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  • 2024-11-22

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  • 2017-05-27

そしてふたつの名は消える

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真ビスマルクも倒した事であれこれ進みまして

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低地ドラヴァニアの風脈の泉も残すところ一つ、後はメインクエ分でコンプです
モブハントの上級も開放しまして、アジス・ラーまで行けるようになれば記章も一気に貯まりそうですね!
楽しくなってきた感じです


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そしてレベル60になったという事で、最後の暗黒ジョブクエストをやっていきます
※以下の記事は暗黒60クエ「そしてふたつの名は消える」のネタバレを含みます




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イストリド:いざ、決闘をはじめようではないか!娘の首と、私の首、いずれかが飛べば決着だ。
イストリド:だが、貴様らのような穢れに、この首は易々と触れさせぬぞ……ッ!
シドゥルグ:リエル、フレイから習った幻術は忘れていないな。それで、俺とSolangrasを援護しろ。
シドゥルグ:それから……絶対に、俺たちから離れるな!
リエル:うん……!


黒曜のシドゥルグ:増援か……かまわん、全員退けてやる!
黒曜のシドゥルグ:護ってやると、こいつに誓った……。だから俺たちは、絶対に負けないッ!


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暗黒ジョブクエ最後のバトルは、増援そして増援の大乱闘です
アンリーシュでタゲを取りつつバフを使って凌いでいきます

寂静のリエル:お母さん、私、死にたくない……生きていたいよ!
神僕のイストリド:私に許しを求めるのか?では、死ね! 貧弱で、愚かな小娘よ!
神僕のイストリド:暗い牢の中で、泣き叫ぶことすら諦めていた貴様に、生きてゆける道などないッ!
神僕のイストリド:貴様は痛みの象徴! 穢れの象徴だ!閉じ込めても消えぬなら、この手で消し去らねばならん!

神僕のイストリド:おのれ、おのれぇッ!総員突撃、この穢れどもを抹殺せよ!
黒曜のシドゥルグ:させてたまるかッ!血を捧げ、肉を削がれようとも……俺たちは引かん!
神僕のイストリド:決着のときだ、リエル!この心臓を焦がす、昔日の残り火め……!
神僕のイストリド:私を騙した、貴様の父が許せぬ!その血を継ぐ貴様も、許すことはできぬ!
神僕のイストリド:そして、あの欺瞞の日々を享受した自分も……ああ、心臓が熱い! 焼け爛れそうだ!
神僕のイストリド:私は貴様を葬り、過去を屠る!消えろ! 消えろ! 消えろォォォォォッ!


イストリドとの戦闘に勝利すれば、遂にその時が訪れます


イストリド:おのれ……ッ!

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イストリド:くっ……なぜそこまで……我が身を危険にさらしてまで、リエルを護ろうとする!?
イストリド:貴様にとっては、縁のない娘だ。護ったところで、何の栄誉も得られはしまいに!
シドゥルグ:栄誉、か……。モーグリ族の問いの方が、よほど血が通っていたな。
シドゥルグ:お前には、決してわからないだろう。だが、これが「暗黒騎士」の誇りで、力だ……ッ!

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シドゥルグ:……首は見逃してやる。ただし、慈悲などとは思わんことだな。リエルの前でお前を殺し、傷を残したくはないだけだ。
シドゥルグ:お前の命が、誰に護られたのか……わかったなら退け、永久にな。


イストリドがリエルの母親であるという事は紛れもない事実
シドゥルグはリエルを思い、命までは取らないとイストリドに告げます
しかしそれを聞いたイストリドは…


イストリド:ふっ……とんだ甘さだ!その大剣、さてはこけ脅しか?ここで首をとらねば、私は再び貴様らを追うぞ。

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イストリド:たとえ兵を失し、この身が千切れようとも……我が身を穢した忌々しい過去をすすぐのだ。貴様らに、安息の日は訪れまいッ!
イストリド:ふ……ふふ…………くくく……ははは、あははははははッ!


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狂ったように笑うイストリド
命ある限りリエルを殺しに来ると、高らかに言い切って…
そんな母の姿を見たリエルは、おもむろにイストリドの前へと足を踏み出します

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シドゥルグ:リエル……?
リエル:逃げていれば、いつか……夢が覚めるみたいに、終わるんじゃないかって思ってたの。

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リエル:でも、そんな私を護るために、シドゥルグやSolangrasが受けてくれた傷が、前に進むってことの痛みなら……
リエル:私も、それを受け止めたい。痛くても、悲しくても……諦めないって約束したから。


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リエル:シドゥルグ……。おねがい、私に力を貸して。



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「力を貸して」…
この言葉が意味する事の何と重いことか
少女の願いを聞き届け、暗黒騎士はイストリドを見据えて剣を構えます

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自らの選択が執行されるその瞬間
最期の時を前にした母に、リエルはその覚悟を示しました

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「コーリニョンの娘は、ともにゆきます。
でも、私は生きるよ……お母さん!


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シドゥルグ:……涙は止まったな。それでもまだ…………痛むか。
リエル:うん、すごく痛いよ……。だけど……だから私、生きてるんだ……。コーリニョンの娘じゃなくなっても……これからも……。




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これで全てが終わった訳ではありません
母を殺し、過去の自分を殺した少女の物語は始まったばかりです
それでも生きることを選んだその強い覚悟が、この先少女を待ち受ける過酷な運命を切り拓く力になるのでしょう


そして一方で、もう一人の女の物語は幕を下ろします



始めから仕組まれていたまがい物の幸せ
愛した者に裏切られ、全てを失い絶望の淵で怒りと悲しみに狂った彼女の心を知る者はもういません

しかし死の間際、彼女の耳に確かに届いた娘の揺るぎない信念は

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怨嗟の渦に飲まれながら母が抱いた、最後の希望だったのかもしれません






シドゥルグ:俺たちは、護りぬいたんだ。そのために数多の傷を受け、業を背負ったが……だからこそ、これほど強くなってきた。


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シドゥルグ:今この胸を満たす、怒りよりも静かで揺るぎないもの。これが俺たちの求めていた、極意たる心なのだとしたら……「暗黒騎士」は、決して挫けないだろう。
リエル:ふたりは……これからも、「暗黒騎士」として戦うんだね。
シドゥルグ:当然だろう。……何か不満か?

リエル:「暗黒騎士」は、自分を盾にするから……。大好きなふたりが傷つくのは、悲しいし、嫌だよ……。
リエル:だけど、傷ついても進んでいく姿は、私みたいな誰かに、前を見る勇気をくれる……。

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リエル:そんなふたりの背中が、世界でいちばんかっこいいって……私、この命があるかぎり、ずっと忘れないよ。

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シドゥルグ:……勝手に言ってろ。



シドゥルグ:それはともかく……Solangras、お前はこれからどうするつもりだ?
シドゥルグ:俺はしばらくの間、リエルとここに残るつもりだ。もはや追っ手は掛からないはずだが、念のため、正教の動きは監視しておきたい……。
シドゥルグ:それに、イシュガルドは今、動乱のときだ。「暗黒騎士」が護るべき「誰かの声」が、どこからか、聞こえてくるかもしれんしな。
シドゥルグ:お前が護るべき者と、俺が護るべきものは、必ずしも同じではないだろう。お前は……誰がために、盾となる?


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ここまでクエストを進めてきた暗黒騎士なら、答えは決まっていますよね

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シドゥルグ:…………ふむ。一瞬、お前の「暗黒」の力が強まった気がしたが……ただの気のせいか。
シドゥルグ:お前なら、何が本当に自分のためか、見誤るようなこともないだろう。結局、誰かを助けるのも、そういうことなのかもしれんな。



シドゥルグ:……「暗黒騎士」の道は、茨の道だと、いつか誰かが言っていた。


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シドゥルグ:それでも、この道は……振り返ればきっと、孤独ではない。





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という事で、暗黒のジョブクエストはこれでコンプリートです!
暗黒騎士のシドゥルグとリエルの物語は、一見救いのない悲しい話に見えて、その中に希望があり、覚悟があり、そして愛がありました
ラストの処断シーンの演出も実に見事でしたね
カットへのこだわり、間の使い方、切るような暗転…見入ってしまいました
レベル50まででも十分面白かったのに、後半でキャストが変わってもなお惹き付けられる、全編を通して素晴らしいシナリオだったと思います

世界を、誰かを、そして自分を
護るべきものを傷付けようとする者は、権力者だろうが聖職者だろうが容赦なく叩き斬る!
だって、それが愛だから。
何とも厨二的で格好良いジョブじゃないですか?

自分も一歩ずつ確実に、暗黒騎士の道を極めていきたいと思います
まずはグブラ幻想図書館、油断しないで参るとしましょうか!







シドゥルグ:歴代の暗黒騎士たちは、長い時をかけて、他者を護るための存在でありながら、あえて「盾をすて、剣のみを掲げる」戦い方を磨いてきた。
シドゥルグ:盾に代わる存在として、己の内に渦巻く負の感情……そして、その根源たる愛を力に換えてな。
シドゥルグ:それを「暗黒」などと自称するとは、素直でないと思わんか?
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