Nashmeira : と、止まったの……?ついにアレキサンダーが宿った鉄巨人を倒した…
暴走が静まり、機能を停止させるゴルディオス
様子をうかがうナシュメラだったが…
Alexander : ……おそレルニ、タラ~ズ!
Nashmeira : アヴゼン!?
Alexander : …………。
Nashmeira : ……ありがとう
アヴゼン、メネジン。鉄巨人を破壊し、アレキサンダーの降臨を阻止した
全ては終わったのだ
喜びを抑えきれない様子で、冒険者に駆け寄るナシュメラ
Nashmeira : Roard!
わたし……わたし、やったわ!!
Nashmeira : 巨人を操作して
機関を停止させたの。
Nashmeira : あなたが、巨人の
注意を引きつけてくれた、おかげよ!
ありがとう、Roard♪
Nashmeira : あとは、兄さまを
あの中から助けないと……。
Luzaf : アフマウ!そこに現れたのは、ナジャ社長らの手で救出されたルザフだった
Nashmeira : ルザフ!?
Nashmeira : 無事だったのね!
よかった……。そしてナシュメラは、ルザフに全てが終わったのだと話す
Nashmeira : もう、倒す相手はいない……。
オーディンになる必要もない……。
Nashmeira : ルザフ……
あなたは自由なのよ!嬉しそうにルザフの元に走るナシュメラ
しかしその背後で…
Luzaf : 気をつけろ、アフマウ!
俺の中のオーディンは消えては……
Luzaf : アフマウ!!Alexander : ……崇めぬ……者に……
……天罰……を……。放たれた光線は冒険者とナシュメラを撃ち抜き、アレキサンダーが宿った鉄巨人は再び動き出す
地面に崩れ落ちるナシュメラを目の前に、遂にルザフは…
Luzaf : …………。
Luzaf : ァアレキィサンダァァァアッ!!!
Odin : ハハハハハハハハッ
我が騎士よ、見事だ!
実に心地よい怒り……。
ふたつのかたまりが出会うとき。
Alexander : ……オーディン……
再び、裁きの時、満ちれり……
汝に、審判を、くださん……。
Odin : 笑止!
アレキサンダー、汝が鉄屑の骸
再び現象の世にさらすがよい。
Ghatsad : まさか、ラグナロクが
始まるというのか……!?
Alexander : XIII……
Alexander : XII……
Odin : 懐かしや、審判の光
なれば、我も魔槍を馳走せん……。
ひとつのかたまりは黒きを感じ。
Alexander : VI……
Alexander : V……。
ひとつのかたまりは白きを思い。
Alexander : II……
大きな嵐が生まれる。
嵐は天にのぼりはじめ。
ぶつかり砕け散るだろう。
Alexander : I……。
Nashmeira : ……ダメ、よ。
Nashmeira : やめてぇえええーーーーっ!
Nashmeira : ここは……?
Razfahd : (ナシュメラ……。)
Nashmeira : ……兄さま……?
Razfahd : ……安心しろ……。
Razfahd : ……愛する……
……アトルガン……
……神々の……好きにはさせん……。
Nashmeira : ……ねぇ、兄さま
なんて言ってるの? よく聞こえないわ……。
Razfahd : もう……一度……
……お前の……笑顔……が、見たかった……。
Nashmeira : ……ま、待って!
Razfahd : ……さらば……だ……
Nashmeira : ……マウを……
マウを独りにしないで……
Nashmeira : 兄さま……
兄さまぁ!!!
Razfahd : …………ナ……シュ……。まるで何者かの力が働いたかのようにゆっくりと動かなくなるアレキサンダー
そして対峙していたオーディンの剣もまた、消滅していた
Odin : ……何故、剣を納めた?
Luzaf : …………。
Odin : ……余の騎士よ……
我が神意に……背く…………とは……ルザフに宿っていたオーディンも消える
そしてルザフは、もう動かなくなったナシュメラへと駆け寄る
Luzaf : ……くっ、アフマウッ。
Luzaf : ……君には
まだ、なすべきことが山ほど残されている……
Luzaf : 死なせはしない……
……死なせは…………。
Luzaf : 冥界の主オーディンよ!
Luzaf : 俺は、貴方の意に背いた!
Luzaf : だが、俺は生きている……。
Luzaf : 何故だ?
Luzaf : 俺は神意を知りたい……。
Luzaf : だから、この娘
アフマウに、この仮初の命を譲り……
Luzaf : 貴方に会いに
ふたたびヴァルハラに行こう。
Nashmeira : ……う……んっ……。
Luzaf : アフマウ……。
Nashmeira : ……ん、ルザフ……?
マウは……いったい……
Luzaf : よかった……
Luzaf : 君とはもっと話をしたかった……。
Luzaf : だが、もう俺には
時間が残されていない……。
Nashmeira : ルザフ……。
Luzaf : 君には、未来がある。
いや、君だけじゃない……
Luzaf : 皇国の民、イフラマドの民……
君は、みんなの未来を背負わなければ……。
Nashmeira : 行かないで……!
だったら、あなたもいっしょに……。
Luzaf : 君はひとりじゃない。
愛すべき将兵や民がいる。
頼りになるRoardも……。涙をこらえ、とんと胸を叩いてナシュメラは顔を上げる
Nashmeira : うん、そうね……
マウに、すべて……
Nashmeira : まかせるがよい!
Luzaf : ははは……
その意気だ、アフマウ。しばらく涙をこぼしていたナシュメラだったが、決意したように立ち上がる
Nashmeira : ……Roard。
Nashmeira : わらわは
長らく、皇宮を空けてしまった……。
Nashmeira : 帰りましょう、アトルガンへ!
=== Area: Aht Urhgan Whitegate ===
Abquhbah : ナジャ社長っ!!
Roardさんがっ!!!
Naja Salaheem : ……うるさいネェ
あたいは今、それどころじゃないよ。
シッ、シッ……!
Abquhbah : そっ、そんな!
(ナジャ社長ってば、あんまりですー。)
Naja Salaheem : だって、そうだろう?
我が社創立以来、最大の
大仕事が迫ってるんだ。冒険者がサラヒム・センチネルに戻ってみると、ナジャ社長は支度に大わらわのようだった
皇宮で聖皇の戴冠式が行われるらしい
おそらく諸外国の賓客が大勢来るであろう式典、顔を売るビジネスチャンスだとナジャ社長は意気込む
Naja Salaheem : そうそう……
Roard。その勅使さまが
従者を1人同行するようにって、おっしゃったのさ。
Naja Salaheem : さて、誰にしようかネェ。
ロンジェルツ教官はアレで忙しいし
アブクーバは……。
Abquhbah : !!!!
Naja Salaheem : 留守番係だし……。
Naja Salaheem : なんてね、冗談さ。
Naja Salaheem : あたいはね、
Roard……
Naja Salaheem : 勅旨の真意ぐらい
ちゃああんと、理解してるつもりさ。
なにせ、聖皇さまはウブだからネェ。
Naja Salaheem : あんた、ナイズル島で
ナシュメラさまのために
傭兵のつとめを果たしたんだろう?
Naja Salaheem : フフン!
そうだと信じてたよ……。
Naja Salaheem : あんたも、ただちに参内の
準備をしな! 戴冠式に遅刻しただなんて
あとあとまでの皇都っ子の語り草だよ!!ナジャ社長は最初から誰を連れて行くかを決めていたようだった
支度をして、冒険者も皇宮へと向かう
Bharifhal : 皇宮御用達
サラヒム・センチネル社長
ナジャ・サラヒム様、御到着~!
Bharifhal : 同じくサラヒム社一等傭兵にして
ラグナロクの調停者でも
あらせられますRoard様、
御到着~!そして粛々と挨拶の口上を述べ出す儀典官
すると突然、ベールの向こうから声が…
Nashmeira : バリハール儀典官!
Bharifhal : ……!?
Bharifhal : (陛下……
まだ、みことのりを発するときでは
ござりませぬぞ……。)
Nashmeira : もうよい。
堅苦しい儀式はやめじゃ。
後は、わらわが直接話す。
Bharifhal : (し、しかし……
それでは御列席の賓客に対し……。)
Nashmeira : よいと言うておる。
わらわの戴冠式は2度目。
此度は、わらわの好きにさせよ。
Bharifhal : 御意……。
Bharifhal : 聖皇陛下、御成~!遂にベールの向こうから姿を現した聖皇ナシュメラ2世
その少女の姿に、賓客として出席していたウォルフガングやフォルカー達は戸惑う
Wolfgang : (ん?
……侍女?)
Volker : (……まだ年端もいかぬ
子供ではないか……。)
Bharifhal : ……みなさま、御静粛に。
Nashmeira : 御列席のみなさま。
Nashmeira : さまざまなことがありました……。
みなさまの中には、わらわを、そして我が国を
快く思っていない方もおられましょう。
Nashmeira : それでも、わらわの招待に応え
この戴冠式に御臨席くださったこと……
Nashmeira : 心より
謝意を表したいと存じます。姿は少女でも、一国の王たる堂々とした態度で来賓への謝辞を述べるナシュメラ
Nashmeira : 本来、戴冠式は国を挙げて
盛大に執り行うのが我が国のしきたり。
けれど……
Nashmeira : 諸国の特使の方々に
わらわが再び戴冠することを認めていただきたい
と思い、こうしてお集まりいただいた次第です。
Naja Salaheem : (皇族貴族が……
軍高官が……あ、あたいの
ビジネスチャンスが……!)
Nashmeira : 中の国のみなさま。
此度の件では、我が国の挑発的行為により
大いに不安を覚えられたことと存じます。
Nashmeira : また、墜とされた飛空艇に
乗船されていた方々に対し、わらわは心より
御冥福をお祈りしたく……
Nashmeira : …………。そこまで言って顔を曇らせ、言葉に詰まるナシュメラ
それを聞いていたウォルフガングは…
Wolfgang : ……御顔を上げてください。
ナシュメラ様。
Wolfgang : あの攻撃で、エンディミオン号の乗員
そして乗船していたサンドリアの騎士の方々が
負傷いたしましたが……
Wolfgang : バストゥークの銃士、ナジ殿の
応急手当が功を奏して
幸いにも全員一命を取り留めました。
Nashmeira : そうなのですか!あの時鉄巨人によって撃ち落とされた飛空挺
ナジの迅速な応急処置によって、死者はひとりも出ていなかったのだ
Nashmeira : では、ぜひ我が国の
錬金術師をそちらに派遣させてください。
再生治療に秀でた者が多数おります故……。
Halver : ありがたくお受け致しましょう。ここでミスリル銃士隊の隊長、フォルカーが口を開く
Volker : ……さて、ナシュメラ様。
今後、我々四国との関係をどうされるおつもりか
御存念をお聞かせ願いたい。
Nashmeira : 都合のよい提案であるとは
存じますが……まずは、元の関係に修復させて
いただくのが最善と考えております。
Wolfgang : 緩やかな
相互不可侵の関係に戻されたいと……?
Nashmeira : はい……。
我が国は、領内に有力な蛮族を多数抱え
その脅威に現在もさらされ続けています。
Nashmeira : また、膠着状態にあるとはいえ
いまだ東方諸国との戦も続いており……
休戦の目処すら立っておりません。
Halver : 関係を深めると
それらの争いに我々を巻き込んでしまう……
そう、懸念されておられるのですな?
Nashmeira : ええ、そのとおりです。
??? : あいや、
悲観してはなりませぬぞ!
Gessho : 何卒、遅参の非礼を
お許しくださりませ、なしめら様。
Nashmeira : ゲッショー!
遠路、ごくろうでした。
Gessho : ありがたき幸せ……
なしめら様が親書、確かに、我が帝に
お渡し致し申した。
Naja Salaheem : あんたっ
最近見かけないと思ったら!
Gessho : 然様。
拙者、故あって故国に戻っており申した。
社長殿、平に御容赦を……。
Nashmeira : それで……帝はなんと?
拝謁できたのですか?
Gessho : 御意。詳しくは返書を
御覧いだたきとうござるが、大君は
かく申されました……
Gessho : 「ことここに到りて
和議は至難である」と。
Nashmeira : ……やはり、そうですか……。
Gessho : されど、斯様にも申されました。
「諸侯を説いてみよう」と……。
Nashmeira : !!
Gessho : 東方は封建の世。
大君一人の独断では何事も決められませぬ。
万事、月日を要するものでござる。
Gessho : 其は失敬ながら、政情不安定な
今の皇国も同じと存じ申すが?
Nashmeira : ……そうですね。
今、勅命で停戦命令を発すれば
東部方面軍は反乱を起こすかもしれません。
Gessho : 及ばずながら月照、
両国和議の為、この身を捧げる所存。
これからも存分にお使いくだされ。
Nashmeira : ……ありがとう。ゲッショー。
Naja Salaheem : ……フン。
随分と出世したもんだよ。
Gessho : Roard殿の
御陰でござる。
Volker : なるほど……
東の国との関係改善には
すでに着手しておられたわけですな。
Nashmeira : ……はい。
もし、東方と和議成立の暁には
西方の皆様とも友好条約を結びたいと
わらわは願っております。
Wolfgang : ですが、そのためには
貴国はもう1つ大きな障害を
抱えたままではございませんか?
Nashmeira : ……機関人形のことですね。
壊れてはおりますが、確かに今も
ナイズル島に放置したままです……。
Volker : となると、その兵器を貴国が
修理し、再び我が国の脅威として用いぬ
保証はどこにもない。
Volker : 我々の監視の下、
徹底的に破壊していただく他
方法はないと思われるが、いかがですかな?
Nashmeira : そのとおりだと存じますが……。破壊、と聞いてナシュメラは言葉を濁らせる
Karababa : その人形の残骸……
ただの墓標ではありませんわね?
Nashmeira : はい。
機関巨人の中心部に……
「時空の歪」が検出されたのです。
Volker : 時空の歪だと?
どういうことだ……?
Karababa : ……おそらく、その機関巨人
アストラルゲートと化していますわね。
Karababa : 貴国にある
ハザルム試験場とやらに
冥界の門が開いたと部下から聞きましたわ。
Nashmeira : ええ、オーディンは
そこから現れました……。
Karababa : おそらくは、それと同種のもの。
わたくしたちの住むこの世界と
神獣の住まうアストラル界を繋ぐ穴ですわ。
Nashmeira : …………。鉄巨人の内部にいたはずのラズファードは見つからなかった
そしてそこに出現した異界への穴…
Nashmeira : ……みなさま。
どうか、しばらくの間、巨人の骸の破壊を
待っていただけませんでしょうか?
Volker : 冗談ではない。
そのような危険なシロモノがあるのなら
尚更、残すなどと……。
Karababa : よござんす!
我がウィンダスは巨人の現状保管を
承認いたしますわ!
Karababa : 我が国の魔法技術の
発展に役立ちそうですし……魔笛にも
とっても興味ございますからね。
Nashmeira : ……ありがとうございます!カラババに続いて、サンドリア代表で来ていたハルヴァーもそれを承諾する
Halver : 我が国も承認いたしましょう。
道理あればナシュメラ様に協力するよう
トリオン公より仰せつかっておりますから。
Nashmeira : まあ! トリオン兄さまが……。
Volker : 私は巨人の件
持ち帰らせていただきます。
……プレジデントの判断を仰がねば。
Volker : ですが、戴冠は承認いたしましょう。
だいたい、そのような大事
他国に仰ぐものではありませんからな。
Karababa : 素直じゃありませんことね。海底遺跡に残された鉄巨人の処分については、その機能の封印を約束する事を条件に当分は様子を見るという事でおおむね合意した
そして式の本題へと戻り…
Bharifhal : コホン! え~それでは
そろそろ戴冠の儀に移らせて
いただきたく存じます。
Bharifhal : 冠を授けられるのは……。
Nashmeira : もう、誰にお願いするか
わらわは決めてるの……
Nashmeira : わらわの腹心よ、
お願いできますか?
Nashmeira : ありがとう……。
ガッサド! 王冠をこれへ。
Bharifhal : あのう、ガッサド殿?
王冠はいかがされました?
Ghatsad : 申し訳ございません。
純度の高いシンチレーターが必要になり
すべて溶かしてしまいました。
Bharifhal : な、な、な、なんという!
陛下の特赦の御恩も忘れ……
事と次第では、ただでは……。なんとあろう事か、国の式典に使われる大事な王冠を溶かしてしまったというガッサド
しかし彼には、それが王冠であろうと溶かさなくてはならない理由があったのだった
Ghatsad : こちらの歯車に
どうしても必要だったのです。
お許しください……。王冠を溶かしてまで彼が直したかった物
それは無手の傀儡子アフマウが大事にしていた双人形たちだった
Nashmeira : ……ああ……メネジン!
Ovjang : ……ファアアア
ヨクねタゾ!
Ovjang : なしゅめらヨ、
ひさシブリダナ!
Nashmeira : アヴゼン!!
Nashmeira : 最高の贈り物よ、ガッサド!
2人とも元どおりに……
Nashmeira : 待って……! 今わらわは
アヴゼンとメネジンを繰ってないのに
どうして……!?
Ovjang : きニスルナ!
Nashmeira : 気になるわよ!!
Ghatsad : ……こいつらは旧タイプのオートマトン。
からくり師の人形のような自立型ではありません。
そのため、自動では話せなかったのですが……
Ghatsad : 記憶装置は最初から
アルザダール遺跡で見つけた部品を再生した
超一級のものを仕込んであったんですよ。
Ghatsad : 修理を完了し、自立回路を
つけた途端、堰を切ったように話し始めまして……。
Ovjang : なしゅめらヨ! オロオロスルト
ミットモナイゾ?
Mnejing : ……お前は戴冠式を
進めねばならないだろう?
Mnejing : 手のかかる……。
Nashmeira : ……兄さま?
Ghatsad : ははは……。
元の所有者ラズファード様の記憶も
残っているようですな。
Bharifhal : あのう……。
Nashmeira : そうね。
Roardに、わらわの戴冠を
お願いしている最中だった……。
Nashmeira : 見てのとおり……わらわの王冠は
アヴゼンとメネジンに生まれ変わりました。
Nashmeira : Roard。代わりに
そなたの心を王冠として授けてくれますか。ナシュメラの腹心として戦った冒険者の心、見えない王冠をナシュメラの頭に乗せる
Nashmeira : ありがとう……それを見守っていた式典の参加者達が、戴冠し再び聖皇となったナシュメラを祝福する
Nashmeira : ありがとう、みなさん!そしてナシュメラは、ナジャ社長へと向き直り…
Nashmeira : わらわの最も頼りにする者……
ナジャ・サラヒム・ゾワン!
Naja Salaheem : はは~っ。
Nashmeira : 新聖皇の名において
そなたの傭兵会社「サラヒム・センチネル」を
あらためて公式に認可する。
Naja Salaheem : 光栄に存じます。
Nashmeira : そして、さらに報奨金として
アトルガン白金貨1000枚を授ける。
Naja Salaheem : ヘ……!?
Nashmeira : ナジャ、あなたがいたからこそ
皇都は護られたのです。
Naja Salaheem : 陛下……。
Nashmeira : あなたの育ててくれた
Roardをはじめとする
傭兵が、どれほどわらわの支えになったか……。
Nashmeira : そなたの真の望み
故国ゾワの自治獲得についても
すでに大臣に指示してあります。
Nashmeira : 今度は、そなたが
得た資金を使ってゾワの窮乏を
救ってあげてください。
Naja Salaheem : はは~っ!
必ずや……。
Nashmeira : 最後に……
Nashmeira : ラグナロクを防げたのも
中の諸国との戦争を回避できたのも……
Nashmeira : すべてRoard
あなたの尽力の賜物です。
Nashmeira : わらわは、その多大なる
功績に報いる術を知りません……。
Nashmeira : せめて、我がマジャーブ家に
伝わる家宝をお渡しし
その大恩に報いたいと思います……。
Nashmeira : この3つの指輪の中から
1つ選んでもらえますか?
Ovjang : Roardヨ、
ドレガよイノカネ? ンー?
Nashmeira : バルラーンリングね?
これは、アトルガン最大の勇者で中興の祖
であるバルラーンの嵌めていた指輪なの。
Ovjang : ホホウ♪ ずいぶんト
よイしゅみヲしているナ……!
Nashmeira : ……Roard。
Nashmeira : わらわは聖皇として
学ぶべきことが、あまりにも多く
仕事も山積みとなっています。
Nashmeira : もう、あなたと共に旅をする
機会もないことでしょう……。
Nashmeira : あなたが、この国に
来てくれて本当によかった……。
Nashmeira : これからも
アトルガンを護り、支えてください。
Nashmeira : そして、いつの日か……
Nashmeira : ……いえ、なんでもありません。
さようなら、Roard。冒険者に別れの言葉を告げ、式場を後にするナシュメラ
聖皇ナシュメラはもう影で操られる傀儡ではない
これからは自分の力で、一国を統べる聖皇として皇国民の為に戦っていかなければならないのだ
Bharifhal : え~、御列席のみなさま。
Bharifhal : 英雄、ナジャ・サラヒムと
Roardに
どうか温かい御声を!
Volker : アヤメとナジが世話になったな。
Roard。
見事な活躍だ!
Halver : トリオン公……もとい
賢者ライファルからも「傭兵仲間として
貴様と共に戦いたかった」との言伝がございます。
来られず悔しそうでしたぞ。
Karababa : シャントット様より伝言ですわ。
「これで終わったと思わないことね!」
なんのことでございましょうね? オーホホホ!
Gessho : Roard殿。
同じ空の下に歩む者同士……
また何時か、何処かで……。式典の参加者達の賛辞の声が飛び交う中、メネジンが冒険者の前に出てくる
Mnejing : Roard。
これを、つかわそう。
Mnejingから皇国旗を賜った!
Mnejing : これからもナシュメラを
陰で支えてやってくれ。
Mnejing : あいつは
この混迷の世に未来を灯す
このアトルガンの宝なのだ……。その時のメネジンの言葉は、あの誰よりも妹の事を想っていた兄の言葉でもあるようだった…
=== Area: Aht Urhgan Whitegate ===
Naja Salaheem : なんだい、
そんなとこにボケ~ッと突っ立って。
気分はまるで副社長ってとこかい?
Naja Salaheem : フフン♪
聖皇さまの覚えがめでたいからって
ちぃーッとばかし調子に乗ってるようだネェ。
Naja Salaheem : あんたは、我が社では
一等傭兵。それ以上でも以下でもないんだ。
傭兵元帥のあたいとでは、ステージが違うんだよ!
Naja Salaheem : けどね
Roard。
Naja Salaheem : あんたのおかげで我が社が
皇宮から多額の褒賞金を頂戴したって事実は
あたいも認めなければならないだろうさ……。
Naja Salaheem : さてと
こいつを覚えてるかい?
Naja Salaheem : ほらっ、受けとんな。
Naja Salaheem : そいつは、
聖皇さまからの褒賞であり
あたいからの社長賞でもある。
Naja Salaheem : それを永久に忘れないように
ちゃんとサインも刻んどいてやったから
かぶるときは、決して感謝を忘れるんじゃないよ。
Naja Salaheemからグローリークラウンをついに返してもらった!
Naja Salaheem : さて……と。
正式に聖皇さまの御目見えとなったし
可愛い社長からステキな報酬もいただいた……。
Naja Salaheem : あんたの傭兵ライフは、ここで
絶頂を極めたと言っても過言ではないさ……
その階級バッジをのぞいてネェ。
Naja Salaheem : もう、そろそろウチを退社して
セカンドライフを満喫したい! なーんて
本当は、そう思ってるんじゃないのかい?うなずく冒険者に、側で見ていたアブクーバが飛びだしてくる
Abquhbah : そんな~!
Roardさん。
辞めないでくださいよ、寂しいですー。
Naja Salaheem : やめな、アブクーバ!
Abquhbah : で、でも……。
Naja Salaheem : 優秀な社員を失うことは
残念だけど、Roardには
自由に羽ばたける翼があるんだよ。
Naja Salaheem : そいつを縛ることは
誰にもできはしないさ……。
Abquhbah : ……わかりました。
Naja Salaheem : た……たまには
ここにも顔だしとくれよっ。あたいだってさ
あんたの顔を見ないと……
Naja Salaheem : ……って
んなわけあるかい!
Naja Salaheem : アブクーバ!
Abquhbah : はっ、はい!?
Naja Salaheem : 現在までに
我が社の会計帳簿に記載されている
Roard一等傭兵宛ての
請求書を報告!
Abquhbah : はッ、はいッ!
Roard一等傭兵のッ!
ナイズル島救援謝礼金はッ!
Abquhbah : ブラックヘイローッ。
1回、アトルガン黄金貨230枚で
23回ですので……5290枚ッ!
Abquhbah : ヘキサストライクッ。
1回、アトルガン黄金貨220枚で
29回ですから……6380枚ッ!
Abquhbah : トゥルーストライクッ。
1回、アトルガン黄金貨175枚で
37回となっており……6475枚ッ!
Abquhbah : あ、あの、ナジャ社長……
本当に、こんなにたくさんの技を?
Naja Salaheem : うるさいネェ。
Roardを見つけるまでに
戦った分も含めてあるんだ。
Naja Salaheem : いいよ、その他の
小技は負けてやるよ。次っ!
Abquhbah : ええと……
月の船の旅、2つ……。
Abquhbah : アルザビコーヒー+1、3杯……。
Abquhbah : バルックサンド+1、5つ……。
Abquhbah : こ、これは!?
Naja Salaheem : 戦う前の腹ごしらえさ。
当然、必要経費だろ? 次っ!
Abquhbah : ワモーラクロス1反……。
Abquhbah : エカルラートクロス1反……。
Abquhbah : サファイア3個…………。
Naja Salaheem : あたいの服だって
無傷じゃすまかったのさ!
クリーニング代だよ、クリーニング代っ。
Abquhbah : …………しめてッ
アトルガン黄金貨98000枚ッ!
Abquhbah : さらにッ! これらに
すでに利子がついていますから、総計は……
Abquhbah : フヒー!
ぼ、僕の口からはとても言えませんッ!
Naja Salaheem : と、いうことだよ。
Naja Salaheem : ……フフン♪
Roard一等傭兵。
Naja Salaheem : あんたにゃ
もうちっとばかし……
Naja Salaheem : いや、かな~り……
サラヒム・センチネルで現役として
バリバリ働いてもらうしかなさそうだネェ。
Naja Salaheem : さあて、そうと決まれば
休憩終了! ぼけっとしてないで
ダッシュで公務代理店に行ってきなっ!
Naja Salaheem : なんたって
あんたは、あたいの
いちばん大切なモチゴマなんだからね!はい、という訳で終了しました!
意外にも、前半は腹立つwwwと思っていたナジャ社長が後半に入って段々印象が良くなってきて、最終的には好きになれて良かったと思います
ひとつ気になったのは、アヴゼンとメネジンが自律型になった事でアフマウが驚いていましたが…あのタイミングで初めて自律したというなら、「魔笛の側に居たら初めてメネジンが喋った」って話は何だったんでしょうね
その後アヴゼンがとてもおしゃべりになった、その代わりメネジンが話さなくなったとも言っていましたが
自律するまでは全部アフマウが人形に喋らせていたって事になるよな…メネジンが話さなくなったってのも、当時は技量が足りなくて2体同時に操るのは難しかったってことなのか
ま、可愛いんで一人芝居でも何でもいいんですがwww
宰相は悲しいキャラでしたね
国のために汚れ役を選んでその上で自身が聖皇になろうとしたのは、世界征服まがいの政治を聖皇ナシュメラの名前でしたくなかったから…だったりするんでしょうか
ナシュメラ自身「聖皇なんてなりたくなかった」と言っていましたしね
なりたくなかった幼い少女が聖皇になって、国の為に戦いたかった兄が聖皇になれなかった…前聖皇ジャルザーンは罪な選択をしたn
まぁ宰相が始めから聖皇になっていたらラグナロクが今度こそ起きてしまってたり…ジャルザーンはそういうのを見抜いていたんでしょうね
メネジンが冒険者に言った最後の言葉
そいつを読んだ後に今回のシナリオの名前を思い出すと納得しました
アトルガンの秘宝、クリア!
=== Area: Ghoyu's Reverie ===もんさん:音楽変えたけど、実はBGM音量0なので私には関係ない(・ω・)
自分:ご無体な
さるさん:うひ
もんさん:題名からしてきっと【ル・ルデの庭】ですね
もんさん:優雅だ(・ω・)
その後は、さるさんのMMMにお付き合い
やけに強い球根1個とペットジョブ3人の戦い
自分:なんでこんな穏やかなBGMの中
自分:1匹の球根を殴ってry
さるさん:www
そして終わったら解散
お疲れさまでした!
=== Area: Bastok Mines ===アレキリベンジに燃えてすっかり忘れていたチョコボを見る
なんと生き生き状態に突入してました
やっぱり愛情MAXだけは忘れたらダメなんや!
とりあえず今回のエサも野菜だけで、愛情を上限まで…