=== Area: Southern San d'Oria [S] ===
Rholont : あっ、アルテニア様。
Roardどのが
いらしたであります。
Altennia : まぁ、よかったわ。
お久しぶりです。
Roardさん。冒険者が少年騎士団…もとい鷲獅子騎士団の基地を訪れると、そこにはアルテニアも来ていた
アルテニアが所属する紅燕騎士隊もザルカバードに進軍する事になったらしい
そういう事だからと挨拶に来たらしいのだが…
Phillieulais : お久しぶりです。
Roardどの。
Phillieulais : 聞きましたよ、噂は。
あの精強な禿鷹軍団を向こうに回し
ジャグナーで八面六臂の大活躍とか。
Phillieulais : いやはや、実に痛快だ!
なぁ、アルテニア?
Altennia : ……え?
ええ、そうですね。そこにやって来たのは近衛騎士団の副団長フィリユーレ
フィリユーレを前にして、アルテニアは何だか落ち着かない様子だが…
Altennia : あ……
そういえば、フィリユーレ様。
どうして、ここに……?
Phillieulais : おお、そうだった。
この辺りでジセーヌ(Gissenne)どのを
見かけなかったか?ジセーヌとは、紅燕騎士隊の隊長らしい
ロロンがそれらしい人物を見かけたというので、その情報を頼りに冒険者は正門へ
ジセーヌを見つけ呼び止めていると、ちょうどそこにアルテニアとフィリユーレもやってくる
Altennia : あ、隊長!
お探ししておりました。
Gissenne : おお、待っていたぞ。
アルテニア。
Gissenne : Roardに
感謝することだな。
Gissenne : ここで引き留められねば
今ごろ、私は食糧の買い付けに
槍兵通りに向かったあとだった。
Altennia : と、いうことは……
Gissenne : うむ。やっと
壮健なチョコボを多数手に入れたぞ。
これで、ひと安心だ。
Altennia : よかったぁ。
Phillieulais : それは重畳にございました。
Gissenne : ……ありがとう。
フィリユーレ殿。
ところで、私を探しておいでと聞いたが?
Phillieulais : はい。実は昨晩
伝令が参りまして、バタリア丘陵にて
大隊規模の敵部隊が発見された由。
Altennia : バタリアですって?
Gissenne : 彼の地の主だった敵は
あらかた掃討されたはずでは?
それが本当なら……まさか、敵の狙いは!
Phillieulais : おそらくは……。我が軍の主力は
敵本隊との決戦に備えてザルカバードに展開中であり
後方には輜重隊と僅かな守備隊を残すのみですから。
Gissenne : ……危ういな。そこで、ジセーヌは紅燕騎士隊の出立を今すぐに繰り上げる事に
冒険者も作戦への参加を頼まれ、ボスディンで合流する事になった
=== Area: Beaucedine Glacier [S] ===
Phillieulais : ははは、アルテニア。
どうやらRoardどのに
先を越されてしまったようだぞ。
Altennia : 来てくれると……
来てくれると、信じてました。
ありがとう、Roardさん。紅燕騎士隊とフィリユーレ、そして冒険者は合流し早速敵の位置を把握するため捜索を開始することに
冒険者とフィリユーレは、2人で一番可能性の高い塔を調べに北上し…
Phillieulais : ……む、これは?
Phillieulais : 見てください。
Roardどの。足跡です。
Phillieulais : 大きいな……巨人か?と、ここでフィリユーレは何者かの気配に気付く
Phillieulais : !?
Phillieulais : (……
Roardどの
なにも気づかぬ振りをしてください。)
Phillieulais : (……そこの陰から
こちらの様子を窺っているヤツがいます。
おそらくは敵の斥候かと……。)
そして2人で挟み撃ちにしようと、その気配の人物に近付くが…
Phillieulais : ……
Phillieulais : ……な、消えた!?
??? : ハハハッ!
やっぱりな。
見たことある顔だと思ったぜ。
Phillieulais : エ、エグセニミル!?
Excenmille : 相変わらずだな。
フィリユーレ。
Roard。それは、アルフォニミル率いる赤鹿騎士隊とタブナジアへ向かったはずのエグセニミルだった
事情を聞くフィリユーレに、タブナジアに行く手段も意味も失われてしまったと意味深な事を言うエグセミニルだったが…
それよりも、エグセニミルは今回のバタリア丘陵を進軍する敵の正体について何か知っているようだった
Phillieulais : 「禿鷲軍団」だと?
王都を包囲した、あのキングスレイヤーの部隊か?
まずい。そいつは、まずいぞ……。
Phillieulais : Roardどの。
Phillieulais : ひとまず私は
紅燕騎士隊の所に戻り、ジセーヌどのが
戻られたら、今後の策を練ろうと存じます。
Phillieulais : Roardどのも
その足跡を調べ終わったら、
戻ってきてください。では……そしてフィリユーレは、敵の情報を知らせにジセーヌ達の所へ戻り…
Excenmille : ……よう、足跡って何だ?
Excenmille : ……こいつは
巨人どもの足跡だ。間違いない。
ブンカールで何度も見たからな。
Excenmille : それにしてもバカな連中だ。
何度も行ったり来たりしてる……へへッ
きっと道に迷ったんだぜ、こいつら。
Excenmille : ……!?
Excenmille : まずい! 隠れろ!
Roard!!そこに歩いてきたのは巨人達
道に迷っているらしく、腹も空かせているようだが…
と、エグセニミルは先頭を歩く黒い巨人の顔を見ると
Excenmille : (ん!?
あいつは……。)
Excenmille : (なあ、
Roard。)
Excenmille : (実は、この近くに
絶好の釣り場を見つけたんだ。)
Excenmille : (そこに行って
今からいう3匹を
釣ってきてくれないか?)突然エグセニミルに魚釣りを頼まれてしまった冒険者
仕方がないので、釣りに向かうが…
で、魚釣りです
2匹目で大物ひっかけたのに気が付かないでカーボンロッド折ったぜチクショウ!
三つの釣りポイントがあってそれぞれ釣れる種類の確率が違うようで、釣れやすい魚は1~2回でパッと釣れてしまいます
移動をおっくうがって一つのポイントで3種類釣ろうとしたら結構時間が掛けても釣れなかったので、ここは素直に移動しながら釣った方がいいかもしれませn
そして冒険者は、釣れた魚を持ってエグセニミルの所へ戻る
Excenmille : ご苦労だったな、
Roard。
早速、魚籠を見せてくれよ。
Excenmille : ハープーンフィッシュに
アーマードロブスターに
シールドクラブ……と。
Excenmille : ひゅ~ッ!
こいつは活きがいいや。
ばっちりだぜ!
Excenmille : それじゃ、お次はと……。
Excenmille : ……静かにしててくれよ。
いま、風の精霊と話すから……。
Excenmille : ……北?
うん、分かった……北風だな。今度は風上の方向で、釣った魚をこんがり焼いてきて欲しいと頼まれる冒険者
「焼くだけで終わりだから」という事で、冒険者は行って魚を焼き始めるが…
一方、道に迷っていた巨人達は
風上から漂う香ばしい匂いに騒ぎ出し…
Ungainly Gigas : グガッ、ウゴッガ、ガッガッ!!
Klythios : グゴォガ! ガァガェッゴッ!!黒い巨人が止めるのも聞かず、他の巨人達は我先にと匂いの元へ走り去ってしまう…
すると黒い巨人の背中に、突然小さな雪玉が投げつけられる
黒い巨人が振り向くと、そこにいたのは…
その頃、冒険者はフィリユーレを追って紅燕騎士隊の所へ戻ろうとしていた
しかしそこに着いた時には、火の手が上がり周囲には戦闘の跡が…
冒険者の背後に敵の気配が迫る
Phillieulais : 危ない!
後ろッ!
Orcish Bloodletter : グガァァァァァァァァッ!!オークNMのOrcish Bloodletterと戦闘です
まぁ魔法を唱えないならこっちのもんですよ
ということで楽々クリア
そしてオークNMを退けた冒険者の所へ、フィリユーレが駆けつける
Phillieulais : 戻ってみたら、この有様……
残念だが、紅燕騎士隊の掩壕は、禿鷲軍団の
連中に、先に発見されてしまったようだ。
Phillieulais : しかし、我々を置いて
ジセーヌどのが撤退するとも思えません。
まだ、そう遠くない場所に必ずいるはず……。
Phillieulais : 辺りを捜してみましょう。すぐに冒険者とフィリユーレは、アルテニア達を探して走り…
Altennia : ハァ……ハァ……
た、隊長。ドゥミエンヌ小隊も壊滅です。
このままでは……
Gissenne : ……ああ、分かっている。
だが、私たちが退けば、我が軍の
主力は、背後を突かれることになる。
Altennia : ……フィリユーレ様たちは?
Gissenne : まだ、なにも……
だから、ここが踏ん張りどころよ。
Altennia : はいッ!
Zogbog : グフフ……
中央突破で形勢逆転、てか?
見え見えなんだよ。アルテニア達の前に立ちはだかっていたのは、オークの攻城兵器を従えたゾッグボッグだった
明らかに劣勢の紅燕騎士隊だったがそこに…
??? : よう、ゾッグボッグ。
相変わらず、数頼みか?
Altennia : あ、あれは……!
Zogbog : 『クソッ!
またしても……』崖の上から戦場を見下ろしていたのはエグセニミルだった
Zogbog : フッ……フハハッ!
だが、小僧ひとり増えたところで
禿鷲軍団改め、我が無双隊の敵ではないわ!
Excenmille : ……ひとり?
はたして、それはどうかな?
Zogbog : ふんっ、その手は食わぬわ。
それに、もし現れたところで
小便臭ぇガキが何人来よう……
Zogbog : がっ!?
Zogbog : クリュティオス?
ば、バカな!
巨人傭兵団を買収したというのか!?
Excenmille : 一番隊、雪弾砲用意ッ!
Excenmille : 放てぇ~っ!!エグセニミルの合図で、一斉に巨大な雪玉をオーク達めがけて放り投げる巨人達
石つぶてを芯に使った雪玉の威力は強力で、たまらずオーク兵達が撤退を始める
Excenmille : よしっ!
本隊が手薄になったぞ。
一番隊、集中砲雪を浴びせてやれっ!
Zogbog : 『しっ……しまったっ!』
Zogbog : 『ええぃッ!
野郎ども、退け! 退けぃッ!!』兵器まで破壊されてしまい、ゾッグボッグも撤退する
クリュティオスはひときわ大きい雪玉を天高く放り投げると…
Zogbog : 『ぜぇっ……ぜぇっ……
くそっ……あのガキ、今度会った時は……』
と、オーク達は一斉にゾッグボッグから離れて逃げ始める
Zogbog : 『ん?
お前ら、どうしたと……!?』
Zogbog : ウアアアアアアアアアアアアアッ!!
Excenmille : 礼を言わなきゃな。
あそこでRoardが
魚を焼いてくれただろ?
Excenmille : だから、巨人の取り巻きが消えて
旧知のこいつ……クリュティオスと
オレはサシで話すことができたんだ。
Excenmille : クリュティオス。
おかげで助かったぜ。
いつかどこかで、また釣り勝負しようぜ!
Klythios : ウゴッ!! グェグ!こうして、クリュティオス率いる巨人の部隊は引き返していき…
Phillieulais : いいのか?
あいつらを帰しちまって?
戦局を左右するほどの戦力になるだろうに……。
Excenmille : 借りは返したってさ。
それに、あいつら連れてったら
親父も王さまも腰抜かしちまうよ。
Altennia : ふふふ。見かけは怖いけど
意外と紳士的で、楽しい人たちだった。
獣人と人間……そんなに違いはないのかもね。と、そこにただならぬ様子で一人の兵が向かってくる
Excenmille : あの紋章は……
Leuonard : え……エグセニミルさま!
Excenmille : リュオナール!
そんなに慌てて、いったいどうした?
Leuonard : それが……
Excenmille : な……親父が!?
Leuonard : お待ちください!
エグセニミルさま!その知らせを聞くとすぐさまチョコボを駆り、ザルカバードへと走るエグセニミル
フィリユーレもそれを追い…
Altennia : フィリユーレ様!
Altennia : ……お気をつけて。
=== Area: Xarcabard [S] ===
Alphonimile : エグセニミル……。
Excenmille : はい、父上……。
Alphonimile : ……これ、を……
Excenmille : この指輪は
当主の証……
Excenmille : 父上!?
Alphonimile : ……ジェラムス!
Jayramus : はっ。
Alphonimile : 悪いが、
私の戦いは、ここまでのようだ。
……これより、最後の命令を伝える。
Jayramus : ……。
Alphonimile : これより
我が隊の指揮、お前に委ねる。
Alphonimile : 弔い不要。
骸は捨て置け……よいな……
Excenmille : お、親父っ!!
Jayramus : アルフォニミル様……
Leuonard : アルフォニミル様っ!!禿鷲軍団の伏兵による毒矢だった
アルフォニミルの死に怒りを抑えられない腹心の部下ジェラムスは、すぐさま攻撃に転じると兵達に指示を出そうとする
それを聞いたエグセニミルは、兵が弱ったこの状況での攻撃は無謀だと止めに入るが…
Jayramus : ハッ。
Jayramus : らしくありませんなぁ、若様。
お教えしましょう。戦とは水物。
兵力差がすべてではありません。
Jayramus : それに、この怒りこそが
我ら騎士を一丸とし、配下の兵の恐怖を払う。
お館様の仇を討つ好機、今をおいてない!
Jayramus : それとも、若様……
まさか、怖気づかれたので?
Excenmille : ……ああ、怖いとも。
Jayramus : ……!?
Excenmille : ここで、お前らを
犬死にさせたら、オレがあの世で
親父にはっ倒されるんだからな!
Excenmille : ……いま、我が隊の
左翼で戦列を組んでいる隊は?
Jayramus : ……おい、
何でそんなことを……
Excenmille : つべこべ言わずに教えろ。
一番近い左翼の部隊はッ?
Jayramus : ……。
Jayramus : 鉄羊騎士隊……
鉄羊騎士隊が、(I-9)付近に宿陣している。
我が隊の異変に気づき、守ってくれているのだ。
Excenmille : チッ。
よりによってあいつの隊かよ……
Excenmille : まぁ、いいや。
Roard!
Excenmille : すまないが
今から、その鉄羊騎士隊の陣へ
伝令を頼みたい。いいか?そのまま正面でやりあう戦力は赤鹿騎士隊には残されていない
そこでエグセニミルは、鉄羊騎士隊と協力して禿鷲軍団と戦う作戦を考えたのだった
Excenmille : いいか。チャンスがきたら
オレは、この鹿鳴の角笛を吹く。
甲高い音が出るから、戦場でもすぐに分かる。
Excenmille : それを合図に
鉄羊騎士隊は、攻撃を
開始するように伝えてくれ!そして冒険者は、近くに布陣しているという鉄羊騎士隊のところへ
Rahal : お!
Roard?
Roardじゃないか!
Rahal : おーい
シラヌス! ビスティヨ!
Roardが来てくれたぞ!
Rahal : へへ……そうか
エグセニミルは無事だったんだな。
Cyranuce : な?
言ったとおりだろ?
そう簡単に、あいつがくたばるわけないって!現場にはラーアル達鷲獅子騎士団の面々もいた
早速冒険者は、エグセニミルが考えた作戦を鉄羊騎士隊の者達に伝える
Alainasion : おいおい、禿鷲の将は
百戦錬磨のキングスレイヤーだぞ。
そんな子供だましの作戦が通用するか!
Rahal : 子供だまし?
ガルレージュ要塞が陥ちなかったのは
その僕ら子供のおかげじゃないか!
Bistillot : それに、エグセニミルは
短い間とはいえ、激戦地を転戦してたんです。
あなたより実戦経験が豊富かもしれませんよ?
Alainasion : くっ……
言わせておけば、このガキどもは!
戦争ごっこなら、ママのスカートの中で……
??? : ははは!
一本とられたな、アレナジオン。そこにやってきたのはフィリユーレだった
Alainasion : フィリユーレか……
ちゃかすなよ。
Phillieulais : では、聞こう。
仮に精強なる我が鉄羊隊の諸君が禿鷲軍団と
まともにやり合ったとして、勝ち目があると?
Alainasion : 少なく見積もっても
敵は3倍の兵力。それは……
Phillieulais : それに現在、連絡ルートは
各所で敵に寸断されつつあり、我が隊が
連携可能な部隊は赤鹿隊だけ……そうだな?
Alainasion : ……!
Phillieulais : 赤鹿騎士隊が
崩れれば、遅かれ早かれ
我々も自滅することになるんだよ。フィリユーレの口添えもあり、鉄羊騎士隊はこの作戦に合意
冒険者はすぐにこの事を伝えにエグセニミルの元へ
ジェラムス達はすでに出撃してしまったらしいが…
ひとまず鉄羊騎士隊と話が出来たことを伝える
Excenmille : おかげで
また望みがでてきたよ。
すぐに出立して、赤鹿隊の後を追おう。
Vinairy : お待ちください
エグセニミル様。これを……
Excenmille : 助かるよ、ヴィネリー。
すまないが、負傷兵を頼んだぞ。
Vinairy : はい。
御武運を……。
Excenmille : よし、行こう。
Roard!兵から軍用プリズムパウダーを受け取り、すぐにエグセニミルと冒険者も後を追う
Leuonard : ジェラムス隊長
敵の数、想像以上ですね。
Jayramus : うろたえるな。
多勢に無勢でも、戦いようはある。
まずは、敵の配置を見極めるのだ。
Leuonard : 隊長、あれを!
Jayramus : フィリユーレ卿……?
近衛騎士が、何故ここに?
Phillieulais : ……よし。
鹿鳴が聞こえるまで、ここに伏せる。
Ganathein : ……て、敵陣に
近すぎやしませんか?
Dissaud : ……本当に
赤鹿隊は仕掛けるつもりでしょうか?
いったい、どこ……
Dissaud : しまった!!鉄羊騎士隊の兵が、誤って武器を岩陰から落としてしまう
敵に気付かれてしまい、やむなく時間を稼ぐためにフィリユーレがオーク達の前に姿を現す
Phillieulais : 私はサンドリア王国
近衛騎士のフィリユーレ・S・デュフォン。
是非、ドッグヴデッグ殿と手合わせ願いたい。
Voshekglok : ぶ……ぶははッ!
やはり、ばがだな、ぎざま。
みみながごとぎが、ドッグヴデッグさまに……
Kingslayer Doggvdegg : ……近衛騎士だと?
Kingslayer Doggvdegg : おもしろい!
その勝負、受けてやろう!
がっかりさせてくれるなよ?ドッグヴデッグを相手にフィリユーレは一歩も引かない戦いぶりを見せる
と、そこにエグセニミルと冒険者が辿り着き…
Excenmille : フィリユーレ!!
Phillieulais : ふ……
来やがったな、坊主。
Kingslayer Doggvdegg : グハハ……どうした?
こんな腕で、よく近衛騎士が務まるものよ。
この分なら今の王デスティンも、殺すのは簡単そうだ。
Kingslayer Doggvdegg : それから、
その世継ぎも屠ってやる。
確か、トリ……そう、トリオン王子だ!
先日捕らえた乳母が、命乞いしながら吐いたぞ。
Phillieulais : な!?
貴様、殿下の御命まで狙って……
ゆ、許さんッ!!!
Excenmille : あ、まずいッ!
フィリユーレ、落ちつくんだッ!激昂したフィリユーレがドッグヴデッグに猛攻を仕掛けるが、冷静さを欠いた状態で隙を突かれてしまい…
ドッグヴデッグの剣が非情にもフィリユーレの胸を貫く
Phillieulais : グハァッ……
Phillieulais : す、すまない……
アルテ……
Kingslayer Doggvdegg : ガハハハ……
オレサマの慈悲に感謝しろ!
Excenmille : おい!
ここで何をしている、ジェラムス?
今こそ、仇を討つ好機じゃないのか?
Jayramus : ふんっ。言われずとも。
Jayramus : ものども、行くぞ!
Gorakbok : 『お、おやぶん
あれを!!』
Kingslayer Doggvdegg : 『ほほう……
思ったより、ネズミは多かったな。
だが、あれしきの兵、物の数ではないわ!』
Excenmille : ……今だっ。エグセニミルの吹いた鹿鳴の合図で、潜んでいた鉄羊騎士隊も姿を現す
Excenmille : よし、作戦どおりだ。
予期せぬ部隊の登場で、敵は浮足だってる。
今ならば、ヤツの懐まで……!
Excenmille : 頼む、手を貸してくれ!
Roard!!
Kingslayer Doggvdegg : ……ええい!
ネズミどもが、次から次へと!
Kingslayer Doggvdegg : 来い、ゲラモガ!!
Kingslayer Doggvdegg : ……フッ
甘かったな。
Kingslayer Doggvdegg : だが、小僧
この奇襲、キサマの策だな?
その用兵の才だけは認めてやろう。
Excenmille : うるさい!
母上のッ! 父上のッ!
そして、フィリユーレの仇め! 思い知れ!
Kingslayer Doggvdegg : はッ!
やはり、頭の中はガキのままか?
少々惜しいが、仕方あるまい。
Kingslayer Doggvdegg : おい、喜べ!
これから、キサマを父母の下に逝かせてやる!
オレサマ、手ずからな!という事でBF「雪原を朱に染めて」です
ご覧の通り白ソロで挑みました
というのもエグセニミルは無駄に範囲攻撃をまき散らして雑魚のタゲを取ってしまい、すぐ体力がなくなってしまうとの事なので
弱い癖に勇敢に飛び込んでおっちぬ、現代サンドにもそんな奴がいた気がしますがヴァーンという種族は大体こんな感じなので【許してください。】
冗談はさておき、とりあえずファランクスとアイススパイクを張りながらとにかく逃げます
逃げながらエグセニミルにケアルを飛ばしまくります
何が辛いって、ヒーリングする余地はもちろん無い
強化だってしばらくしたら効果が切れるので、逃げる+強化を張り直す+エグセニミルと自分を回復する、を全部一人でやります
ソラスのストンスキンだけを頼りに、雑魚に殴られながら決死のコンバート
死と隣り合わせすぎて泣いt
でーこれ2回ぐらいやったんですが
最後の1回は、ボスの体力があと4分の1というところまで減らせたものの自分への回復が間に合わず雑魚に殴られ終了
数体の雑魚もそうだけどブガNMもこっちを襲ってくるので、被ダメがきっつい;
あと少しだったという事で、せっかくならソロで勝つまで挑戦してみても良かったんですがそれ以上に燃え尽きたので
まだ起きていたさるさんを召喚
今度はナ白で行ってきました
周りの雑魚にフラッシュとかやってみるんですけど、どうしても白は殴られながら回復するしかありませんn
ただし今回はエグセニミルの他に自分が削っている事もあり、戦闘時間も短くクリア
そして冒険者とエグセニミルはドッグヴデッグに勝利し…
Kingslayer Doggvdegg : グォッ……
や、やるな。オレサマをここまで……
Kingslayer Doggvdegg : だが、フ……
Kingslayer Doggvdegg : フハハハハハッ!
キサマら、惜しい。実に惜しかったぞ。
Kingslayer Doggvdegg : 後陣の連中が
間に合いさえしなければ
勝てていたかもしれんのになぁ!
Kingslayer Doggvdegg : 『よ~し、野郎ども!
こいつらを1人残らず始末しろっ!!』
??? : 将軍!
悪いが、そいつはお断りだ。
Kingslayer Doggvdegg : なにっ!?
Rongelouts N Distaud : ブタの分際で
私に命令とは笑止であるッ!
Rahal : エグセニミルッ!
Excenmille : ラーアル! みんなっ!!
Kingslayer Doggvdegg : くそっ……
後陣はいったい!?
Rahal : 今ごろ
あの世に向けて進軍してるぜ!
Kingslayer Doggvdegg : んんんん、おのれ……。
Rongelouts N Distaud : そろそろ
年貢の納め時だな?
ドッグヴデッグ将軍よ。
Excenmille : みんなの……
Excenmille : 仇だッ!高く跳躍し、エグセニミルは渾身の一撃をドッグヴデッグ目がけて叩き降ろす
崖を背にしたドッグヴデッグはバランスを崩し…
Kingslayer Doggvdegg : おっ……おっ……
Kingslayer Doggvdegg : うおおおおォォォ……
Excenmille : ハァ、ハァ……。
Jayramus : た、倒しやがった……
あの、どら息子だった若が
宿敵ドッグヴデッグを……。
おおおおおおぉぉぉっ!!
Leuonard : 若様、ばんざ~いッ!
Oliverain : オルシャー家に栄光あれ~ッ!
Rahal : 大人たちがみんな……
すごい。すごいや、エグセニミル!そしてジェラムスは、エグセニミルの前に静かに膝をつくと…
Jayramus : 若様……。
Jayramus : ……いえ、お館様。
お預かりしていた指揮杖を
お返しいたします……。
Excenmille : いや、まだ持っててくれよ。
オレには、お前に教わることが山ほどある。
Jayramus : 御意!
Rongelouts N Distaud : おい、見てるか?
アルフォニミルよ。貴様の血は
しっかり、倅に受け継がれたみたいだな……。そして鉄羊騎士隊は元の陣へと戻り
エグセニミルも、ラーアル達に会いに後を追う
Excenmille : ラーアルッ!
Rahal : 元気そうだな!
Excenmille : お前こそ!
背も伸びたみたいだな。
Rahal : 元気なもんか!
お前が出ていってから
要塞で戦って、それから……
Rahal : それから、マシェーグが……
Excenmille : ……すまなかったな。
Rahal : ……エグセニミル?
ひょっとして、お前……
Rahal : 謝ってる……のか?
Excenmille : ああ、もちろんだ!
Excenmille : オレも、あれから
たくさんの大切なものを失った。だから……
Excenmille : けど……けどな
大切なものは、まだここに……
Rahal : ……そ、そうだ!
お前の留守中、騎士団だって
ちゃんと守ってきたんだぜ。
Rahal : 僕ら、もう少年じゃないし
名前は鷲獅子騎士団に変えちゃったけど。
Excenmille : え~、鷲獅子?
さすがに、それは名前負けしてないか?
Rahal : なにッ!
聞き捨てならないぞ!
Excenmille : やる気か!?
負けてるったら、負けてるんだよ!剣を抜いて睨み合うラーアルとエグセニミルだったが
ふっと笑い合うと…
その頃、そこではフィリユーレを弔うため大勢の騎士達が集まっていた
悲しみ嘆く人々…そしてそれを離れた所で見ていたアルテニアが、がくりと座り込む
Bistillot : アルテニアさん……
Bistillot : ……やはり
フィリユーレさまのことを……大きな犠牲を払いながら、戦いはまだ続く…
一方、エグセニミル率いる巨人達の攻撃によって、計画が頓挫したゾッグボッグはというと…
Zogbog : 『くそッ、切り札の親衛隊が……
これは、どういうことなのだ?
まさか歴史を変えさせない、
何らかの力が働いて……』
Zogbog : 『はは……まさか、な。
しかし、すでに万策尽き、
オレの応用できる未来知識もネタ切れに……!?』
??? : 『ゾッグボッグさま~!』
Zogbog : 『ん? んんっ?
お前は確かわっか好きの……』
Rivetpounder Mekglok : 『いやあ
ずいぶんと探しただ。じつは、
例の図面の件について報告さ……』
Zogbog : アーーッ!!
Rivetpounder Mekglok : 『ど、どうしただ?』
Zogbog : 『そ、その手が残っていたか……!
で、どうなんだ? 完成の目算は?』
Rivetpounder Mekglok : 『いや~、
見たこともねぇ技術さ多いし、
おそらく完成までに15……
いんや20年ぐれぇかかるかも……。』
Zogbog : 『な、なにぃ!?
そんなに待ってられるか!
今すぐなんとかしろ!』
Rivetpounder Mekglok : 『そ、そんだだこど
言われても……』
Zogbog : 『……待てよ。』
Zogbog : 『20年……。
20年あれば確実に造れるんだな?』
Zogbog : 『グフフフ……
20年後が楽しみだ。』
Zogbog : グハハハハハ!!これで過去サンドのクエは一旦終了
次はアルタナミッションの続きです
後半に
つづく