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  • 2024-11-26

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  • 2012-10-10

今日はSS57枚(撮った数は300枚

アトルガンミッション、イベ長すぎてまとめるのに時間が掛かって最新の記事が書けないんだがww
イベントのアングルが良いからSSも選ぶのが大変だしn



この日はソロでベベルギア取り
始めはシ/忍で無常付けてやってたんですが、トレハンが実感出来なかったので結局さくさく倒すべく忍/シでやってました
ダイアストレート避けるの楽しいけど、倒してベベルギアが出てこなかったら飽きるn


=== Area: Bastok Mines ===



で、14日目のチョコボちゃん
生き生き状態も続いていて、特に変化はなし
そろそろ子チョコボになるということで、色が気になるな…今度は何色になるんだろう


さて、アトルガンミッションです

=== Area: Aht Urhgan Whitegate ===

Abquhbah : まだかなぁ~。
Abquhbah : ……。
Abquhbah : まだまだなのかなぁ~。
Abquhbah : ……ハァ~。
 (まだまだまだに、違いないです。)



Abquhbah : あっ。
 Roardさん、いいところに!
Abquhbah : Roardさんからも
 社長に、急がれるよう言ってください。
Abquhbah : このままじゃ、大使のご到着に
 間に合わなくなります。ふひー!


何でも、この日はアルザビにウィンダスから遣わされた特命全権大使がやってくるのだという
アブクーバ曰く、到着した大使にいち早く社長の顔を見せておいて心証を良くしなければ…との事なのだが

Naja Salaheem : へぇ~!
Naja Salaheem : あんたも、
 ちょっとばかし営業ってヤツが
 わかってきたようじゃないか。んん?
Naja Salaheem : あたいは、てっきり
 ウィンダスに行ってるイブワム(Ibwam)からの
 手紙にあった、カーディアンとやらを
 見たいだけか……なんて、思っちまったよぉ?
Abquhbah : ち、ちがいますよっ。
 あんなの、我が国のオートマトン
 特にメネジン(Mnejing)さまと比べれば、
 月とカプルンバァですからっ!

※カプルンバァ…近東の湖沼に生息する鈍重なカメ。 すっぽんに似ている。
Naja Salaheem : ……めねじんさま?
Naja Salaheem : ああ、あのネジの外れた
 アヴゼン人形とやらの片割れかい?
 「無能の傀儡師」をお供に連れた……



Abquhbah : わわわわわっ……
 シーッ! 不滅隊に聞かれでもしたら
 どうするんです?
Abquhbah : メネジンさまとアヴゼンさまは、
 前聖皇さまご夫妻のお人形で
 あらせられるんですよ?
Abquhbah : それに、無手の傀儡師さまは……
Abquhbah : あっ、待ってください!
 置いてかないでほしいですー。



一方、マウラからの船着き場では頭を抱えるタルタルの姿があった
皇国調査の為にウィンダスからアルザビに潜り込んでいた、ロディンコミディンである

Rodin-Comidin : 情報が少ないことに
 痺れを切らして、御自らいらっしゃるのだとしたら
 じ、自分の首はいったい……。
Rodin-Comidin : !


そこに船から降りてきたのは一体のカーディアン
そしてその隣には…



Rodin-Comidin : シャントっ……
 じゃなくて、カラババ(Karababa)さまぁ!



Karababa : 認めたくはありませんことね。
 このような粗忽者を任命した
 わたくしの過ちを……。


どこかで聞いたような気がする台詞もそこそこに、出迎えとして待っていた不滅隊のアミナフ達を見据えるカラババ
するとロディンコミディンが何かに気付く

Rodin-Comidin : ……!
Rodin-Comidin : シャンっ……
Rodin-Comidin : じゃなくて、カラババ様。
 くだんの冒険者があそこに……。



King of Hearts : イッタ★ハズ ダ★ナ?
 ココ★ハ テキ★チ ダ★ト。
 クチ★ヲ ト★ジロ。
Karababa : ふふん……。
Karababa : いいですこと?
 これは情報戦。今はその戦場の只中に
 いること、忘れてもらっては困りますわ。
Rodin-Comidin : ……は、はい。





Amnaf : ようこそ、アトルガンへ……。
Amnaf : 聖皇陛下が皇宮でお待ちです。
 カラババさま……、こちらへ。
Karababa : ずいぶんと
 ものものしい警備ですことね?
Amnaf : 恐れ入ります……。
Karababa : わたくしの警護のためかしら?
Karababa : それとも、まさか
 わたくしを警戒なさってのことですかしらね?
Amnaf : 左様なことは決して……。
Mnejing : ……控えよ。

Karababa : あら。
 今なにか、おっしゃりまして?


それは皇宮のオートマトン、メネジンだった



King of Hearts : コイ★ツ
 コワレテ★イル ノ★カ?
Mnejing : ……控えよ、と
 述べたまで……。
King of Hearts : フフ★フフフ……
 ヤハ★リ コショウ★カ。
King of Hearts : ショ★セン タマシイ★ナキ
 ニンギョウ ワレ★ワレ カーディアン★トハ
 クラブ★ベクモ ナイ★ナ。
King of Hearts : ヨシ★ヨシ……
 モ★ウ イチ★ド チャン★ト
 アイ★サツ シテ★ミロ?
Mnejing : ……面倒なことだ。
 ご免こうむる……。


そして挑発しあうメネジンとキングオブハーツ
しかしメネジンの様子がだんだんおかしくなりだして…

King of Hearts : オ★マエ ノ
 カイキュウ★ヲ ホウコク★セヨ。
Mnejing : ……なんと申した?
King of Hearts : ン★ン……?
 2★カ? 3★カ? ソレ★トモ
 ジャック★カナ? ……フフ★フ。
Mnejing : ……な!?
Mnejing : ……そなたは、わらわを
 何と心得……


固まってしまった



King of Hearts : ……ン★ン?
 ツイ★ニ ホンカク★テキ ニ
 コワ★レタ ノカ?
Karababa : ……。
Mnejing : ………………。



Aphmau : わらわを!?
Aphmau : …………。
Aphmau : どうしよう、どうしよう、
 どうしよう、どうしよう、どうしよう?
Aphmau : このままじゃ
 また、丞相に怒られちゃう……。




皇宮でこの様子を見ていたのは、無手の傀儡師アフマウだった
予想もしない事態に泣き出すアフマウだが…

Ovjang : ……ドウシタ?
 イツモ、いッテルダロウ?
 なイテタッテ……
Aphmau : 何も、解決しない……?
Aphmau : えぇ、そうね。
 わたくしが何とかしなきゃ。
 だって……だって……
Aphmau : ……メネジンが、聖皇さまの
 「真似事」をしてしまったんだもの。

Aphmau : アヴゼン、おねがい。
 なんとかメネジンを起こして
 あげてちょうだい。
Ovjang : フゥ、ヤレヤレ……。
 ショウガナイゾ、マッタク……!



Karababa : オホホホ!
 ずいぶんと興味深い趣向ですこと。
Karababa : おたくのカーディアンもどきには、
 よくあることですかしら?
Amnaf : いえ、そのようなことは……。
Karababa : 我が国の優秀な
 カーディアンには、このような不具合
 まず起こりませんわ!
Mnejing : ……無礼者!



King of Hearts : !?
King of Hearts : キュウ★ニ トツ★ゼン
 ドウカ★シマシタ デス★カ?
 ワケ★ガ ワ★カリ マ★セーン!
King of Hearts : クレ★イジー ナ
 デク デ★ース!!
Mnejing : ……もうよい。下がれ。
King of Hearts : コレ★イジョウ
 ドコ★へ サガ★レト イ★ウノ デス★カ?
King of Hearts : サガ★ッテ イ★ッタラ
 イズ★レ ウミ★ニ オチ★テ シマイ
 マー★ス!





Aphmau : んもうっ!
Aphmau : でも、なんとか話は
 逸らせたかしら……。
Ovjang : ソンナことヨリモ
 ムカッぱらガ、タッタゾ。
Ovjang : アノヨウなヒレイ、
 ゆるしてハおけヌゾ。あふまうヨ。
Aphmau : ……。
 うん。そうかも……。
Aphmau : でも、アヴゼン。
 あのお人形と、カラババとやらは
 丞相の、大切なお客さまなのよ?
Ovjang : ……ツンツーン!
Aphmau : ……もうっ。


馬鹿にされて悔しくないのか?というアヴゼンに、平気だと答えるアフマウ
しかし心の内はそうではないようで、足をもじもじさせたまま落ち着かない
そこでアヴゼンから提案が



Ovjang : イイコト
 おもイツイチャッタ♪
Aphmau : 良いこと……?
Ovjang : あふまうヨ。
Ovjang : こしょこしょこしょこしょ……。



King of Hearts : オー★ノー!
 クチ★デハ カテ★ナーイ
 ナラ★バ コ★ブシ デース★カー?




突然メネジンはカーディアンに攻撃を仕掛けたのだ



King of Hearts : カラババ★サマ
 コレ★ハ アキラカ★ニ
 セイトウ★ボウエイ デス★ネー?
King of Hearts : ダイ★3シュ
 ヘイ★ソウ ドンキ★ノ シヨウ★ヲ
 キョカ★シテ クダ★サーイ。
Karababa : ……オーホホホホ。
 これも余興のひとつのようですわ。
 存分に楽しませていただきなさいな。




しかし結果はカーディアン、キングオブハーツの圧勝
ハートの第二位に位置するキングの名は伊達ではなかったのである
事の顛末を黙って見ていた不滅隊のアミナフはここでカラババを皇宮へ案内しようとするが、突然カラババは甘い物を食べに茶屋に行きたいと言い出す

Amnaf : それは……困ります……。
Karababa : ……あらあらまぁまぁ。
 一国の大使であるわたくしに
 人形をけしかけるなど、本来なら
 国際問題に発展しかねぬ事態。
Karababa : その深~い心の傷を
 甘いもので癒して、忘れようというのに
 何か不都合でもございますかしら?
King of Hearts : ツカレ★タ トキ★ニハ
 スィーツ★デース。
Amnaf : ……承知致しました。


悠々とその場を後にするカラババ
去り際に、動かなくなったメネジンを見やると…

Karababa : (このカーディアンは、航海中
 体内の星の実が湿気って、少々オツムの
 機能が落ちておりますのに……。)
Karababa : (からくり人形とやら、
 底が知れましたわね。)
Karababa : オーホホホホホホ!!






なんとなく気まずい空気が漂う中、アフマウはアヴゼンの帽子を無言で押し込むと一旦姿を消す
そして

Ovjang : ……。
Ovjang : ……。
Ovjang : ……。
Ovjang : ……!
Aphmau : ……起きた?
 アヴゼン。
Ovjang : あふまうヨ……ドウシテ……
 ドウシテアノときニ……
Ovjang : めねじんハ
 なにモ、いエナカッタノカ……。
Aphmau : ……ごめんね。
Aphmau : でも……
 見て見て! アヴゼン。



Aphmau : ほらほら♪
Aphmau : マウ、表着に
 着替えてみたのよ!
Ovjang : ナニ、おもてぎ?
Aphmau : クスッ。
Ovjang : オオオ!?
 そ、それハ、あかふくデハナイカ!

Aphmau : これを着てれば、誰も
 マウたちには気づかないんじゃなくって?
Ovjang : デハついニ、れいノけいかくヲ
 じっこうスルきニ、ナッタノダナ?
Aphmau : そうよー。
 今度こそは、ホントにホント。


先ほどの泣きそうになっていた姿はどこへやら、赤い表着に着替えて来たアフマウは何かを企んでいるようで…
わざとらしく眠くなったような振りをして、寝間に戻ると言いアヴゼンを連れて部屋を後にする



その後ろ姿を眺めながら、不滅隊のリシュフィーはため息をついていた


=== Area: Aht Urhgan Whitegate ===



Naja Salaheem : まっ。
 それなりに、おもしろいものが
 見られたじゃないか♪
Naja Salaheem : 東西お人形対決だなんて
 そうそうあるもんじゃないしネェ。
Naja Salaheem : さてと、問題は……
Naja Salaheem : どうやってあの大使に
 ヒョウタン人形なんかより、我が社の
 傭兵の方が優秀だってアピールするかだよ。


そして冒険者は、カラババが向かった茶屋シャララトへと向かう





Gessho : よもや、ういんだすが
 抜け駆けして、あとるがんと同盟を結ぶ
 という事態が起こり得るでござろうか?
Travialce : ゲッショー様。
 それは杞憂でございましょう。
Travialce : 我らアルタナの四国は
 決して友好的とは申せませぬが、
 あの苦しき大戦を共に戦った絆がございます。


そこには、茶を飲みながら話をするヤグードの僧ゲッショーとサンドリアの従騎士トラビアルスの姿があった
ゲッショーの誘いから冒険者も加わり、3人で情報交換をする事に



Gessho : なんと、
 いたわしいことでござろう……。
Gessho : 社の金庫から溢れてしまい
 白金塊百個に換えたと、もっぱら噂の
 大量の金貨。
Gessho : それが、よもや御主の報酬を
 横取りしたものでござったとは……。


同じサラヒム・センチネルに入社させられた社員として、冒険者が受けてきた仕打ちに嘆くゲッショー
と、ここでトラビアルスが退席し、話題はゲッショーが見てきた蛮族達の話に



ゲッショーは、マムージャ達に捕まりマムークへと連行されてしまった時の話を語る
そこでゲッショーはもはやこれまでと覚悟したそうだが…

Gessho : 御白洲にて取り調べを行った
 まむうじゃ四天王がひとり、賢哲王の
 もらあじゃ殿は、拙者の手足を見るや……
Gessho : 「古き鱗の友よ。
 汝は我らが同胞なり」と、拙者を
 解放したばかりか……なんと!
 自宅に招いてくださったのでござる。
Gessho : 腹を割って話してみれば
 もらあじゃ殿は、拙者同様に国を憂える
 まことにできた御仁にござった。

Gessho : 中でも興味深かったのは
 魔笛についての見解でござった。
Gessho : もらあじゃ殿は、
 皇国の喧伝している魔笛の役割は
 偽りであり、おそらくは軍事的な利用法が
 別にあると睨んでいたのでござる。
Gessho : それが確立せし時、恐ろしき災厄が
 まむうくにもたらされるは必定……
Gessho : 故に単に魔笛のもたらす益の
 ためならず、皇国の目的抑止のためにも
 まむうじゃは魔笛を手にせねばならぬ、と。
Gessho : その根拠についてまでは
 さすがに言葉を濁らせられたが、
 まむうじゃの大義、拙者にも痛いほど
 伝わり申した。


残りの魔笛を探し求める、皇国の真の狙いとは何なのか…
このまま皇国の言われるがままに行動していていいのだろうかと、悩むゲッショー
すると突然、ゲッショーが何かに気付いた

Gessho : ぬ……殺気!



そして次の瞬間には強烈なサンダーを食らい、何が起きたのかも分からないまま倒れてしまうゲッショー



??? : オーホホホホ!
??? : 街のド真ん中でヤグードが
 茶をすすっていたように見えましたけれど……
Karababa : わたくしの気のせいでしたようね?




それは茶屋シャラトトに甘い物を食べに来た、シャン…カラババだった
一度は姿を隠すも、キングオブハーツに見つかってしまう冒険者
カラババには冒険者を取って食うつもりはないようなのだが、それとは別に用事があるようで

Karababa : ……そこで、あなた。
 代わりに、わたくしの現地ガイドになる
 というのはいかがですこと?
Karababa : よござんす!
 では、さっそくオプションツアーを
 希望させていただきますわ。




エジワ蘿洞にある遺跡を見学に行きたいのだというカラババ
そこにあるオルドゥーム文明の遺跡にある、雷の力を応用した器具について興味があると何やら夢中で語り出す
そのカラババの背後には2つの人影が…

Ovjang : ソレニシテモ、
 コノ、かぐワシイ、よイにおイ……。
Aphmau : ……あのときは
 おなかを壊すからって
 マウたちは何ひとつ、味見すら
 させてもらえなかったけれど……。
Ovjang : ウム。でも、あふまうハ
 こっそりヘルバスをひとつ、くちニおシこんデ
 おこられてたケド、ナー。
Karababa : オーホホホホ!
Ovjang : いまノハ……。
Aphmau : もしかして……。



Karababa : オホホ、豊かな薫り。
 このコーヒーとやらは、ほわ~と
 疲れが癒されますことね。
King of Hearts : カラババ★サマ ノ★タメ
 トク★ベツ ニ サイ★コウキュウ
 マメ★ヲ ヒカ★セマシタ。
Karababa : そのくらいは当然ですわ。
 それにしても、このシュトラッチとやらも……
Karababa : んまあ!
 甘くて柔らかくて……口でとろけて……
Karababa : オホホホホホホ!



Aphmau : やっぱり……!
Ovjang : ウム。コウシテ、まぢかニ
 めニスルト、アノときノくやシサガ、
 ふつふつトわイテクル……
Aphmau : そんなことより!
 マウの目の前で……マウよりも先に……
 あのようなスィーツをいただいてる
 なんて……
Aphmau : マウだって……
 この国で生まれたマウだって……
 食べたことないのに……許せない!!
Aphmau : マウ、いま決めた!
 一生、アイツだけは許さないことにするわ。
Ovjang : ソウダナ、それニツイテハ
 おおイニ、さんせいスルゾ。

Ovjang : ン? あれハ……
Ovjang : あふまうヨ!
 みぎぜんぽう、おくヲ、みヨ!
Aphmau : ……?



Aphmau : !!
Aphmau : 山猫の傭兵……!
Ovjang : タシカ、アイツノ
 なまえハ、Roardダッタナ。
Aphmau : うん。
 マウも、ちゃんと覚えてる。
Aphmau : 悪い魔法の国の大使と
 山猫の傭兵……どういうことなの?

Aphmau : あぁもう……
Aphmau : あの大使ってば
 何を山猫の傭兵に話してるのかしら?
Aphmau : マウに、ちっともわかんなーい。
 ……ここにいたんじゃ
 聞こえてこないんだもの!
Ovjang : マタ、アイツニあエテ
 うれシイナ!
Aphmau : もーう!
 いつまでも見てないの!




そこで、話を盗み聞きする為に大使達に近付こうと言い出すアフマウ
作戦はあるようで、不滅隊の押収物保管庫から取ってきたサイレントオイルを使う

Aphmau : 行くわよー。
Ovjang : ガッテーン♪




そして彼らがいる天幕の上に張り付くアフマウとアヴゼン

Karababa : ……ですから、
 わたくしの計算では神経伝達中枢繊維に
 弱い雷を流すことで、カーディアンの
 反応速度は……
Karababa : 従来の3倍にまで
 高めることができるハズですの。
Karababa : そのためには、オルドゥームの遺物に
 ときどき残っているという雷の絶縁体の
 分析が早道ですのよ。
Aphmau : (ふーん……。
 オルドゥームに興味があるんだぁ……。)



Ovjang : (ウ、ウム。
 ヌヌヌヌヌヌヌ……!)
Ovjang : (あ、あふまうヨ……。)
Aphmau : (なぁに?)
Ovjang : (コ、コノたいせいハ……
 ながクハ、もタナイゾ?)
Aphmau : (わかってるってば♪)



Aphmau : (あの悪い魔法の国の大使は、
 山猫のRoardと一緒に
 遺跡に出かけるみたいね……。)
Aphmau : (どこに行くのかしら?)
Ovjang : (ウ、ウム。
 ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ……!)
Karababa : ……というわけで
 現地ガイドさん。そろそろ、わたくしを
 「エジワ蘿洞」までご案内いただけるかしら?
Karababa : もちろん、
 ここまで話を聞いた以上「行かない」という
 選択肢はございませんことよ。
Aphmau : (……マウも、エジワ蘿洞に
 行こうかなー……。)

Karababa : ……まぁ、遺跡には
 宝狙いの獣人も出没するようですから
 わたくしのような、か弱い文官には
 少々恐ろしくはありますけれども。
Aphmau : !?
Aphmau : (あいつ……
 Roardを脅して
 こき使おうだなんて……)
Aphmau : (……なんて、ひどいの!)



Aphmau : (Roardは
 マウの傭兵よ。こき使っていいのは……)
Aphmau : (マウだけだもん!)


こうして、カラババと冒険者よりも先にエジワ蘿洞へ向かい、カラババが探していると見られるお宝を探すアフマウ達だったのだが…


=== Area: Aydeewa Subterrane ===



Ovjang : サクサクサクサク……!
Ovjang : サクサクサクサクサクサク……!
Aphmau : がーんばってー♪
Ovjang : サクサクサクサク……!
Aphmau : どーんどん、掘ってー!
Aphmau : ごー、ごー♪

Ovjang : あふまうヨ、みツケタゾ!
Aphmau : ほんとう!?
 見せて、見せて。
Ovjang : コノ、
 かたつむりノようナもの、
 ……おるどぅーむノ、おたからカ?




その様子を遠くから監視している、不穏な影が…

Wawaroon : うっかっかかかぁー!
 こちら、プンプンネッタワーク。
 メンバー、にじうよん。
 ワワルン(Wawaroon)ね。
Wawaroon : ……ひみつのおたからを
 はっけーんネ!! どぞ。



そしてキキルン達が迫っているとも知らず、掘り当てた謎の遺物が何なのか考えるアフマウとアヴゼン

Aphmau : マウ、見覚えがあるわ。
 えぇっと……どこでだったかな?
Aphmau : うーん……。
Ovjang : ウウーン。
Ovjang : ウウウーン?
Ovjang : !
Aphmau : ……封魔堂!?
Ovjang : ダガ、あふまうヨ。
 よクみテミルト、まてきトハ
 かたちガ、ずいぶんトちがウようダゾ。
Aphmau : ……ほんとね。
Aphmau : ……って、
 アヴゼンったらあたり前じゃない。
Aphmau : こんなとこに
 魔笛が、あるわけないもの。
Aphmau : きっとこれ、魔笛のマネをして
 作った出来損ないに違いないわ。
Ovjang : ソウカ?
 ……ダガ、コッチノほうガ
 ふるソウニ、みエルゾ?
Aphmau : ……でも、
 どっちだっていいわ。これが
 ほんとの魔笛じゃなくてよかった。
Ovjang : ソウナノカ?
Aphmau : だってマウは別に……
Aphmau : 魔笛なんて、ほんとは……。


と、ここで2人はようやく自分達が狙われている事に気が付く



Aphmau : !
Ovjang : アレは、
 ききるん……の……
Ovjang : ……わるイほうノヤツ!
Aphmau : アヴゼン、こっちよ!
Ovjang : あふまうヨ!
 おイかケテ、きタゾ!!

Wawaroon : おっほっほーぅ。
 かわゆい、かわゆい、おにんぎょ~う!
Wawaroon : うっかっかぁー。
 かわゆい、かわゆい、おんなのこ~!
Vavaroon : おまいたち、
 ワワルンのあにきの、いうこと
 きかないと、アンラキー!



Vavaroon : おまいたち、みつけた
 ぐるぐるもよいのかけら、すべて
 ここに、おいてくけ!
Gogoroon : やっと、やっと、みつけた。
 ゴゴルン、うれしーい! よ?
Aphmau : な~に、なんなの?
 ぐるぐるぐるって?
Aphmau : マウ、よくわかんな~い。
Vavaroon : むむっ。こいつ
 しらんぴりしてるる、るるるよ!
Gogoroon : うそ、ついても
 ダメーなの! よ?
Aphmau : えぇっと……。
Ovjang : ……あふまうヨ、
 いイニクイガ、バレテルミタイダゾ?
Gogoroon : くふふふふ。
 どうするーの! よ?

Aphmau : マウ、ぜったいに渡さない!




一方、カラババと冒険者もエジワ蘿洞に到着していた
ウィンダスのホルトト遺跡には見劣りするが見事な遺跡だと感心するカラババ
その時キキルン達に囲まれていたアフマウ達も、身の危険を感じてそろそろ限界だった

Vavaroon : おまいたち、そろそろ
 かんなんするるる、るるるね!
Ovjang : あ、あふまうヨ。
 さすがニ、コノじょうきょうハ、ヤバイゾ。
Ovjang : ココハ、ひとツ
 だれゾ、たすケヲ、よブベキデハナイカ?
Aphmau : う、うん……。
Aphmau : (た……たすけて……。)
Ovjang : きこエないゾ。
Aphmau : 助けて……。
Ovjang : モット、おおキクダ!



Aphmau : 助けて!
 Roard!!!


Karababa : !!
Karababa : ……今、あのお嬢さんは
 何ておっしゃいましたこと?
King of Hearts : コイツ★ノ ナマ★エ ヲ
 ヨン★デ マ★シタ。




すぐさま駆けつけようとする冒険者
するとカラババは冒険者を呼び止める

Karababa : お待ちなさい!
Karababa : こういうときは……



Karababa : 一気に
 片をつけることですわ。


キキルン達の周りに強烈な雷が降り注ぐ
突然の魔法攻撃に慌てふためき、逃げ出すキキルン達
そして事態は収拾したかに見えたのだが…



King of Hearts : カラババ★サマ
 コチ★ラニ イラ★シテ クダ★サイ。
Karababa : ……あら、なんですの?
King of Hearts : コノ モノ★タチ
 ナニ★カ カク★シ モッテ★イル
 ヨー★デス。
Ovjang : ぜったいニ、ひみつダ!
Aphmau : そうよ。
 マウたちが見つけたんだから!
King of Hearts : カラババ★サマ ニ
 ナン★タル タイ★ド!
 グ★ノ コッ★チョー デー★ス!!!
Karababa : おだまり!
 キング・オブ・ハーツ。
 失礼ではございませんこと?
Karababa : はじめまして。
Karababa : それとも、また
 お目にかかりまして。……ですかしらね?
Aphmau : は、はじめましてよ!




とにかくカラババを許すつもりがないアフマウとアヴゼン
やはり理由は、メネジンがキングオブハーツにのされた事にあるようだが…

King of Hearts : コノ★クニ ニ★モ
 フ★リョウ デク★ガ
 ハイ★カイ シテ★マース カー?
Ovjang : オまえノようナものニ、
 ソノようニ、いワレルすじあいナド、ナイ。
Ovjang : ……ぶれいもの!
Karababa : 困りましたわね。
 こちらのお人形さんとは
 ちっとも、お話になりませんこと。
Aphmau : ……マウだって同じ気持ちよ!


と、アヴゼンは炎の魔法でキングオブハーツに攻撃を仕掛ける



Karababa : ……あらあら、
 仕方ないですわね。キングや、もう一度
 遊んで差し上げなさい。
Karababa : 今度のお人形は、
 魔法を少々使うようですけれど。
King of Hearts : フフ★フフフ……
 カラババ★サマ。
 ゴアン★シン クダサー★イ。



King of Hearts : ワタシ★ニモ
 オボエ★タテ ノ ヘビー★ナ
 マ★ジック アリ★マース!




Karababa : オホホホホ。
Karababa : キングや、
 少々やりすぎではありませんこと?
King of Hearts : フフ★フフフ……
 スミマ★セーン。


何から何まで桁違いなシャン…カラババのカーディアン、キングオブハーツ
魔法で起きた大爆発で、アフマウとアヴゼンは冒険者もろとも吹っ飛ばされてしまった



Karababa : おや、まぁ、
 わたくしの現地ガイドまで……。
King of Hearts : !
King of Hearts : カラババ★サマ
 レー★ノ ブツ★ヲ
 ハッ★ケン シマ★シタ!
Karababa : どれ、おかしなさいな。
Karababa : 絶縁体は……
Karababa : ……痕跡なら、
 残っているようですわね。

Karababa : みなさま!
 こちらは、どなたのものかしら?
King of Hearts : カラババ★サマ
 ゼン★イン シラナ★イ ソー★デース!
Karababa : ……あら、
 仕方ございませんわね。
Karababa : じゃあ、これはわたくしが
 いただいていきますことよ。
Karababa : オーホホホホホ!


目的の物を手に入れ、さっさと遺跡を後にするカラババとキングオブハーツ
しかしこの後、事態は予想だにしない展開を迎える



??? : 急ぐんです!
 ……大勢の人間の足音が聞こえます。
??? : ああ……
 我らも、気づいている。




姿を隠した何者かが、アヴゼンをさらっていってしまう…





しばらくして、そこに到着したのは宰相ラズファード率いる不滅隊だった

??? : ラズファード様!
??? : ご無事です!
 こちらに、おられました!!
Razfahd : …………。



Aphmau : にい……さま……?


一度は目を覚ましたものの、安心したのか再びアフマウは気を失ってしまった

Razfahd : 手のかかる……。
Razfahd : 引き上げるぞ。
Amnaf : お待ちください……。
Rishfee : 恐れながら、ラズファード様……
 あの者が、くだんの傭兵にございます。
Razfahd : 名は?



Amnaf : Roardです……。

Razfahd : いいか、Roard。
Razfahd : このこと他言無用。
 もし、口外すれば……



Razfahd : 命はない。
Razfahd : だが……



Razfahd : この者を助けたことは
 礼を言う。



遂に赤マウが登場しました
皇宮の白服アフマウと全然性格が違うんで、てっきり二重人格キャラかと…
しかしどうせなら社長じゃなくてアフマウにこき使われたいです、マジで!
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