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  • 2024-04-28

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  • 2012-11-16

五蛇将クエ【天】【風】【土】やってきた-中編

【前編】はこちら

前編ときたら後編と来て終わると思ったかっ!?
SS800枚撮ってんだよ;;

ナジュリスの副官であるガウィーシュに紹介状を見せると、取材なら直接本人に聞いた方が良いと勧められる
最近はワジャーム樹林でよく散策をしているようだからそこに向かうといいと言われ…


=== Area: Wajaom Woodlands ===

Najelith : あら……?
Najelith : 珍しいわね、
 ここに先客がいるなんて……。

Najelith : そうですか。
 ガウィーシュが私のことを……。
Najelith : ごめんなさい。
 たいしたことではないのに、
 あなたにまで手間をとらせてしまって……。
Najelith : わかりました。
 すぐに戻ると伝えてください。



Najelith : ……?
Najelith : あの、待って。
 それは……
Najelith : 薄汚れた矢……?

Najelith : そんな……
 信じられない……。
Najelith : あなた、
 それがなにかご存知?
Najelith : ……そうでしょう。
 無理もありません。
Najelith : それは、他の方には
 ほとんど価値のないものですから……。
Najelith : ……実はその矢は
 私のある出来事を思い出させる大切な品。
Najelith : この場でつがえ、
 その時の苦悩を再び自らに課すため
 こうして今も時折、ここを訪ねているのです……。



Najelith : せっかくです。
 聞いていってください。
Najelith : その一本の矢にまつわるお話を……。

Najelith : それはまだ
 皇国西部における蛮族の侵入が
 それほど活発ではなかった頃のこと。
Najelith : 弓兵だった私は
 東部戦線で肩を負傷してしまい……
Najelith : 当時は閑職と揶揄されていた
 西の皇都の防衛隊に転属を命じられ、
 この街にやってきました。
Najelith : そして、ここは
 私の弟、ライアーフの任地でも
 あったのです……。




Azahma : ねえ、みてみて!
 あれが天才射手ナジュリス様よ。
 肩を壊したって聞いてたけど、やっぱ格好いいわ~。
Yabeesha : ああ、たしか東部戦線で
 城壁の上にいた敵将の頭を
 冑ごと矢で射抜いたって噂の……。
Wayaati : あ、それ私も聞いたことある~。
 でも、本当かどうか怪しくない?
 なんだか、随分と線が細いし……。
Yabeesha : だよねぇ。
 思ってたのとは
 ちょっとイメージ違うなぁ。
Azahma : でもほら、彼女。
 皇国兵訓練所で、弓の師範を務めてる
 タイラ教官のご息女なのよ?


しかし、ナジュリスの弟はあの問題児「いのししライアーフ」であるという事実を聞いて、やはり本当のところは分からないと噂話で盛り上がる女性兵たち
そこにナジュリスがやってきて…



Najelith : ……私の弟がなにか?
Azahma : い、いえ。
 おつかれさまです。
 ナジュリスさま……。
Najelith : そちらこそ。
 お勤め、ごくろうさまです。
Yabeesha : 今日は
 なにかのご任務で?
Najelith : いえ、今日は
 休暇をとっていて……
 その、弟の誕生日なのです。


弟であるライアーフが、どうしても皇宮に飾られている肖像画と同じデザインの帽子が欲しい、といつか言っていた事を覚えていたナジュリス
休暇を利用して、わざわざ皇宮に赴いて例の肖像画を見に来ていたらしい

Wayaati : それで、わざわざ
 見に来られたのですか?
 ずいぶんと、おやさしいことですわね。
Najelith : 負傷した折、
 弟にはずいぶんと
 心配をかけましたから……。
Azahma : 今もお悪いのですか?
Najelith : いえ、おかげさまで。
 もうだいぶ、癒えました。
 それでは、私はこれで……。

Azahma : …………。
Yabeesha : ありゃあ、相当
 弟に苦労させられてるわ。
Azahma : うん、そうだね……。



所変わって、茶屋シャララト
ナジュリスはライアーフと待ち合わせをしているようだった



Ryaaf : 姉さん!
Najelith : あ、ライアーフ!
Najelith : ごめんねー。
 遅くなっちゃって。
 皇宮見学申請書の記入欄が
 あんなに山ほどあるなんて思わなかったから。
Ryaaf : ……あのさ、姉さん。
Najelith : ねぇ、どこかお買い物に行く?
 それとも、貴方の兵舎で
 ごちそうでも作りましょうか?
Najelith : 今、肩のリハビリも兼ねて
 姉さん、ケーキ作りを勉強しててね。
 ちょっとしたもんなのよ~。
Ryaaf : い、いいよ。
 それより、あのさ
 今日はちょっとお願いがあって……
Najelith : ふふふ……。
Najelith : わかってるわよ。
 誕生日プレゼントのことでしょう?
 だいじょうぶ。ちゃんと覚えてきたから!


弟の誕生日を前にテンションが上がっている様子のナジュリス
しかし、当のライアーフが本当に話したい事は違うようで…



Ryaaf : 姉さん、いいから聞いて!
Najelith : なあに?
 どうしたの。
Ryaaf : あのさ……。
 たまたま所属部隊が同じになったけれど
 ボクも姉さんも軍人なんだよ?
Ryaaf : こういうの、
 もう止めてほしいんだ。
Najelith : こういうのって?
Ryaaf : ボクのこと
 色々と世話やいたり
 面倒みようとしたりすることだよ。


母は早くに亡くなり、父も仕事ばかりでずっと弟であるライアーフの面倒を見てきたナジュリス
ライアーフの突然の言葉に戸惑うが…
彼が焦っているのにはある理由があったのだ

Ryaaf : みんながボクを見るとき
 姉さんの面影を探したり、
 比較したりすることに、もう耐えられないんだ。
Ryaaf : ボクは天才射手
 ナジュリスの弟じゃなく、
 1人の優秀な軍人として認められたいんだよ!
Najelith : ライアーフ……。



Najelith : ……ねぇ、聞いて。
 ここは都会よ。
 口さがない人はいくらでもいる。
Najelith : だけど、気にすることなんてないわ。
 あなたは、どこに出しても恥ずかしくない
 私のかけがえのない、弟なんだもの……。
Ryaaf : それじゃ嫌なんだよ。
Ryaaf : 見ててほしいんだ。
 ボク、もうすぐ姉さんと
 肩を並べる軍人になるから!
Najelith : ええ、ええ
 きっとなれるわ。
 姉さん、信じてる。
Ryaaf : やっぱり
 姉さんはわかってない……。
 でも、いいよ。今に……今にわかるから。
Najelith : ……ライアーフ?

Shaldeea : ナジュリス!
 こんなところでなにしてるの?
Najelith : 今日は、休暇で……。
Shaldeea : それは残念だったね。
 非常呼集がかかったの。
 すぐに戻った方がいいわ。


呼び出しが掛かり、ナジュリスは至急持ち場に戻らなくてはいけなくなり
残念がりつつも今はその場を後にする

Ryaaf : …………。
Ryaaf : ……姉さん。
 今日でお別れだよ。



Ryaaf : 変わるんだ。
 今までのボクとは、なにもかも……。


Yashtra : ……つまり
 その主戦派の「金色のゾーホーズー」は
 率いている部隊を勝手に動かし……
Yashtra : 独断専行で
 皇都に流れ込んでくる公算が大きい。
Yashtra : ……そのような単独行動は
 通常ならば各個撃破し易くなるから
 我々にとっては歓迎すべきところなのだが……
Najelith : ……市壁の修復が
 終わっていない今は、時間を稼ぎたい。
Yashtra : ……そのとおりだ。




今すぐ出なければゾーホーズーの部隊を見失ってしまうかもしれない
そこで単身で出陣する事を志願するナジュリス
部下にそんな危険な命令は出せないと止められるが、休暇中たまたまピクニック中にトロール軍と居合わせて戦闘になった事にすればいい、上官に提案する

Yashtra : ……ナジュリス。
Najelith : はい。
Yashtra : お前の腕を
 信用しないわけではないが
 どうも嫌な予感がする……。



Yashtra : ……ついでだ。
 私も今から
 休暇をとることにしよう。
Najelith : しかし……。
Yashtra : ダルハブ(Dalbab)、
 参謀本部への根回しを頼む。
Dalbab : 了解です。
 お気をつけて……。
Yashtra : それからザルワン(Zalwan)
 お前、独り身だったな?
Zalwan : はい、隊長。
Yashtra : 伝令が必要だ。
 お前もいっしょに来い。
Zalwan : よろこんで。
Yashtra : ……さあ、
 今から楽しいピクニックの時間だ。
 弁当がないのが、少々残念だがな。
Najelith : ……はい。
 次は準備しておきます。
Yashtra : ははは……。





そして、ナジュリス達は金色のゾーホーズー率いる一行を監視しにワジャームの高台へ
目がいいナジュリスはすぐにトロール軍を発見するがどうも敵の様子がおかしい
まだ戦闘が始まっていないはずなのに殺気立っており、走り回っているのだという

Yashtra : どういうことだ?
 奴ら、このまま怒り全開で
 皇都まで突っ走るつもりか!?
Najelith : なんとかしてみます。
 たとえ、1人でも敵兵を……。
Yashtra : よせ。
 狙撃は一度でも
 位置を知られたらお終いだ。
 お前もわかっているだろう。
Najelith : ……?
Najelith : あれは……


次の瞬間、ナジュリスは信じられない光景を目にする





Najelith : ライアーフ!?




Najelith : ああ……
 安全な皇都にいたはずなのに
 どうしてあんな所に……!
Najelith : ……ど、どうすれば、
 わたし……。
Yashtra : ナジュリス!
 なにをしている?
 ゾーホーズーだ、撃て!
Najelith : でも……でも……
 このままでは弟に……
 ライアーフに!!
Yashtra : くそっ、
 あいつはなにをしている!?


どうしてライアーフがトロール達に追われているのか
しかし、恐らく金色のゾーホーズー達を怒らせてしまったのは彼のようだった
このままでは皇都が危ない…ここでナジュリスがゾーホーズーを討たなくてはいけないが、逃げ惑うライアーフに矢が当たってしまうかもしれない
ためらうナジュリスに、上官は…

Yashtra : ……そうか。
 では……
Yashtra : 弟を狙え。



Najelith : !!
Yashtra : そうすればゾーホーズーは
 怒りの矛先を向ける相手を手に入れ、
 いったんはハルブーンに戻るだろう……。
Yashtra : 皇都の市壁を
 修復する時間ぐらいは
 稼げるかもしれん……。
Najelith : ……そんなッ!!
Yashtra : いいか、よく聞け。
 お前の強弓でしか、ヤツの甲冑は射抜けん。
Yashtra : だから、撃ってくれ。
 その矢はどちらに当たっても、
 皇都のためになる……。
Yashtra : 撃つしかないんだ。
 ナジュリス!!




このままでは多くの命が犠牲になる
一人が犠牲になることでそれが防げるならそうするしかないと
ナジュリスはゆっくりと矢をつがえる
しかし…

Najelith : …………。
Najelith : ……撃てない!
 私には、私には撃てません!!



Yashtra : ナジュリス!


ナジュリスが手放した弓が地面に転がる…




Najelith : できません……。


多くの民衆の命か、最愛の弟の命か
一人の姉にはあまりにも酷な選択だった…





Ryaaf : 姉さん……ボク……。
Ryaaf : 自信があったんだ。
Ryaaf : 情報屋から
 トロールの秘密の抜け道を
 教えてもらって……。
Ryaaf : そこで待ち伏せれば、
 敵も油断してるだろうし
 敵将の首を簡単にとれるだろうって……。

Ryaaf : それに、これは
 皇都を救うことにもなるって……。
Ryaaf : そうしたら、
 そうしたら、ボクは姉さんに……。
Ryaaf : ……なのに、まさか
 あんなに強いヤツだったなんて……。
Ryaaf : まさか、あんな……
Najelith : ……。


焼かれた街を前に呆然と立ち尽くす弟に、ナジュリスは無言のまま歩み寄る
そして…







Yabeesha : ねえねえ、聞いた?
Azahma : ……え、ええ。
Yabeesha : ひどい話よねぇ。
 どれだけの人が、
 彼女のせいで犠牲になったことか……。
Wayaati : 怖気づいて
 敵将を見逃したあげく、
 皇都に敵を誘導してしまっただなんて。
Yabeesha : 天才射手が聞いて呆れるわ。
 あたしだったら、
 顔を隠して歩いてるわね。



Wayaati : さ~て、どうなることやら。
 よくて国外追放……う~ん
 悪ければ、縛り首ってとこかしらね。



Yashtra : ……ナジュリス。
 将軍は軍規に厳格な御方だ。
 このままでは厳しい処分を免れぬぞ。
Yashtra : 私からも口添えしよう。
 もう一度、考えなおせ。
Najelith : …………。
Yashtra : そうか……
 だが、何故そう死を急ぐ?
 あれは、公式には任務中ではなかったのだ。
Najelith : ……隊長、感謝します。
 しかし、私の犯した罪はあまりにも重く、
 それを消すことも忘れることもできません……。
Yashtra : お前の弟は……
 ライアーフはどうするのだ?
 もうすぐ、禁固刑を解かれるのだぞ。
Najelith : 弟にも、いずれ私の決断が
 わかる日が来ることでしょう……。
Yashtra : ……ナジュリス
 ……お前は……。
Najelith : 第11弓兵小隊
 ナジュリス射手
 出頭いたしました……。


ナジュリスは、死罪を覚悟しているようだった




General : ナジュリスよ。
 まず、聖皇さまに宣誓するのだ。
 真実のみを語る、と……。
Najelith : ……はい、誓います。
General : よろしい。
 さて、お前の報告だが要約すると……
General : 手柄がほしくて
 敵将を狙撃せんと、
 休暇中に勝手に出動した。



General : 途中で追いつき、
 止めに入ったヤシュトラ中隊長の命令を無視。
 敵将に矢を放ったものの、討ちもらした。
General : しかも、
 そのまま皇都に逃げ帰り、結果的に
 敵軍を皇都に招き寄せてしまった……。
General : 相違ないか?
Najelith : すべて、報告のとおりです。


真実を隠し、全ての罪を自分のものとして上申書を提出したナジュリス
将軍ルガジーンを前にしてもその主張は変わらないようだった
しかし



General : ふざけるな!
 私を愚弄する気か!!
Najelith : ……いえ、
 そのようなつもりは……。
General : ヤシュトラ中隊長、
 ダルハブ副隊長、ザルワン伝令兵。
General : そして……
 ライアーフ偵察兵。
Najelith : !!
Rughadjeen : お前以外は
 みな報告内容に矛盾がない。
 しかも、だいぶ中身が違うようだが
 ……どういうことだ?
Rughadjeen : 彼らは
 虚偽の報告を
 私にしたというのか?
Najelith : いえ、それは……。


功を焦って敵に攻撃を仕掛け、挙げ句皇都に呼び寄せてしまった弟の罪は重い
だからその罪も背負おうとした
しかしライアーフは自分の過ちを正直に告白したのだ
真実のみを話す誓いを破ったナジュリスに、激昂するルガジーン

Rughadjeen : お前の
 しでかしたことも
 さることながら……
Rughadjeen : 聖皇さまへの
 宣誓を破ったことは許せぬ。
 そこになおれ!
Najelith : はい……。



Rughadjeen : ……最後に
 なにか言い残すことはあるか?
Najelith : …………。
Najelith : ……畏れながら……。

Najelith : ……私は
 大切な家族を守るためと信じて
 ただ弓の道に邁進して参りました……。
Najelith : だから、今でも
 わからないのです……
Najelith : あのとき、
 弟の命を顧みず、矢を放つべきだったと
 私が本気で、そう考えているのか……。
Najelith : もし再び、
 同じ状況が起きたとしても
 矢を放つことができるのか……。
Rughadjeen : ……自信がないのか?
Najelith : ……はい。



Najelith : 私の弓は
 何の役にも立たなかった……
 誰も守ることができなかった……。
Najelith : 街の人々も……
 たった1人の弟さえも……!
Najelith : 私が、
 もっと強くあったなら……
Najelith : もっと
 力量が高く
 弓の狙いが正確であったなら……。




涙をこらえきれず、ナジュリスは思わず顔を覆う

Rughadjeen : …………。
Najelith : 私は……
 私は断罪されるべきです……。



Rughadjeen : ……話は済んだな。
Rughadjeen : 肉親の情にほだされ
 結果として、市民の
 犠牲を招いた罪、許しがたい。
Rughadjeen : ナジュリス・タイラ。



Rughadjeen : お前を斬首に処す。
Rughadjeen : そこに直れ……。



Najelith : …………。


目を閉じ、その時を待つナジュリス
しかしルガジーンが振り下ろした剣が叩き斬ったのは…



Najelith : !?

Rughadjeen : 本日、
 ナジュリス・タイラは
 軍規違反により処刑された。
Najelith : ……?
Rughadjeen : また、本日付で
 天蛇将直轄の特務隊隊長として
 ナジュリス・パレビアを任命する。




Najelith : ……ど、
 どういうことでしょう?
Rughadjeen : ……お前は
 己の弓が正確でなかったことを
 悔いていると言ったな。
Najelith : ……はい。
Rughadjeen : 自惚れるな!
Rughadjeen : ……お前に
 足りなかったのは、決断する勇気。
 それだけだ。
Najelith : !!

Rughadjeen : 真の勇気とは
 己の大切なものを
 失う可能性を背負いつつも……
Rughadjeen : 大義のため、
 それに打ち克とうとする心。
Rughadjeen : ナジュリス。
 常に激戦と共にある
 私の旗下で苦悶し、己に打ち克て。
Rughadjeen : その姿勢を
 見せることこそが、唯一
 お前の弟を本当に救う方法となるだろう。



Najelith : !!



Rughadjeen : そして、贖罪せよ。
 此度の戦で犠牲になった人々を
 超える数の命、これから守ってみせるのだ。
Rughadjeen : ……この新たなる弓で。

Najelith : ……御意。



Najelith : ……たとえ、弦切れ
 この身千々に散ろうとも
 必ずや、贖罪を成し遂げてみせます。



Najelith : ……これで
 私のお話はおしまい。



Najelith : ……あなたの
 手にしているそれ……
 あのとき放てずに、ここに置き去った
 私の矢なのです……。

Najelith : ですが、
 風蛇将になった今でも
 私の贖罪は、終わってはいません。
Najelith : いいえ、きっと
 永久に終わることはないでしょう……。
Najelith : でも、昔のように
 くよくよと迷うことは少なくなりました。
 少しは勇気が身についたのかもしれません。



Najelith : 五蛇将のみな、
 心強い傭兵たち……
Najelith : きっと一緒に
 戦ってくれている
 勇気ある仲間がいるからですね。
Najelith : あなたのような……。
Najelith : ……そうだ。
 あなた、名前を聞かせてくださる?

Najelith : 私の話に
 長々とお付き合いいただき、
 ありがとうございました。
Najelith : 少々気に病むことがあり
 ここを訪れたのですが、
 おかげで心が晴れました。
Najelith : これからも
 勇気を合わせ
 共に戦って参りましょうね。




という事で風蛇将ナジュリスのクエ「風纏う弓」クリアです
思っていたよりシビアな話で驚きました
五蛇将クエはまだ2つ目ですが、中身が濃いですね!
この調子で他のクエも進めていきます



Najelith : あら、
 Roardさん。
 あなたが参戦してくれるなら頼もしいわ。
Najelith : いっしょに
 力の限り、がんばりましょうね!



さてこの日最後の五蛇将クエは…



Zazarg : もしも、ここが戦場になったら、
 できるだけ、オレの後ろで戦うことだ。
 何事も、命あってのモノダネだぞ。
Zazarg : ガハハハハハッ!


皆の兄貴、土蛇将ザザーグです

【後編】につづく
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