慣れりゃどうって事なさそうなのに、何でこんなにタンクの人口が少ないんだ?
ゼーメル要塞・オーラムヴェイルとダンジョンの難易度が上がっていくにつれ、徐々にその本当の理由に気付き始めて…?
この日は時間も遅かったのでゼーメル要塞を一周だけ回ったのですが、タンクでの突入はまだ2回目とはいえなかなか思うように動けませんね
低レベルのIDでならある程度こなせていた事が、範囲持ちが増えたりダメージありの地形になったりするとどんどんやりづらくなっていきます
ただPTを先導して敵のタゲを取っていればタンクが務まるかと言えばそうでもなく
きちんとバフの使いどころを考え、敵を盾の正面にまとめて被ダメを軽減してヒーラーの負担を減らしつつ、方向指定持ちなどの近接DPSが攻撃するのに困らない位置取りをしなくてはなりません
この位置取りというのが段々と難しくなっていて、魔法持ちや開幕に範囲を撃とうとするMobなど「敵の種類によって移動スピードが異なる」パターンが多くなって来ました
まとめたいのになかなかこちらへ来ない、そうしている間にもDPSが攻撃を開始してその場をキャンプ地とせざるを得ない、結局思ったような位置取りに出来ないまま真横から敵に殴られる事も多いです
範囲持ちの雑魚が増え、フィールドそのものがダメージをばらまく事もある
そんな中で釣って最初の数秒で「後衛の安全を確保する」「方向指定持ちのDPSが攻撃出来る」「盾の正面にまとめる」立ち位置を確定させるのは、側で見ている以上に難しいものです
そしてこの辺りのダンジョンから範囲焼きという選択肢が増えてきます
タンクはスタート時にPTの構成を見て、それに応じた進行の仕方をしなくてはなりません
これが始めたばかりの自分だとまだ難しく、そもそも何のジョブが範囲焼きが得意なのかが分かっていないのでこれからの勉強になるのですが…
安全に攻略するだけではなく、タンクにはIDをクリアするまでのスピードも求められるのでただ慎重にやっていれば良いというものではありません
まとめ過ぎれば無謀、慎重にし過ぎればテンポが悪いという事になる訳ですね
自分の動きでペースを決めるというダンジョンの進行役としての立ち回り、他のゲームとは違う14のタンク特有の仕事だと思います
PT構成・メンバーの癖、ダンジョンに配置された巡回モンスター
突入する時々で変わる状況の中で普段と変わらない動きがこなせて初めて「無難」、しかし一度動きが乱れればメンバーの注目を集めるタンクはそのミスが目に付きます
よほどひどくない限りは直接何かを言われる事はないとは思いますが、やらかしたタンク自身が何を思うかはまた別の話です
これらを割に合わないと言うか、やりがいがあると言うかは人によって違うとは思いますが
自分が主だって先導(リード)する、ミスをすれば他人が分かる、何とも日本人の気質に合っていないロールであるように感じます
難しそうだから誰もやらないというのではなく、一度はやってみたが合わなかったから結局他のロールに落ち着いた、そんなケースが少なくないのではないでしょうか
レベルが上がってタンクというロールが体に馴染んできて、ようやくこのロールが敬遠されている理由が分かって来たような気がします
果たして自分は、「だがそれが良い」と言えるタンクになるのか、それとも…?
おまけこの日のレベリングルーレットはタイタン戦でした
ヒラさんが初見、最終フェーズでDPS共に二名の戦闘不能が出ましたが
タイタン:ぬぬぬぬ……無念……愛しき子らの悲嘆、いずれ必ず……。
自分:GJ!アディショナルスキルやバフを使って凌ぎ続け、こちらの体力も残り1ミリというところで一人残った近接DPSがLBを決めて勝利しました!
14のタンクが自分にとって楽しいものなのかどうかはまだ分かりませんが、「ここで自分が耐えなくては」という窮地は馴染みがあると同時に一番わくわくする瞬間でもあります
いや、やっぱり楽しめているのかな?