf : これが化身ならばっ!
Luzaf : 戦って
 神体を引きずり出すまでっ!


オーディンの化身を切りつけるルザフ
しかし傷ひとつ付けられず、突如としてオーディンは笑い出す



Odin Prime : ハハハハハハハハッ!
Odin Prime : 汝は怒りを晴らせり!
Odin Prime : 余は、
 汝を騎士に任ぜよう。
Odin Prime : 審判の日……ラグナロクに
 馳せ参じ、アレキサンダーを討ち果たす
 その日まで!



Nashmeira : どう……して……!


騎士の叙任が行われてしまった
オーディンは、怒りが消えてしまったと言うルザフの言葉を、怒りをぶつける相手がいなくなったのは復讐が果たされたからだと解釈して契約を完了させてしまったのだ

オーディンの化身が冥界に戻った後、呆然とするアフマウ達
銃撃を受け、死んだと思われたフリットが笑い出す

Flit : ……くすくすくすっ。
Flit : ……あ、新しい……ほひゅ~
 冥路の……騎士さ……ほひゅ~
 フ、フリットめに……ございます。ほひゅ~
Flit : 以後……ほひゅ~
 なんなりと……おも……おもう……
 ほひゅるるるるぅぅぅ~~~
Flit : くすくすくすくすっ……。


そこまで言うと、今度こそフリットは息絶えていった…



Nashmeira : ルザフ!
Luzaf : ……だいじょうぶ……だ。
Nashmeira : 怪我は!?
Luzaf : もう痛まない……。
 いや、痛みの感覚が……ない。
Nashmeira : !!


Mnejing : ……さて、
 これからどうする……。
Luzaf : フリットが言っていたように、
 時間は多少あるのだろう……。
Luzaf : この身体が、
 俺の意思のまま動くうちに……急ごう。
Nashmeira : 急ぐって?
Luzaf : 鉄巨人を破壊するんだ。
 君の兄が復活させる前に。
Nashmeira : そんな!
 だって、あれは……。
Luzaf : 皇国の救世主か?
 そうかもしれない。だが……。
Luzaf : 完全なるオーディンの
 化身となった俺と、アレキサンダーの宿った
 鉄巨人が衝突すれば……。
Nashmeira : !!
Nashmeira : ……審判の日ね。
 勝者による正義の裁定が
 下されるという……。
Luzaf : ああ。
 両者の死闘で焼き尽くされた大地の上で
 正義の裁定とやらに意味があるならな……。
Luzaf : だから
 ラグナロク……最終戦争だけは
 何としても阻止せねばならない。

Luzaf : そして、
 鉄巨人を壊した後、
 俺自身にも決着を……
Luzaf : !?
Salabwahn : て、提督。
 早く、早くお逃げください!!
 ふ、不滅隊がそこまで……
Salabwahn : グワァァァ!!




ルザフの部下を無情にも青魔法で倒す不滅隊
そして姿を表したのは宰相ラズファードだった

Razfahd : お手柄だぞ。
 ナシュメラ。
Nashmeira : ……兄さま!
Razfahd : 次期冥路の騎士と、
 外国の密偵を一網打尽にするとは。
Luzaf : くそっ。
Razfahd : 下手なことはやめてもらおうか。
 漆黒のルザフ……
Razfahd : それとも、
 冥路の騎士とお呼びすべきか?

Razfahd : ハザルムに
 潜り込んでいた貴様の手下は
 すべて、捕らえさせてもらったよ。
Razfahd : それから、
 貴様の噂を聞きつけて
 この付近に参集しつつあった、
 イフラマド系の民衆もね。
Razfahd : 我々に非協力的とはいえ、
 あやつらも我が皇国の民ではある。
 無益な流血は避けたい。わかるな?
Luzaf : くっ。
Nashmeira : ……!
Razfahd : 連れていけ。


部下とイフラマド系の民たちの命を盾にとられ、ルザフは不滅隊に拘束されてしまった

Luzaf : アフマウ……
 いや、聖皇ナシュメラよ。
 これが、君の国のやり方なのか?
Luzaf : 皇国は、やはり
 200年前からなにも
 変わってはいないのか!?



Nashmeira : ……待ちなさい!
 命令です。その人を放しなさい。
Wharudu : へ、陛下。
 恐れながら……。
Razfahd : 構うな。
 行けっ!
Nashmeira : ちょっと……
 わらわの命令がきけぬのか!

Razfahd : 聞け、ナシュメラよ。
 お前は聖皇の身でありながら
 国政を放棄し、あまつさえ反皇国勢力と
 行動を共にした。
Razfahd : 故に、法に則り
 全権の象徴たるザッハークの印は
 宰相である私が預からせてもらった。
Nashmeira : そんなっ!!
Razfahd : 残念ながら
 お前には、もう何の権限もない。



Nashmeira : そんな……
 兄さまは聖皇を……マウを裏切ったの?
Razfahd : ふっ、裏切った……か。
 お前にそれを言われる筋合はない。
Razfahd : Roard……。
Nashmeira : ?

Razfahd : そろそろ、いいだろう?
 このかわいそうな愚妹に教えてやってくれ。



Razfahd : 貴様の
 本当の主が誰なのかをな。



Nashmeira : 本当の主……?
Nashmeira : 兄さま、なに言ってるの。
 Roardは
 マウの傭兵よ!
Razfahd : つくづく、めでたいやつだ。
Razfahd : そいつが
 傭兵になったのも、お前に近づいたのも
 こいつが外国の密偵だからなのだぞ?



ついに冒険者の素性が明かされてしまった
しかしそれを聞いたアフマウは…

Nashmeira : …………。
Nashmeira : ううん。
 分かってないのは兄さまの方……。
Nashmeira : ルザフのことも
 Roardのことも、
 兄さまは、なにも知らないじゃない!



Nashmeira : (聞いて、
 Roard……)
Nashmeira : (これを「サラヒム」に……。)

Nashmeiraから輝金の短剣を渡された!

そしてアフマウは、ラズファードらの注意を引きつけようとする
ラズファードはその動きに気付いていたようだが…

Nashmeira : マウだって同じよ!
Nashmeira : Roardに
 身分を偽ってた……。
Nashmeira : でも、そんなこと関係なく
 いつだってRoardは
 マウを助けてくれてたわ。
Amnaf : (あれは移送魔法です……。
 止めますか?)
Razfahd : いや、捨ておけ。

Razfahd : Roardよ。
 貴様の飼い主に伝えろ。
Razfahd : 賽は投げられた。
 おとなしく聖皇の名の下に服属せよ、と。


そして移送魔法が冒険者に掛けられる



Nashmeira : Roard
 逃げて!



=== Area: Aht Urhgan Whitegate ===


それからしばらくして、サラヒム・センチネルでは…
腹黒のドゥザフが不滅隊に捕まった事で賞金の話も泡となり、ナジャ社長はすっかりご乱心のようだった



Naja Salaheem : アハハハハ、
 世界へ羽ばたく、あたいの翼が……
Naja Salaheem : ほら!
 あたいの……あたいの……
 アトルガン黄金貨2000枚が飛んでくよ!
Abquhbah : お、お気を確かに……。

Naja Salaheem : ダァ~ッ!
Naja Salaheem : だいたい、なんだい!
 あのスットコドッコイは
 今の今までなにをしてるんだい、なにをッ!
Naja Salaheem : あたいの推理が
 当たってたにせよ、外れてたにせよ、すぐに
 連絡をよこすのが社員のスジってもんだろ?
Abquhbah : お、おっしゃるとおりです~。
Abquhbah : (ああ……。僕にお鉢がまわる前に
 早くこの場から立ち去りたいですー。ふひー!)
Naja Salaheem : ったく、
 いまいましいったら……!
Abquhbah : !
Naja Salaheem : ありゃしないネェ!!!


とその時、ナジャ社長が勢いよくブンブンと振り回していたモーニング・スターがその手からすっぽ抜ける
飛んで行った先にいたのは…





Abquhbah : 危ない!


しかしアブクーバの必死の跳躍もむなしく、凶器は彼の手をすり抜けて冒険者の頭に…
冒険者の意識が遠のいていく

Abquhbah : Roardさん!?
Abquhbah : ああ、そんな……。
Abquhbah : しっかり!
 しっかりしてください……!
 Roardさ~~~ん……。







Razfahd : 900年だ……。
Razfahd : 900年もの長きにわたり
 歴代聖皇は、各地に散らばった鉄巨人の骸を
 こうして接ぐことを夢見てきた。
Razfahd : そのために、失われた魔笛を求め
 内に外に無益な争いを繰り広げてきた……。

Ghatsad : 恐れながら、壮大な回り道でしたな。
Razfahd : ああ……。だが、父上は違った。
Ghatsad : 御意。偉大なるジャルザーン様は、
 鉄巨人を、そして魔笛を御自分で作ろうと
 思い立たれました。
Razfahd : 「……必ず道はある。
 もし無ければ作るまで……。」
Razfahd : ……父上の口癖だった。
Ghatsad : そしてラズファード様は、
 その御遺業を立派に引き継がれておられます。
Razfahd : 言うな。
 父はきっかけに過ぎん。
Razfahd : 私には、私の理想があり
 やっているだけのことだ。

Razfahd : ……アレキサンダーは
 この巨大な「アルザダールの鉄巨人」のように、
 あの「機関巨人」を「よりしろ」として
 選ばれるだろうか?
Ghatsad : 弱気は禁物ですぞ。
 アレキサンダー様は、この世で
 もっとも強きものを愛されると云います。
Ghatsad : 計算では、機関巨人は
 アルザダールの鉄巨人を数倍上まわる
 絶大な火力を発揮できる筈なのです。

Razfahd : そうだな……。
Razfahd : だが、我々が感傷に浸る暇などない。
 ゴルディオスを紐解くまでは。



Ghatsad : はい。
 ……それにしても皮肉なものです。
Ghatsad : まさか
 私の設計したオートマトンに、彼女が
 そのような小細工を施していたとは……。
Razfahd : 無理もない。
 ナシュメラの母ジュブリールは、変わっていたが
 頭の切れる女だった。
Ghatsad : そうでしたな……。

Razfahd : 幼き頃、あの女の余興につきあい
 私も人形操作の手ほどきを受けたが……。
Razfahd : 彼女が取り付けた
 行動パターンを覚えさせる装置のおかげで
 初心者の私にも、まるで生きているように
 メネジンを動かすことができた。
Ghatsad : プログラミングですな。
 あれを見たときは
 正直、私も舌を巻きました。
Razfahd : 彼女が
 そのとき、何気なく語った言葉に
 真実が隠されていたとはな……。
Razfahd : 「すべては
 ゴルディオスの賜物」か……。


不滅隊のアミナフに、アフマウの様子を聞くラズファード
アフマウは寝室に引きこもっているのだという

Razfahd : 困ったやつだ。
Amnaf : いかがいたしますか?
Razfahd : ナシュメラに伝えろ。
Razfahd : おとなしく協力し、
 人形のプログラムを開放するならば
 ルザフの処遇、考えてやってもよい。
Razfahd : 開放せぬならば、
 メネジンとアヴゼンをばらし
 ガッサドに解析させるしかない、とな。
Amnaf : 御意。

Ghatsad : ……ルザフの件、
 まことですかな?
Razfahd : フッ、まさか。
Razfahd : だが、機関巨人が
 完成に近づいたとき、やつもまた蘇った。
 ……偶然ではあるまい。
Ghatsad : 神々の御意志が
 介在していると……?
Razfahd : あるいは……な。
Razfahd : だから、
 巨人との因果関係がはっきりするまで
 やつは生かしておくつもりだ。
Ghatsad : しかし、それでは……。



Razfahd : 安心しろ。冥界の連中が望む
 最終決戦ラグナロクとやらは起こさせぬ。
Razfahd : 審判の日の鍵は、すべて
 我が手中にあるのだ。
Razfahd : 私は御してみせる。
 それが神であろうとな……。





Abquhbah : あ、
 Roardさんが
 気がついたみたいですー!



Naja Salaheem : ……ああ、よかったよぉ~。
Abquhbah : へ……?
Naja Salaheem : ……フンッ!
 そうかい。
Abquhbah : (もう、
 あんなに心配してたくせに……。)
Abquhbah : ナジャ社長、一応
 Roardさんに謝ったほうが~。

Naja Salaheem : これは……その……
Naja Salaheem : そう、
 ドゥザフによる不可抗力だよっ。
 言っとくけど、社の労災はおりないからね!
Abquhbah : 社長!!



Naja Salaheem : ……その、
 ごめん、Roard……。



Naja Salaheem : ……そ、そんなことより
 あんた、なにか報告があって出社したんだろう?
 ネェ?


そこで冒険者は、サラヒムに渡すようにとアフマウに頼まれていた輝金の短剣を見せる

Naja Salaheem : !!!
Naja Salaheem : なぜ、それを
 先に言わないんだい!
Naja Salaheem : …………。
Naja Salaheem : ちょっと早過ぎだよ……
 いや、事態はそこまで……。




顔色を変えて意味深な言葉を呟くナジャ社長
しばらく考えごとをするからと、冒険者とアブクーバは追い出されてしまった


Abquhbah : 社長ってば
 いったいどうしちゃったんでしょうか?
 急に考え事がしたいだなんて……。
Abquhbah : 慣れないことして
 具合でも悪くなさって、後で
 嵐が吹き荒れなきゃいいんですけど。
Abquhbah : でもまぁ、
 ドゥザフの懸賞金がパァーになったわりには
 穏便にコトが済んでなによりですー。
Abquhbah : あ、
 Roardさんには
 すでに社長の嵐の被害が……。



Abquhbah : お、お大事に!



すると冒険者の前に、サンドリアの従騎士トラビアルスが現れる

Travialce : Roard様。
 捜しておりました。
Travialce : 火急の言伝がございます。
Travialce : バルラーン大通りまで
 ご同道ください。






そしてトラビアルスと共に大通りを歩く冒険者
トラビアルスに、聖皇ナシュメラは実権を失ったという事態を話す

Travialce : まさか、殿下のご懸念が
 現実になるとは……。
Travialce : 殿下は、かつて
 国賓として皇国に招かれたことがあり
 現聖皇とは、顔見知りであらせられます。
Travialce : そのとき、
 なにがあったのかは存じませぬが……
Travialce : 「彼女ならば
 最後の舵取りを誤ることはない」と
 殿下は信じておられたのですが……。




そこに、ウィンダスのロディンコミディンも現れる
さらにはバストゥークのミスリル銃士隊アヤメまで登場し

Travialce : お久しぶりです。
 驚きました。まさか、ミスリル銃士の
 アヤメ殿が来られるとは……。
Ayame : 我がバストゥークとしても
 もう、情報庁の諜報員だけに任せておける
 事態ではなくなった、ということです。
Travialce : と、おっしゃられますと?
Ayame : バストゥークの戦略指令局は
 すでに第三共和軍団、
 つまり共和国艦隊に臨戦態勢を命じました。
Travialce : なんですと?
 それは、性急に過ぎるのでは……。
Rodin-Comidin : 甘いよ、トラビアルス。
 我がウィンダスだって水陸両用カーディアンの
 配備を完了してるんだぞ。


バストゥークとウィンダスは既に戦闘準備に入っている
これはつまり…

Travialce : ……ついに、
 我々が恐れていた事態を迎えました。
Ayame : やはり、決まったのですね。
Travialce : そうです。
 近く、四国軍事会議が
 開催される運びとなったそうです。
Ayame : 水晶大戦から20年。
 一度も開かれなかった会議がついに……。
Travialce : 無論、
 開戦は回避せねばなりません。
Travialce : そのためにも、
 我々が情報収集を競い合っている
 場合ではないのです。



Ayame : 同感ですね……。
 そうだ、Roardは
 なにか知っているのではありませんか?
Ayame : 皇国の中枢に
 浸透しているのでしょう?


そして冒険者は、宰相ラズファードが言っていた「おとなしく聖皇の名の下に服属せよ」という言葉を伝える

Travialce : ……開戦は
 避けられないかもしれませんね……。
Ayame : ええ。しかも恐らく
 水晶大戦を上まわる規模の戦いになる。



Ayame : そして、犠牲者も……。





ということでアトルガンミッションはこの日はここまで
続きは地球時間0時を越えてからです
で、その後はというと


=== Area: Abyssea - Vunkerl ===

自分:やだーしぽいに絡まれてるとおもったらうちのPTだった



かじゅさんが踊り子の足型紙が欲しいとの事で
それを手伝いにAブンカのキノコをやりに行っていました
あぎてさん、さるさんとで忍シ黒白です

あと型紙はあと2枚という事でしたが…



あぎてさんは、Armillariaを倒した。
Armillariaは、カリス型紙:足を持っていた!
Armillariaは、カリス型紙:足を持っていた!

さるさん:うは
かじゅさん:ぷっっw
自分:ぶww
あぎてさん:すげぇ

黄弱点が突けなかったのに一戦でオワタwww


=== Area: Abyssea - Konschtat ===


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≪Fear Gorta≫(アンデッド類ブフート族)
だいじなもの:死神の青色ジェイド
装備:ヘカテークラウン(【頭】防24 MP+23 魔法命中率-2 魔法攻撃力アップ+4 Lv78~ 白黒赤吟召学)
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てことで、不完全燃焼だった分ははとぼんさん希望の死神の青色ジェイド取り
久々に型紙取りやジェイドの手伝いをすると楽しいです
と言っても、自分もコルセアの型紙を取らないといかんのだg
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