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  • 2024-11-23

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  • 2013-01-02

大分シリアスになってきた過去ミッション-前編

※この記事はアルタナミッションの
「白い涙、黒い泪」から「宙の座」まで、
過去サンドクエの
「名誉の代償」、「不帰の道程」
のネタバレを含みます。




という事でちゃっちゃと過去ミッション「白い涙、黒い泪」の続きです


過去のジャグナーにケルヌンノスの球根を埋め、成長を見に現代のジャグナーへと戻ってきた冒険者とリリゼットだったが…

Lilisette : ……ヘンね、木がない……。
 球根が育たなかったのかしら?


と、次の瞬間リリゼットは突然何かに攻撃され気絶してしまう
冒険者が振り返ってみると



そこには樹人のモンスターが
ケルヌンノスの正体とはこれの事だったのだ




で、樹人NMとの戦闘です
特筆すべき特殊技もない、ちょっとHPが高いだけの樹人でs
一応ストンガとか撃ってきますがそんなに大したダメでもなく難なく撃破


そして冒険者が樹人を倒した頃にリリゼットが目を覚まし…

Lilisette : ……くぅ、いたたたた……。
Lilisette : はっ、Roard。
 ケルヌンノスの樹脂は……?

Lilisette : やったあ! ばっちりね!
 じゃあ、アモーラさんに届けにいきましょう!


=== Area: Southern San d'Oria ===

Amaura : ……ほら、薬ができたよ。
 持ってきな。
Amaura : どこの誰に使うんだか
 知らないが、助けておやり。
Lilisette : ありがとう!
 アモーラさん!


やっと薬を作ってもらえる事になったリリゼットだったが…

Amaura : ……リリゼット。
 前も言ったが、それは病気を治す薬じゃない。
Amaura : 症状と痛みを、一時的に
 軽減する役割しかない。ただの鎮静薬、
 気休めじゃ。勘違いしちゃいけないよ?



Lilisette : ……うん、
 わかってる……。
Amaura : あんたの父親は、どんな
 薬をもってしても治せなかったからね……。
Lilisette : ……。
Lilisette : さ、Roard。
 届けに行こう。

Amaura : ……ほほほ、あの泣き虫が
 なかなか立派になってねえ。
Amaura : 小さい頃は、ハーフだなんだって
 からかわれて、よくうちに
 真っ赤な顔して、駆け込んできたんじゃよ。
Amaura : 親を亡くしてからは
 ひとりで寂しそうにしててねえ。
 アタシがよく相手をしてやったもんさ。
Amaura : しかし……
Amaura : ……どうやら、友達を
 見つけたようじゃな。


そして冒険者とリリゼットは、ラジュリーズに薬を届けるため過去へ


=== Area: Southern San d'Oria [S] ===



Ragelise : ……お考え直しください。
 ナグモラーダ殿!
Nag'molada : ならん、既に、デスティン国王には
 ご報告申し上げたのだ。
Ragelise : しかし……!
 それでは民は納得せんでしょう?

Ragelise : Roard、
 お前も、連合軍のひとりとして、
 ここで、ナグモラーダ殿をお引きとめしてくれ。


冒険者達が部屋を訪れると、ラジュリーズとナグモラーダが何やら揉めているようだった
話を聞いてみると…

Ragelise : ……ナグモラーダ殿が
 ただならぬ報せを、お持ちになられた。
 なんでも、ジュノは、これから獣人軍に……
Nag'molada : 降伏する心づもりだ。
Ragelise : ……先よりジュノ周辺で
 繰り広げられている
 大規模な攻防、知ってるだろ?
Ragelise : 度重なる獣人軍の
 猛攻がすさまじくてな、抵抗を続けるも、
 兵力を消耗するばかり。
 もはや、これ以上は、保てねえんだと……。
Nag'molada : このまま徒に
 国力を削がれ続けるよりは、
 降伏を受け入れようという大公のご意思だ。
Ragelise : しかし……。
Nag'molada : ひいては、
 3国も、我々に続く準備をなされよ。


そこでラジュリーズは、ウィンダス・バストゥークを含めた三国からの派兵をジュノに送ると言いナグモラーダに考え直すよう訴える
そしてナグモラーダがジュノに戻り…

Ragelise : オレは、他国を回ったのち、
 ジュノに合流する予定だ。
Portia : で、でも。
 そのお体じゃあ……
Ragelise : 心配ない。
 支度をして、く……グゥッ……
Portia : ラジュリーズさま!
Ragelise : だ、大丈夫だ……
Portia : ……こんなお体では、
 長旅は無理です!



Ragelise : ダメだ。ボーレル卿にも、
 ご協力していただけることになったのだ。
 ここで行かずにどうする……
Lilisette : ……あ、あの。
Lilisette : ……これ!
 薬です。使ってください。それと……
Lilisette : わたしたちに、代わりに
 他国を回らせていただけませんか?
Ragelise : !?
Lilisette : Roardは、
 地理にも詳しいし……うってつけです。
 行かせてください!
Lilisette : ハルヴァー宰……じゃなくて
 ボーレル卿がご一緒してくださるなら、
 心配ないですよね?
Ragelise : ……。
Portia : ラジュリーズさま、
 大丈夫、ふたりならきっとできます。
 まかせましょう。
Ragelise : ……わかった。
 Roard、
 リリゼット。よろしく頼む……。
Lilisette : はい、おまかせください!


ラジュリーズの身を案じ、ここはリリゼットと冒険者で他国を回ることに
早速2人は、後にハルヴァー宰相と呼ばれる事になる、ボーレル卿の元へと向かい…

Lilisette : リリゼットでっす!
 よろしくお願いします!
Lilisette : こっちは、
 パートナーのRoard。
Lilisette : わたしたち、タッグを組んでいて
 先日は、ラヴォール村で、ドラゴンを
 ぎったんぎったんにしました!
Lilisette : 腕には、ちょっと自信があります!



Halver M Borel : ……う? うむ?
Halver M Borel : まあ、戦時下とあって、
 どこの騎士団も人手不足だからな。
 戦力は大歓迎だ。協力、感謝する。
Lilisette : はい。
 じゃあ、さっそく出発しましょう!


一行はまずバストゥークへと向かい…



Prien : ……よくぞいらした。
Prien : どうやら、
 ただならぬ要件のようだ。
 我が軍の将軍たちも同席させてくれ。
Halver M Borel : ええ、じつは……



Prien : ……ジュノが、降伏だと?
Prien : なんと……あの大公が
 そんな決断をするとは思えぬが……
Halver M Borel : ナグモラーダ殿は
 3国にも、あとに続けとおっしゃったが……
 我々としては、なんとしても
 そんな事態は避けたい。
Prien : 仰せのとおりだ。


しかしバストゥークの周辺も戦況は厳しく、他国に援軍を回せる状態ではないのだという

Prien : ……恥ずかしながら、我が軍の現状は
 このような有様だ。ボーレル卿。
Prien : 残念だが……
 お引き取りいただくしかなさそうだ。
Zazarg : ……第四共和軍団
 第7独立戦隊隊長、ザザーグ!

ソロムグ原野にヤグード教団軍の神殿騎士隊が出撃しました。
Maximilian Berger : なんだぁ、ザザーグ。
 てめえ、何勝手に入ってきてんだ?
Invincible Shield : 申し訳ない。
 私が呼んだのだ。第四共和軍団の
 代表として、な。




突然部屋に入って来たのは、共和軍の隊長の一人ザザーグだった

Zazarg : お偉いさん方の間に
 口出して、すいませんね。しかし、
 大方、話ぁ聞かせてもらいました。
Zazarg : 大統領、
 我々に、行かせちゃもらえませんかね。
Prien : ……。
Zazarg : 人員のことなら
 心配無用でさあ。最近、ウチには、若くて
 イキのいいのがたんまり入ってきましたんでね。

Lilisette : あ、ありがとうございます!
Zazarg : ガハハハハッ!!
 嬢ちゃん、
 礼には及ばねえよ。
Zazarg : 国なんざ関係ねえ。
 苦しんでる奴らがいたら、
 助けるのが仲間だ。だろ?
Lilisette : はいっ!




ジュノへの派兵については、ザザーグが申し出てくれた
冒険者達は、次はウィンダスへと向かうことに



Robel-Akbel : ……降伏、だと?
Halver M Borel : ナグモラーダ殿が
 おっしゃるには……。



Robel-Akbel : ……かねてより
 ジュノ周辺で激しい攻防が
 繰り広げられていたのは存じている。
Robel-Akbel : して、貴国はいか様に……?
Lilisette : サンドリア軍は……
 鉄鷹騎士団のラジュリーズさまは、
 デスティン王の命に従い、援軍に赴く
 準備を進めております。
Lilisette : ウィンダスにも
 協力をお願いしたく、
 遠路、こうして参上した次第……。
Robel-Akbel : ……妙だな。
Lehko Habhoka : 妙だね……
Lehko Habhoka : ジュノのナグモラーダといえば
 巧みな弁舌、そして秀でた交渉術を持つ
 策略家として知られてる。
Lehko Habhoka : そう易々と
 降伏を受け入れるとは、とても
 思えないけど……
Robel-Akbel : うむ、おそらくは……
Lilisette : お願いです!
 苦しいご内情はわかりますが、
 ジュノを、助けてあげてください……!

Robel-Akbel : ……レコ、現状の人員は?
Lehko Habhoka : ……魔導団を
 持ち場から外すことはできないけど、
 ミスラ傭兵団なら、この間増員したし、あるいは……。



Robel-Akbel : 了解した。
 他ならぬ、サンドリアの兄弟の頼みである。
Robel-Akbel : ボーレル卿、
 遠路、訪れた貴殿らの志に応え……
Robel-Akbel : 援軍の件、検討しよう。
Lilisette : ありがとうございます!
Robel-Akbel : 共に、戦おう。
 ジュノの……ひいては人の子の未来のために。


こうしてジュノへの三国の派兵が決まり
リリゼットと冒険者は、あまり城を離れていられないボーレル卿に代わってジュノへ降伏の
取り下げを直訴しに行くことに




ジュノの厳しい状況を目の当たりにしたリリゼットは…

Lilisette : ひどい……。


Brandolf : ……お待たせして申し訳ない。
 ナグモラーダ殿は、所用で出ておられる。
Brandolf : わたくしが代理で、要件を承ろう。
 ジュノ親衛隊隊長の、ブランドルフだ。
Lilisette : はい。
Brandolf : ジュノの周辺は
 ご覧になっただろう。
Brandolf : 醜態をさらすようで
 忍びないが……これが、現状だ。
Lilisette : ブランドルフさま、
 どうぞ、ご安心ください。
Lilisette : わたくし、さきほど
 ボーレル卿とともに他国を回り、
 援軍の要請を取り付けてきたところです。
Lilisette : 各国とも、早急にこちらへ
 軍を向かわせる手筈を進めております。
Lilisette : そのことを、
 ナグモラーダさまに……大公にお伝えいただき、
 どうか、降伏のお取り下げを!
Brandolf : ……お心遣い、
 感謝する。が……

Lilisette : ……ブランドルフさま?
Brandolf : 要らぬ世話だ。いずれ
 既に決定したこと、大公のご意思は変わらん。
Lilisette : ……?
Brandolf : まもなく、ジュノは陥落する。
 他国の者を巻き込むのは、本意ではない。
Lilisette : どうして……?
Brandolf : 悪いことは言わぬ、
 早々に立ち去られよ。
Lilisette : なんでよ!?
 そんなんでいいわけ!?



Lilisette : 最後まで、
 がんばってみたらいいじゃない! なに
 諦めてんのよ、あんたたち、バカじゃないの!?

Brandolf : ……我々とて!
Lilisette : !?
Brandolf : この剣折れるまで、
 戦い続ける所存であった。
 たとえ、味方が己一人となろうとも!
Brandolf : 最後の時まで
 立ちあがり続けるのが、ジュノ親衛隊の誇り、
 そして正義である、と。そう思っていた。
Lilisette : なら、一緒に……
Lilisette : 戦いましょうよ!
 サンドリア、それから
 バストゥーク、ウィンダスも、同じ気持ちなのよ?
Brandolf : ……。
Brandolf : ……リリゼット殿。それから
 Roard殿。
 命をかけることだけが、正義ではないのだ。


三国の派兵があっても降伏を取り下げることは出来ないというブランドルフ
そして追い打ちをかけるように、後から来たナグモラーダも降伏の調印式をこれから始めると伝える

Nag'molada : 娘、
 徒労であったな。
Lilisette : ……。
Nag'molada : せめて、
 ジュノという国の有終を、
 ともに見届けようではないか。



Lilisette : ……どうしよう。
 止められなかった……。
Lilisette : これじゃあ、
 本当に、ジュノが降伏しちゃう……。
Lilisette : どうしたらいいの?
 Roard……。


肩を落とすリリゼットだったが、時間を稼ごうという冒険者の言葉に元気づけられ、再びやる気を見せる
するとそこに、ジュノ親衛隊の兵の一人がやって来て…

Barnabas : ……お嬢さん。
Barnabas : わざわざ御足労いただいたのに、
 こんな結果になって、申し訳ない……。
Lilisette : いえっ!
Lilisette : わたしたち、地下へ行ってみます。
 どうなるかわからないけど、
 何かできるかもしれないし……。
Barnabas : そうですか……。
Barnabas : ジュノ地下への入口は
 バタリア丘陵の、防壁の上にある開き戸です。
Barnabas : それから、これが
 その扉をあけるカギ。
Lilisette : あ、ありがとう……!
Barnabas : 替えが必要になった時は、
 ここにいる、イルウィン(Irwyn)が
 予備を持っています。


そっとウィンクをしてみせる親衛隊のバーナバス
全ての兵が諦めた訳ではなかったのだ
これを見たリリゼットは、俄然やる気に燃えたようで…

Lilisette : よーし、Roard
 地下に乗り込んで、ひと暴れしてやりましょう。
Lilisette : おもしろくなってきたわ!
 フフ……フフフフフ………


そしてリリゼットと冒険者は、調印式が行われるという地下へ



Lilisette : ……いた! あそこ……!!
Lilisette : ……さ~あ、
 いっくわよ~!



Lilisette : ……え? 何をするつもりかって?
 決まってるじゃない。
Lilisette : 美しく!
Lilisette : 勇ましく!
Lilisette : 愛らしく!
Lilisette : リリゼットと
 Roard、
 ダブル・アクト・ステージのはじまりよ!

One-eyed Gwajboj : ……話がちがうようだ。
 カムラナート殿は如何致した?
Nag'molada : ……大公にこのような
 下賤な場所にお越しいただくわけにはいかない。
 私が、代理で執り行う。
One-eyed Gwajboj : 愚かな……
 最後の最後で悪あがきをするづもりか。
One-eyed Gwajboj : 兵は、引き際が肝心である。
 弁えよ、貴公らは、終わりを待つのみだ。
One-eyed Gwajboj : さあ、ごれに調印されよ……!




ナグモラーダに契約書を渡そうとするオーク達
だがその腕に、突如短剣が突き刺さる

One-eyed Gwajboj : 何奴ッ!?



飛びだしたリリゼットは舞うように次々とオーク兵を斬っていく
冒険者もそれに続き…



Lilisette : よっし! いいわよ!
 Roard、さっすが~!!
Lilisette : んぐっ……
Nag'molada : おとなしくしろ。
 殺されたいのか?




だがしかし、リリゼットがナグモラーダに捕らえられてしまう

One-eyed Gwajboj : ……クッ、
 何事か? この者共ッ!
Nag'molada : 面目ない。
 ネズミが紛れ込んだようだ。
Lilisette : 誰がネズミよっ! むぐっ……
Lilisette : 放してッ!
 はーなーしーてーーー!!


時間を稼ぐつもりだったがこのままでは調印が行われてしまう…
と、そこに何人もの人影が現れる

Ragelise : ……待たせたな。
Lilisette : ラジュリーズさま!



Ragelise : ……どこの勇者かと思えば
 オレのダチじゃねえか?
 それから、そっちの売れっ子は……
Mayakov : ウチの看板よッ!
 手荒に扱うと、あたくしがタダじゃおかなくてよ!



Lilisette : お師匠!!
Mayakov : リリゼット!
 まったく、帰ってこないと思ったら……
Mayakov : あとでお仕置きですからね!!



Lilisette : ご、ごめんなさ~い……!

Nag'molada : ……よく姿を現した。
 待っていたぞ、ラジュリーズ殿。
 降伏の準備はできたか?
Ragelise : ヘッ、ここまでの道中、
 どっさり敵が配置してあったんだが、
 これがジュノ式の歓迎なのかい?
Nag'molada : ははは、物足りなかったかな?
Ragelise : ……おめえ、
 いってえ何モンだ……?

One-eyed Gwajboj : たかが死に損ないの一隊と、
 踊り子風情とはいえ、心意気は見上げたものだ。
 敬意を表し、我らの歯牙に……
??? : ……ぐぬぁっ!!
One-eyed Gwajboj : なんだァッ!?
Romaa Mihgo : ……遅くなってすまないね。
 オークどもを掃除しながら来たもんだからさ!
Zazarg : へっ、準備運動にもなりゃしねえ。
 物足りねえなッ!
Gutrender Trooper : でめえッ……!
Gutrender Trooper : グワッジボッジ様、
 こいつら、「切裂き団」の名のもとに、
 木端微塵にしてやりましょうぜェッ!
Nag'molada : ……。
Rongelouts N Distaud : フン、豚は豚らしく、
 鳴き声を上げていればよい。
 断末魔の悲鳴をな!
Zazarg : ガハハハハハッ!
 よし、ひとつ、
 オレらが教育してやるか!




コブラ傭兵団のロマー・ミーゴと共和軍団のザザーグ、そして鉄羊騎士隊のロンジェルツも現れる

One-eyed Gwajboj : ……騎士道にのっとり、
 紳士的に事をなすつもりであったが、
 こうなっては仕方あるまい。
 少々荒っぽい方法で行ぐぞッ!
One-eyed Gwajboj : ……交渉、決裂ッ!!
One-eyed Gwajboj : ひとり残らず、
 引導を渡してやろうッ!!





その頃地上では、ジュノの周りを囲んでいた巨人達が街中へと攻め込んでくる

Lysander : ……始まったか。
Barnabas : 何が起きてるんだ? いったい……?

Brandolf : あの者たちが
 暴れているのだろう。
Brandolf : ……バーナバス、お前、
 地下へのカギを渡したな?
Barnabas : さて、何のことやら?
Barnabas : ブランドルフ様こそ、保管庫から
 カギがなくなっていたら、すぐ気付くでしょうに、
 どうして放っておかれたのです?



Brandolf : ……ふ。
 こうなった以上、もはや引けん。
 私も、意固地で諦めが悪いジュノの一兵、だ。
Brandolf : 剣を抜けッ!
Brandolf : 敵の矢も刃も砲台も、
 恐るるに足らん! まとめて斬り伏せてやれ!
Brandolf : ジュノの民は
 何者にも屈しない! 行くぞっ……!!
Elpido-Copido : ……援護します!
 ウィンダス連邦、
 巨蟹魔導団のエルピドコピドです。
Elpido-Copido : さきほど、我が国の傭兵も
 地下へ向かいました。あと少し、こらえれば、
 きっと、活路を開けます……!
Brandolf : 御助力、感謝する!
Brandolf : 皆の者!
 各国の兄弟たちに
 恥ずかしくないジュノの武勇、見せてやろうぞ!!




Ragelise : ……始まったな。
 さぁて、こっちも褌締めて行くぜ……!



Lilisette : Roard……!
Lilisette : がんばって!
 途中で倒れたりしたら、許さないからね!





BF戦「ジュノ、擾乱」です
雑魚が多めの戦闘とあって、一体一体の強さはありません
戦闘開始してからは自分の近くにはロンジェルツ隊長と部下2人がいるだけだったんですが
他のNPC達はどこに…
って



ザザーグが力尽きた……

兄貴ーーー!!



で、最後はボスのグワッジボッジとナイト対決
しばらく戦っていると、自力でヤグードを破ったらしいロマー・ミーゴも合流
ここのBFは回復なしでもいけました
一体一体がかなり弱め


そして地下の獣人軍を殲滅した冒険者達は…

Ragelise : ……終わった、か……?
Lilisette : Roard……!
Lilisette : 大丈夫だった?
 どこもケガしてない……?
Rongelouts N Distaud : 笑止!
 我が隊の者は
 これしきのこと、朝飯前である!
Lilisette : ふふふ、そうね……!
Nag'molada : ……はははは。
 さても威勢の良い。感心感心。
Lilisette : ……!



Ragelise : 出過ぎた真似をしたが……
 これで降伏は白紙、ってことで頼むぜ。
Nag'molada : ……。
Lilisette : ナグモラーダ……さま……?
Nag'molada : その、飾り……
 やはり、そうなのか……?
Lilisette : ……?
Nag'molada : ……まあ良い。ジュノ攻防戦は、
 ただのとば口……
Nag'molada : また、お目にかかろうぞ……


そう言うと姿を消すナグモラーダ
だがその反対側の方向からもうひとつの人影が…

Nag'molada : ……お前たち、ここで
 何をしている?
Ragelise : なにっ!?
Nag'molada : 各国を回ったら
 既に援軍を派兵した後と聞き、急ぎ
 帰国したが……まさか本当にこんな有様とは……
Lilisette : え、あれ? じゃあ、今の……
Lilisette : まさか……
Ragelise : あいつかッ……!


後から現れたもう一人のナグモラーダ
彼はジュノへの援軍を要請する為に三国を回っていたのだという
ならあの降伏の準備を進めていた方のナグモラーダは…



Zazarg : ……しかし、こりゃあ、
 ひでえな……。
Rongelouts N Distaud : 転進したといったが……
 いったいどういうことだ?


地上へと戻ってきた冒険者達
街は破壊され、犠牲者も多く出てしまったようだった
そこに、ジュノ大公カムラナートが姿を見せる



Kam'lanaut : ……諸君!
Kam'lanaut : ……激しく、辛い、攻防であった。
Kam'lanaut : 敵は、夜の帳とともに訪れ、
 その猛攻の前では……
Kam'lanaut : 城も壁も、あまりに脆い。
 ひとつ、またひとつと
 夜明けを待たず崩れ落ちていった……
Kam'lanaut : ……しかし!
Kam'lanaut : どんな牙も、どんな刃も、
 我々の誇りと勇気だけは、
 打ち砕くことはできなかったのだ!
Kam'lanaut : 喜べ! 敵は我々の
 雄姿の前に、立ち去った!
Kam'lanaut : 今日、いまこの時こそ、ジュノ、
 そして連合軍が、歴史に名を刻む瞬間であろう!
Kam'lanaut : 皆みな、大義であった!
 人の子の勝利である!
Kam'lanaut : 我々は、
 この戦に、勝利したのだ!



Zazarg : ……勝利、だと?
 この惨状でか……?
Romaa Mihgo : とてもそんな
 有様じゃあないけどね……。
Rongelouts N Distaud : 何を考えてるんだ?
 ジュノ大公とやら……
Lilisette : ……。



Cait Sith Naoi : ……目論見どおり
 獣人軍は転進したみたいね。
Cait Sith Naoi : タブナジアへ……
Cait Sith Sia : これで……どおにか
 チョージリはあったのです……?



Cait Sith Tri : でも……でも……。
 オフクとダァーがぁ……アイツラに……
 ぐすっ……
Cait Sith Aon : 目的達成のタメ……
 仕方ナイのだ……
Cait Sith Aon : 肝心なのは、
 生き残るコトではない。
 プロジェクトを完遂するコト……。
Cait Sith Tri : ……でも……ぐすっ。
Cait Sith Naoi : ……。
Cait Sith Naoi : 他のみなさん、
 どうしたのかしらン? ちょっと、遅いわね……
Cait Sith Naoi : 来ないってことは……
 何かあったのかしらン……?

Cait Sith Sia : ……あ、あたし
 もちょっと、みんなまってみうです。
 サキに、いっててくなさい。
Cait Sith Naoi : わかったわ。
Cait Sith Naoi : (でも……不思議ね。
 あの場所、どうして奴らにバレたのかしらン……?)


そしてケット・シー・シアを残し、次の場所へと移動する他のケット・シー達
それからしばらくして…

Cait Sith Sia : ……あ、おそかったよう。
 まってたん……
Cait Sith Sia : !!!
Aquila : ……3匹目~、っと……
Nag'molada : ……3匹目?
 残りはどうした?
Aquila : あわわわわ、
 ちがうちがう、えっと、え~っと……


石にされ、消滅するケット・シー・シア
現れたのは仲間のケット・シーではなく、アクウィラとオドレール扮するナグモラーダだった

Aquila : ……ごめ~ん。
 他のは逃がしちゃいました~……
Nag'molada : …………。



Haudrale : 何故、報告しない……?
Aquila : あああぁぁ、ごめん、ごめんって~!
 怒らないで~!!
Haudrale : 黙りな。
Haudrale : リリスさまにご報告するか……
 それとも、責任をとるか?
Aquila : やだぁーーーーーー!!
Aquila : ごめん~! ごめんなさい~!
 いい子にするからぁっ!
 許して、それだけは……



Haudrale : ……仕方ない。
 情報はまた、「彼」から得るとしよう。
Haudrale : ……次はないと思え。
Aquila : ……ぐすん。
 あい……。

Aquila : そういえばさ、ネコたちを捕まえた時に
 また、変なヤツらに会ったよ?
Aquila : ほら、エルヴァーンのさ、
 僕のガラリグを倒した、アイツ!
 それから、耳の長い女の子……。
Aquila : ねえ、あの子ってさ~……
Haudrale : うむ……
Aquila : この時代にいるってことはさ……
Haudrale : おそらく……
Aquila : ……やっぱり、僕ら以外にも?
 な~んか、うまく進まないから、
 ヘンだと思ってたんだよねぇ~。
Haudrale : ……しかし、どのみち
 いてはならぬ存在だ。
Aquila : ふ~ん。
 そっかぁ……かわいそ。
Haudrale : ともかく、
 我々は玉体の確保を急ぎ……
Haudrale : あの小うるさい、ケット・シーどもを
 始末せねば……。
Aquila : は~い。
Haudrale : ……時間だ。
 お迎えにあがるぞ。






アトモスの中から降りてきたのは…



その女性を、オドレールとアクウィラはうやうやしく膝をついて出迎える

Haudrale : ……お待ち申し上げておりました。
Haudrale : ……他の者は、
 各地に出向いております。
 万事ぬかりなき故……。







という事でアルタナミッションはここで一旦ストップです
ここからは再び過去サンドのクエを進めます
「名誉の代償」です


=== Area: Southern San d'Oria [S] ===

その日、冒険者がロロンの元を訪れると…

Rholont : 北ヨシ! 東ヨシ!
 敵影ナシ! いやあ、一城の主って
 案外、大変なもんですね。
Rholont : でも、今日は
 団長もシラヌスもマシェーグも出動中だし
 我輩がしっかり護らないと!
Rholont : そうだ、Roardどの。
 城主である我輩の顔に免じて
 ひとつ協力してほしいのであります。
Rholont : えーと……
 いまから言う3つのモノを
 探してきてほしいのであります。




3つのだいじ、「メープルの樹液」「特製ビスケット」「王都の地下水」を集めます
メープルはまさかり持って来て東ロンフォのLogging Pointをコンコンやります
まさかりは過去サンドでもモグハ前のゴブリンが売っているので大丈夫ですね
特製ビスケットはロロンの真後ろの木、王都の地下水はビスティヨのそばにある井戸を調べてゲット

Rholont : えーと……樹液にビスケット
 ……そして井戸水でありますね。
 たしかに受け取ったであります。
Rholont : できた!
 特製ビスケットサンドの
 出来上がりであります。
Rholont : ん? なぜ
 こんなものを作ってるのか
 知りたいでありますか?
Rholont : 実はいま、団長たち
 鷲獅子騎士団は、鉄羊騎士隊との
 重要な作戦会議に臨むため
 ジャグナー森林にて待機中なのであります。


外に出ているラーアル達がお腹を空かせないよう、これを持って行ってほしいとのこと
冒険者は特製ビスケットサンドを持ってジャグナーへ


=== Area: Jugner Forest [S] ===

Dissaud : ……しかし、驚いたな。
 まさか軍議の最中に、オーク軍が
 本陣に奇襲をかけてくるなんて。
Rahal : 静かにしててください。
 ……これでよし、と。はい、もう
 だいじょうぶです。血は止まりました。
Dissaud : ありがとう。
 これで歩けそうだ。助かったよ。

Cyranuce : 団長。敵はまた来るぞ。
 いまのうちに、腹に何か入れておこう。
Cyranuce : マシェーグ!
 サックから乾パンを出してくれ。
Machegue : それが……
 兄じゃ、ごめん。さっきの戦闘で
 どこかに落としちゃったみたい……。
Cyranuce : ええっ、なんだって!?
Machegue : あっ!
Machegue : 団長!
 Roardが来たよ!




冒険者が持って来たビスケットサンドに大喜びする鷲獅子騎士団の少年達
それからしばらくして…

Rahal : 銅鑼の音が止んだ……
 ようやく敵も諦めたらしいな。
Cyranuce : やれやれ
 今回は、ロロンの機転と
 Roardの骨折りに救われたな。
Machegue : ほんとほんと。
 あのビスケットサンドのおかげで
 兄じゃの逃げ足もアップしてたしね。
Cyranuce : こら~ッ!


と、ここで少年達はある人影を見つける

Cyranuce : おい団長、見ろ!
 あのオーク……
Rahal : あれは……
 見間違うもんか!
 ゾッグボッグだ。



Machegue : ど、どうしよう?
Cyranuce : どうしようって、
 おれら、あいつには借りがある。
 仇を討つに決まってんだろ。
Cyranuce : な? 団長!
Rahal : ああ。
 だけど、後をつけるだけだ。
 あいつが今度は何を企んでるか知りたい。
Machegue : いいのかな~?
 隊長に断らなくて……
Machegue : あ、待ってよ。
 団長! 兄じゃ~!



Zogbog : 『ほほう。
 ずいぶんと調子のよさそうな戦車だな。
 貴様が整備したのか?』
Rivetpounder Mekglok : 『へ、へぇ。
 おら、わっかのついたもんが
 昔から好きでして……。』
Zogbog : 『ふふふ!
 気に入ったぞ。そうだ。
 貴様にいいものをくれてやろう。』
Rivetpounder Mekglok : 『なんだべ、この石?
 ……いんや、ただの石でねぇべな。
 こいつぁ、人ん手でこさえられたもんだ。』



Zogbog : 『ふふふ、やはり
 よい目をしている。図星だ!
 この絵図もくれてやろう。』
Rivetpounder Mekglok : ……。
Rivetpounder Mekglok : 『だ、旦那!
 こ、こいつぁ……』
Zogbog : 『静かに。誰か来たようだ。
 礼は要らぬが、誰にも口外するな。
 完成を楽しみにしているぞ……』

Zogbog : 『これはこれは
 ドッグヴデッグ様。お待ち申しておりました。
 このゾッグボッグ。耳寄りなお話を持って……』
Kingslayer Doggvdegg : 『黙れ!
 敗軍の将が兵を語りおって。
 どうせ、また件の与太話であろうが?』
Zogbog : 『お、お察しのとおりで。』
Zogbog : 『まもなくなのです。
 まもなくタブナジアは、アルタナの子らの
 姦計により、大陸と分断されるのです。』
Zogbog : 『その前に
 せめて我が軍団の主力部隊だけでも
 かの地から撤退させねばなりません!』
Kingslayer Doggvdegg : 『……
 ゾッグボッグよ。』


ゾッグボッグが指揮を執ったガルレージュ攻略作戦が失敗し、そして今回のジャグナーでの奇襲も失敗した
ドッグヴデッグの信用を失いかけていたゾッグボッグだったが、更にこれらの失敗を不確定要因のせいだと言い訳してしまい…

Kingslayer Doggvdegg : 『聞く耳持たぬ!
 そうだ。うぬもタブナジアに行くがよい!』
Zogbog : 『タ、タブナジアへ!?』
Zogbog : 『な、何とぞ!
 何とぞ、それだけはご容赦を……。』
Kingslayer Doggvdegg : 『くどいわ!』
Kingslayer Doggvdegg : 『それとも、
 未来が見えるはずのうぬが予測をくつがえす結末を
 たったいま、我が剣で与えてやろうか!?』



Zogbog : 『お待ちください!
 一言! せめて最期に一言!
 私めの辞世と思い、お聞きください。』
Kingslayer Doggvdegg : 『うぬが話には
 聞く耳持たぬと言ったな?』
Zogbog : 『タ、タブナジアの
 城壁についての献策でございます!』


あわやドッグヴデッグに斬り捨てられそうになったところを、策があると言って何とか逃れるゾッグボッグ
この一部始終を陰から見ていた少年達と冒険者は…

Machegue : ねぇ、団長。秘策って?
 やつら、ブンカール浦で
 いったい何するつもりなんだろう?
Cyranuce : すぐ戻ろう、ラーアル!
 おれたちの手に負える話じゃない。
 戻って、ヒゲおやじに報告しよう。
Rahal : ……二手に分かれる。
Rahal : マシェーグ。
 本隊と合流。その後、王都に戻り
 この件を騎士団長にも報告してほしい。
Machegue : 了解! 任せてよ!
Rahal : シラヌス、
 Roard、
 ブンカール浦に行こう。
Rahal : ゾッグボッグのやつが
 何を企んでるか、見極めるんだ!






そしてブンカールへとやってきたラーアル達だったが…

Rahal : ……この足跡も違う。
Rahal : くそっ、ゾッグボッグめ!
 いったい、どこに消えたんだ?
 あの数の軍勢を見失うなんて……。
Cyranuce : そうだ。
 迷った時はこうしろって、
 うちのジイちゃんが……。


地面に耳をつけて様子をうかがうシラヌス
するとある重い音に気が付く
ラーアルはそれを砦を築いている音だと推理し、さらに探索を進める事に

Cyranuce : ……あれ?
 さっきとは違う音が……
Cyranuce : !!
 こ、こっちに近づいてくる!!
Machegue : 兄じゃ!
Cyranuce : わっ!
Cyranuce : なんだ、マシェーグかよ。
 びっくりさせんなよ!



Rahal : 早かったね。
 報告は済んだのかい?
Machegue : もちろん!
 で、ゾッグボッグは?
Rahal : それが、見失ってしまって。
 ここんとこ、ずっと地面とにらめっこさ。


と、そこに何かがやってくる
慌てて身を隠す少年達だったが…


Zogbog : 『よーし、止まれぃ!!』
Kingslayer Doggvdegg : 『驚いたぞ。
 うぬが、恐獣ベヒーモスを
 御する技を持っていようとはな。』



Zogbog : 『グフフ。
 ベヒーモスの突進を持ってすれば
 タブナジアの壁など紙の如きもの。』
Zogbog : 『あと3頭、
 いえ、2頭も捕獲すれば
 タブナジアは陥落したも同然でしょう。』


と、ゾッグボッグ達の前にオークの斥候が現れる
パシュハウ沼で、サンドリアの赤鹿騎士隊と思われる一隊を見たというが…

Zogbog : 『くそっ!
 よりによって、耳長の騎士隊でも
 最強クラスじゃないか。』
Zogbog : 『万一、交戦ともなれば
 コイツが暴走する危険性も……』
Zogbog : 『おい、お前!
 パシュハウ沼へ先行し、
 カメの情報の真偽を確かめてこい!』



Machegue : 赤鹿の紋章って……。
Rahal : 間違いない。
 エグセニミルの父上、アルフォニミル様の隊だ。
 でも、なんでパシュハウ沼なんかに……?
Cyranuce : 推理はあとだ。
 早く王都の騎士団本部に戻って
 ベヒーモスのことを知らせないと!


ラーアルは、マシェーグとシラヌスにパシュハウ沼の赤鹿騎士隊にこの事を知らせるよう指示する
自身は王都に戻って騎士団長に援軍を要請すると言うが…
ここで少年達はオーク達に気付かれてしまう

Zogbog : そこにいるのは誰だ!?
Rahal : !!
Rahal : みんな、ずらかるぞ!
Zogbog : また、あのガキどもだな?
 逃がすな! 追え! 追え!





で、オークNMのMadthrasher Zradboddとの戦闘です
ご覧の通り青魔道士ですがこの戦闘で1回敗退しています
というのも、よく調べもせずにバーサーカーダンスの発動を許してしまい、ほぼ無詠唱の黒魔法を次々と食らって回復が間に合わず、戦闘不能に
前回の戦闘があれだから甘く見てたぜ…!



で、2回戦目は召喚士でリベンジ
本当にさっきのと同じNMか!?ってぐらい楽勝で倒しました
ペットつええ;


そしてオークを退けた冒険者は、マシェーグとシラヌスが向かったであろうパシュハウ沼へ

=== Area: Pashhow Marshlands [S] ===

Excenmille : ……えっ!?
 ……Roard?
 Roardじゃないか!
Jayramus : なんだ、小僧の知り合いか。



Excenmille : いったい
 どうしてここに!?
 ラーアルたちは元気なのか?
Alphonimile : 落ち着け、エグセニミル。
Alphonimile : 久しくお目にかかる
 Roardどの。
Alphonimile : かような場所に
 足を運ばれるからには
 それなりの理由があるとお見受けしたが?


そこでアルフォニミルに、ベヒーモスの存在を知らせる冒険者
アルフォニミル達にも衝撃が走るが…

Jayramus : 隊長、どうします?
Alphonimile : この場所を敵に知られた以上
 いずれにしろ、早急に隊を移動させねば……。
 そして、そのベヒーモスも始末せねばなるまい。
Excenmille : 隊長、その前に
 捜索隊を出してください!
 オレらが移動してしまったら、ラーアルたちは
 この沼地をさ迷うことになってしまう!
Jayramus : 小僧、バカも休み休み言え!
 お友だちのかくれんぼにつき合わせて
 俺たち赤鹿騎士を壊滅させる気か?
Excenmille : なにッ!?
Alphonimile : エグセニミルッ!!
 ジェラムスの言うとおりだ。
Alphonimile : それに、見ろ!
 お前の友人なら、間に合ったようだぞ。

Excenmille : シラヌス!
 マシェーグ!
Cyranuce : ……エグセニミル!
Excenmille : マシェーグ?
 ……怪我をしているのか?



Cyranuce : ああ、ここに来る途中
 木陰に座り込んでるのを
 見つけたんだけど、こいつ……。
Machegue : ま、待って……兄じゃ。
 僕、急いで隊長に伝えなきゃならない
 大切なことがあるんだ……。
Machegue : アルフォニミル様。
 ぼ、僕、聞いちゃったんだ……
 オークの斥候たちが話してたのを……。
Machegue : ベヒーモスは
 こ、ここパシュハウ沼じゃなくて
 ジャグナー森林を経由させるって……。
Alphonimile : ……ジャグナーだと!?
Jayramus : なるほど。
 敵の目的はあくまで輸送。
 我々との無用な戦闘を避けたんでしょうな。


伝え終わると、ゆっくり地面に寝転がるマシェーグ

Cyranuce : おい!!
 マシェーグ! しっかりしろ!
Excenmille : ……マシェーグ!
 お前、ひどい出血じゃないか!
Machegue : ヘ……ヘヘヘ……
 実はヘマしちゃって……
 その斥候に見つかっちゃったんだ。
Machegue : ぼく、必死で逃げたんだけど
 い、1本だけ、矢が当たっちゃったみたい。
Excenmille : マシェーグ
 もういい、話すな!
 いま、水を持ってきてやるからな。
Machegue : だ、団長……行かないで!
Excenmille : なんだ?



Machegue : ごめん……ね
 見送りに行かなくて……。
Excenmille : なんだ、そんなこと。
 ぜんぜん気にしてねぇよ。
Machegue : ねぇ……
 僕、役に立てた……かな……?
Cyranuce : 当たり前だ。
 お前はもう立派な騎士だ。
Machegue : ふふっ、ありがとう……
 あんちゃん……。
Cyranuce : バカ、マシェーグ。
 だからおれのことは「兄じゃ」って
 呼べって……。



Cyranuce : おい……マシェーグ!?



Cyranuce : そ、そんな……ウソだろ?
Cyranuce : マシェーグ!
 目を開けてこっちを見ろ!
 おれのこと兄じゃって呼んでみろよ!
Cyranuce : エグセニミル!
 アルフォニミル隊長、助けてよ!
 マシェーグが、マシェーグが……!
Excenmille : ……。

Cyranuce : そ、そんな……
Cyranuce : う……
Cyranuce : うわぁあぁあぁぁあぁぁーーーー!!!





Excenmille : Roard。
Excenmille : これ、親父がお前にって。
Excenmille : それと、
 ひとつ頼みがあるんだ。



Excenmille : 王都に戻って
 ラーアルの無事を
 確認してきてほしいんだ。
Excenmille : あいつのことだから
 だいじょうぶだとは思うけど……。
Excenmille : ……シラヌスのことなら
 心配するな。まだ、しばらく隊は
 出発の準備でここにいるし、それに……
Excenmille : ……。
Excenmille : ラーアルのこと頼んだぞ。


遂に少年達の中から犠牲者が出てしまった…
エグセニミルに頼まれ、冒険者はラーアルの無事を確認する為にサンドリアへと戻る


=== Area: Southern San d'Oria [S] ===

Rahal : Roard!
Rahal : 無事だったんだね。
 心配してたんだ。
Rahal : 戻ってきたってことは
 やっぱり、赤鹿騎士隊がパシュハウ沼に
 って情報は、オークの勘違いだったんだね?
Rholont : あれ~? そういえば
 シラヌスとマシェーグは?
 いっしょじゃないんでありますか?


そこで冒険者は、あの場で起こった事を全てラーアル達に話す…



Rahal : な、なんだって……?
Rholont : マ、マシェーグが……
Bistillot : ……。
Rholont : う、嘘でありますよね!?
 Roardどの!
Rahal : 信じられない……。

Rahal : ……
 Roard。
Rahal : パシュハウ沼へ……
 マシェーグのいる所へ案内してくれ。
 ぼくは……ぼくは団長として……。
Rongelouts N Distaud : ミジンコども!
 しけた面そろえて、どこへ行くつもりだ?
Rahal : !!




そこに現れたのは、鉄羊騎士隊のロンジェルツだった

Rahal : 急いでるんです。
 ……通してください。
Rongelouts N Distaud : ……部下を
 死なせたそうだな。
Rahal : なに!?
Rongelouts N Distaud : おい。捕まえろ。
Rahal : な、なにするんだ!
 離せっ! 離せよっ!!



Rongelouts N Distaud : 連れていけ。
Rholont : ラ、ラーアル団長!


なおも抵抗するラーアルだったが、ロンジェルツに気絶させられてしまい連行される
ロンジェルツは冒険者の前に来ると…

Rongelouts N Distaud : ガルレージュ防衛戦の
 折は世話になった。
Rongelouts N Distaud : 赤鹿騎士隊が
 パシュハウ沼に転進している。
 そう言っていたな?
Rongelouts N Distaud : すまんが、この書状を
 隊長のアルフォニミルに届けてもらいたい。
Rongelouts N Distaud : 我が古き戦友に
 どうしても伝えねばならぬことがある。
Rongelouts N Distaud : 頼んだぞ。



=== Area: Pashhow Marshlands [S] ===

Excenmille : 隊長! いえ、父上!
 マシェーグが命に代えて
 届けてくれた貴重な情報です。
Excenmille : 一刻も早く
 ジャグナーに行き
 ベヒーモスを討ちましょう!
Alphonimile : 何度も言わせるな
 エグセニミル! 事情が変わったのだ。



Alphonimile : 昨夜、着いた
 伝令の話はもうしたな?
Alphonimile : 彼女の情報によれば
 最近、とてつもなく巨大な攻城塔が
 タブナジアの城門前に出現したそうだ。
Alphonimile : もはや一刻の猶予もなるまい。
 前回は重厚な敵包囲軍に阻まれ
 転進を余儀なくされたが……
Alphonimile : 此度こそ、我ら赤鹿騎士隊が
 城門前に突入して軍旗をはためかせ
 かの国3万の民の一条の光明たらねばならんのだ。
Excenmille : それは、わかってる!
 わかってるんだ! けど……


そこに、冒険者がやってくる
ラーアルが無事だった事を聞き、とりあえずはほっとするエグセニミルだったが…
冒険者はアルフォニミルに、ロンジェルツからの手紙を渡す

Alphonimile : なに?
 ロンジェルツからの書状だと?
Alphonimile : あいつがペンをとるとは……
 珍しいこともあるものだ。

Alphonimile : 待て!
 エグセニミル、どこへ行く?



Excenmille : ……マシェーグの死を
 無駄にするわけにはいきません。
Jayramus : おい、エグセニミル!
 貴様も、騎士のつもりなら
 隊規を守り、勝手な行動は慎んだらどうだ?
Alphonimile : ……命令違反は厳罰に処す。
 覚悟の上か?
Excenmille : 父上……
 昔、オレに言ったよな?
 騎士とは、己の信念を貫く者のことだって。
Excenmille : ……オレ、行きます!


そう言うとエグセニミルは陣を飛びだして行き…

Jayramus : やれやれ……。
 とんだ、じゃじゃ馬だ。
 ガレッタさまにそっくりですなぁ。
Alphonimile : ……ジェラムス。
Jayramus : 御意……。
Jayramus : ハッ!
Cyranuce : おれらも行こう。
 Roard。
 マシェーグのためにも、
 エグセニミルに協力するんだ。


エグセニミルを追って出て行ったジェラムスの後に、冒険者とシラヌスも続く


=== Area: Jugner Forest [S] ===

Cyranuce : (! Roard……
 こっちこっち!)
Cyranuce : (ほら見て、あそこ。
 間違いない、ゾッグボッグだ。
 エグセニミルより先に、見つけちゃったよ。)

Zogbog : 『さぁ、これで4頭目だ。』
Zogbog : 『先に送った3頭と違って
 こいつは若獣。少々小ぶりだが気性は荒い。
 グフ。タブナジアのやつら、腰を抜かすぞ。』
Zogbog : 『ん? どうした?』
Zogbog : 『グフフ……なるほど。
 この状態でも、獲物の臭いを
 嗅ぎつけるとは、げに恐ろしき獣よ。』
Zogbog : 『おい、貴様。
 ちょっと耳貸せ……。』




と、魔道士のオークに向かって突然転送魔法でベヒーモスと自分達をタブナジアに送るよう命令するゾッグボッグ
転送魔法が発動し、魔法陣の向こうに消えていくゾッグボッグらだったが…
それを追いかけてエグセニミルが飛びだして来る

Jayramus : 待て、エグセニミル!
 そいつは罠だ!
Jayramus : しまった……遅かったか。
Cyranuce : ジェラムスさん!
 ……いまのは?
Jayramus : くそっ、移送魔法の光だ……
 しかも、超短距離の……あんな巨獣に
 本格的な転送魔法が効くわけないからな。



Jayramus : ん?
 おいガキ、なにしてる?
 遊んでる場合か?
Cyranuce : シ~ッ!
 聞こえるんだ……
 獣の咆哮……複数の人間の足音……。
Jayramus : そうか、わかったぞ!
 やつら、この真下……
Jayramus : ジャグナーの
 地下に広がる、紫根の洞窟に
 移動しやがったんだ!


ゾッグボッグらとエグセニミルを追い、ジェラムスと冒険者達も地下へ




Cyranuce : 地下に
 こんな洞窟があったなんて……。
Jayramus : あいにく
 ゆっくりガイドしている時間はない。
 さっさとエグセニミルの小僧を探しだすぞ。



その頃エグセニミルは、ゾッグボッグと対峙していた



Excenmille : ぐ……くそっ、来るなら来い!
 オレは騎士だ! 豪胆アルフォニミルの息子だ!
 ベヒーモスなんかで、びびるかよっ!

Zogbog : 息子だと?
 そうだ。オレサマとて人の子。父がいた。
 母もいた。そして幼い弟たちも……。
Zogbog : だが、ある日、突然
 村に侵入してきた侵略者の手にかかり
 全員、石の世界へと旅だったのだ……。

Excenmille : そんな話、
 オレになんの関係がある?
 さっさとかかってこいよ!
Zogbog : 関係だと?
 今はないが、関係するのだ。
 貴様は、貴様は「未来」の仇なのだから……
Excenmille : 未来の仇だ!?
 訳わかんねぇぞ。
Zogbog : いずれ、わかる……。
Excenmille : ふんっ!
 仇ってんなら、お前がそうだろ?
 オレの母上を殺したのが、お前ら
 禿鷲軍団だってことは、調べがついてんだ!
Zogbog : !!
Zogbog : グフ……
 グハハハハハッ!
 皮肉にも、貴様とオレサマは仇同士というわけか?
Zogbog : ならば
 互いに遠慮は無用だな。
Zogbog : 行け!
 ベヒーモスよ。
Zogbog : その大足で
 小僧の未来ごと
 踏み潰してやるのだっ!



Cyranuce : エグセニミル!
Jayramus : おい、坊主ども!
 再会を喜ぶのは助かってからにしろや!
 来るぞッ!!!





という事でBF「不帰の道程」です
TA+エンサンダーによる削りと、ウォークライ込みの衝撃波…これを耐えるのはちとしんどいかも?と思ったので確実に倒すべく召喚で
召喚獣は雷に耐性があるラムウでも良かったのですが、維持費杖によるリキャ短縮で少しでも戦闘時間を短くしようと、ガルーダでやりました
あとはぽこぽこプレデタークローで蹴りながら離れて観戦
再召喚は2回でした




そしてベヒーモスを破った冒険者達だったが…

Zogbog : 『ば、バカな……
 ベヒーモスが……恐獣ベヒーモスが……
 たったこれだけの兵士と小僧にやられただと?』
Zogbog : チクショウ!!



Excenmille : あ、待ちやがれ!
Jayramus : 待て、エグセニミル!
 深追いは……
Jayramus : ええいっ!
 どこまでも世話の焼ける!


ジェラムスと冒険者達は、エグセニミルを追い…


中編につづく
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