父方の祖父のところへ
ここ数年足やら腰やらすっかり弱くしてしまい、今では一人での散歩などもってのほかになってしまった我らがじいちゃんなのですが
最近また少しずつ元気になっていたと思った矢先、喉に腫瘍が出来てしまったようで
このままでは食べることが出来なくなる上に呼吸器官にも危険が及ぶということで、今度の19日に腫瘍を除去する12時間の大手術を受けることになりました
その応援として祖父方の家族らで集まりだったのですが
腫瘍と一緒に声帯も取り除かなければならないそうです
つまり言い換えれば、今日はじいちゃんの声とのお別れ会でもあったわけです
無口であまりものを喋らない代わりに、たまに喋る時には耳を傾けたじいちゃんの言葉
自分が高校の頃に放送部に入った話をすると「放送部はじいちゃん感心しない」と多分校内放送しかやらない部活だと早とちりしての反対をしたり頑固で融通の利かないところもあるけど、それもこれも可愛い孫のことをじいちゃんなりに真剣に考えてくれていて
厳しい感じの、でもあまり表には出さないだけで男らしい優しさというのを感じさせてくれるような
そのじいちゃんがもう二度と話せなくなる、というのは寂しい限りではあったのですが
でもまぁ家族だし、声が無くなってもきっと大丈夫だと思いました
集まり自体は本当暗い話もなくマジでそんな大手術なのかそんな雰囲気を感じさせない楽しい集まりでした
これでいいんだ家族なんだから