とりあえずざっと長所から紹介していきますかね
まずはピエージェの一番の特徴である、エスナについてです


唯一のエスナ使い


ピエージェは全フェイスの中でただ一人、エスナを使用するフェイスです
もちろんただのエスナではなく、ミゼリエスナですよ！
念の為に補足しておくと、このミゼリエスナというのは(※一部の状態異常を除いて)最大2つまでの複数の状態異常を、自分中心範囲にいるPTメンバー全員分一括で回復出来るというものです

今日日、タゲ持ち一人だけに丁寧に状態異常を付けてくるような親切なMobはそうそういませんよね
ピエージェはスロウガなどの弱体ガ系や、麻痺・バインド・悪疫などを範囲でばらまくタイプの敵にはめっぽう強いです
そして複数の状態異常を一回で解除出来るという事は、次のケアル行動への移行の速さにも繋がります

いくつも付いた状態異常の解除に手を取られて、白フェイスのケアルが薄くなったと思った事はありませんか？
自分はピエージェが呼び出せなくて代理の白フェイスを使った際に、特にそれを痛感しました
後は状況にも寄りますがヤグ持ちの白が暇になります


便利なのは分かった、しかしそれはピエージェが便利というよりもエスナが便利なだけなのでは…
そうお思いのあなたに、ピエージェのエスナ以外の長所もご紹介します



割と神タイミングの女神の聖域


女神の聖域もまたピエージェの特権ですかね？他にも使用する白フェイスがいたら自分の勉強不足です、【許してください。】！
この女神の聖域は、ざっくり説明すると魔法ダメージ限定の警戒のスケルツォみたいなものですかね
最大75%カットなので、アスフロなんかに白さんが合わせたりするのを見た事があるのではないでしょうか
そして、ピエージェにはそれが出来ます

AIのやる事なのでしょうもないタイミングで使うのかと思いきや、大ダメージを覚悟したら聖域が飛んできてほとんど無傷だったというケースを何度も体験しています
この間だとルオン隠しのAATTでメテオに聖域を合わせていますね
他にも召喚タイプの獣人と戦ってアスフロを察知したら聖域を張りますし、流砂洞ウォンテッドの黒アンティカのガV・ドゥエルグ族の鮮血の饗宴など、大ダメージと言えるものには基本的に張るようです

再使用10分というリキャの都合もあるので全ての攻撃を防いでくれる訳ではありませんが、AIならではの反則的な反応速度で合わせてくれるので、あわやという所を助けてくれるかもしれませんね



エル白なめんな


ピエージェに興味は沸いてきたけど、自分から距離を取ってくれる訳でもないしそもそもエスナを生かすには被弾出来る位置にいなきゃいけない訳で、範囲に巻き込まれたら死んでしまうのでは…
ご心配のあなたに朗報です
幸いこのピエージェはサンドリアの第二王子・つまり種族はエルヴァーン
ケアルを唱えるより鈍器で殴る方が得意なのうきん王国に生まれた白魔道士の耐久力の高さは伊達ではありません

一応限度というものはありますが、他の白フェイスと比べるとピエージェはタフネスです
他のフェイスが範囲で一人また一人と減っても、ピエージェだけは最後まで残っているというケースは少なくはないですね
まぁ、しぶとく生き残りすぎてHPが0になるよりも先にMPが0になるパターンもありますが…

無論エルヴァーン故のMPの少なさはあると思います
タルタルフェイスから乗り換えるとこれを特に感じてしまうのですかね
しかし大ケアルを連発せざるを得ない状況ならともかく、ある程度安定した戦闘であれば自前リゲイン+MP回復WSをこまめに使ってくれるので、普通に遊ぶだけならMP切れで困るようなことは無いと思います

余談ですが、ピエージェは目の前にMobがいる時は近接攻撃を行いますが、手が届かない位置にいればわざわざ自分から殴りに行くことはありません
フェイスの呼び出し順やPCの立ち位置などの工夫次第で簡単に距離を取ることは出来るので、連携の割り込みや与TPなどの心配は要りませんよ！



ヘイストは後衛にも配るタイプ
これが長所なのか短所なのかは使用者のジョブにもよるかとは思いますが、前衛にしかヘイストを配らないフェイスに不満がある方には良いのかもしれませんね
後衛だってヘイストが欲しい！




さて、ここまでピエージェを使うにあたって利点ばかりをお送りしてきましたが、これから使おうかなという方はピエージェに乗り換えた時に困ることについても気になるかと思います
という訳でここからは、ピエージェの短所についてまとめていきます


ピエージェの苦手なこと


まず自分がピエージェを使っていて気になる事と言えば、戦闘開始からの準備に少し時間が掛かってしまうことですかね
ピエージェの開幕の行動パターンには「オースピスを唱える」というものがあります
加えてヘイスト支援も行うので、こうした支援の詠唱中にPCのHPが減ってもすぐに対応出来ないことがありますね
多少体感出来る程度には序盤のケアルは遅いように思います

遅いと言ってもそれで間に合わずに戦闘不能になるほど致命的なものではないのですが、それでも何か対策をしたいという事であればケアル補助用のフェイスを一緒に呼んでおくことをおすすめします
1体で完結したいのに2枠も回復フェイスで使うのはもったいないというお言葉はもっともですが、しかしピエージェはエスナという状態異常回復に特化した一面を持っている為、これにケアルの遅れをカバーする回復フェイスを合わせる事によって盤石のリカバリーが期待出来ます
面白い組み合わせとして、ケアルガが得意なナシュメラIIとのコンビもおすすめです



認知度が低い


少なくとも自分の周囲でピエージェを使っている方はあまり見かけません
ヨランオランとアプルル、二大巨頭とも言える同じ白のユニティリーダーフェイスの陰に隠れてしまい、ユニティランキングによるウォンテッド装備のステータス上昇効果は万年最低値…
しかしこれはピエージェを使ってくれる方が増えることで解決しますのでね！
今回の記事で少しでも興味を持って頂けたのなら、お試しに・または気分転換に、ぜひ一度ピエージェを使って頂けると嬉しいです



まとめ


ピエージェはソラススキンもなければケアルガもない為、長いこと話題にすら上がらないフェイスだったかと思いますが、前述したようにとにかくエスナによる範囲異常回復が優秀です
PTにヤグ白がいても、ピエージェを呼ぶと異常回復の手間が省けて楽だと喜んでもらえることがあります
ひょっとしたらピエージェは、ソロよりも少人数PTの補助フェイスにした時に一番真価を発揮するフェイスなのかもしれません

そしてこれは自分の想像ですが、最近は良い装備が次々と実装されてPCが強化されており、ソロや少人数で遊ぶ分には以前ほどHPに気を配らなくても何となくで遊べるようになってきたのではないかなと思います
他の白フェイスに比べてケアル性能が少しばかり低くても、昨今の遊び方に照らし合わせるとそれはそこまで気にならない問題なのではないでしょうか
PC側に余裕が出て来た今だからこそ、白フェイスには単なる「PCの代わりのケアル役」から、「PTの負担を軽くするサポート役」という新たな役割を見出しても良いような気がします

だまされたと思って、ピエージェ使ってみて下さいね！